魂が 溶けるような
美女だったんです
魂が 溶けるような
美女だったんです
いやなんですよ
あれと おれが
まるで関係ないなんて
おれが すきなのに
あれは なにも
知らないなんて
いやだったんですよ
おれたち
女しか
ないんです
なんも しないから
いたいこと
えらいこと
なんもしないからあ
女だったら
なんとかしてくれるんです
おれたちに
なんでもやってくれるんです
おれたち
なんでもやったんです
相手にされねえのが
いやだからって
男の 奴隷にならねえと
許さねえって
女 馬鹿にするために
なんでもやったんですよお
だって
女が いなくなったら
もうおれ おわりなんですよお
どうにかしてくれえ
なんもできない
なんもできない
こんなやつにかぎって
ばかみたいに
女にすがりつく
いつまでも いつまでも
すがりついて
はなれねえもんだから
しかたなく
女が折れて
なんとかしてくれてたの
でも それも
だめんなったのよお
女が 死ぬの
死んで いなくなるの
魂が 溶けるような
きれいな女が
みんないっちまう
おれだけで
ひとりぼっちで
おれだけで
だれもいない
さみしい
さみしい
さ み し い
えらい えらい
つらい つらい
くる し い
い や だああああああああ
だれか
どうにかしてくれえええ