昔、ミクシィにせっせと落語鑑賞記を書いていたことがありました。
ミクシィの日記だと、ジャンルごとにまとめられないこともあり、こちらに転記してみます。
古いものもあるので、ここに書かれていることは、現在の印象とは違っているかもしれませんが、まあ、そこはお許しを願って・・・。
8月22日、三田・仏教伝道センターで行われた「三田落語会」の夜席に行ってきました。
以下は演者、ネタとワタクシの拙い感想。
それとおことわり。
ワタクシ、メモをとってはおりましたが、前列のほうにいたため噺家さんに配慮し、噺の途中で書くことはせず、一席ずつ噺が終わってから思い出し思い出しし、メモをとりました。
このため、噺の一字一句を違わずお伝えする、というよりは「まあ、こんな感じのことを言っていました」という感じで書いています。どうぞご了承ください。
①柳家小んぶ 開口一番 「寿限無」
パンチパーマ、なんとなくその筋の方とも思える風貌(失礼)。
噺は「寿限無」でした。
教わる師匠によるのでしょう。出てくる寿限無の名前が微妙に違いますね。
「五劫のすりきれ」は「五劫のすりきり」と言い、
「雲行末、水行末、風来末(あれ?順番はこの通りだったかな?)」の「末」を「ばつ」と言い、
「ぱいぽぱいぽ」は「ぱいぽ」1回だけ、
これが柳家の「寿限無」なのでしょうね。
落語協会のHPを見ると30歳、前座歴も2年半、落ち着いて話しておられました。
②入船亭扇遊 「青菜」
「待ってました!」の声がかかり、高座へ。
「今日も暑いですね。体感温度は50度ぐらいあります(笑)。
薬でもやりたくなるような・・・(笑)」
本日の夜席は、柳家さん喬師匠との二人会となっています。そこで、さん喬師匠について触れます。
「あたくしが前座で楽屋に入った頃、さん喬兄さんは二つ目で・・・、ですから楽屋で一緒に仕事をしたことはないんですが、
当時、落語の仕事以外に余興の仕事がありまして・・・、そこでさん喬師匠からいろいろ教わりましたよ。
もっとも落語じゃないので教わるといっても向かい合わせじゃありません。(さん喬兄さんが)余興をしているのを脇から見ていて、そういう形で覚えたんですが、落語の上手い人は余興も上手いんですね・・・。
昔、上野の本牧亭で『若手花形落語会』というのがありまして、あたくしが一番下でしたが、その中にさん喬兄さんもいらっしゃいましたよ。
そういうわけで、今日はあたくしは『添えもん』でございます(笑)。
『宗右衛門町ブルース』というわけで・・・(笑)」
さて、「青菜」でした。
もちろんのことですが、「添えもん」はご謙遜。
特にどこに技巧をほどこす、というわけでもないのですが(そう感じさせるところが上手いんでしょうね)、噺が始まると、確実にわれわれをするりと落語の世界へといざなってくれます。
ご隠居の真似をしたくて、渋うちわで涼をとりながら(この仕草がいいんですよ・・・)、建具屋の半公に青菜をすすめようとする植木屋の粗忽ぶりがよく伝わりました。
(長くなったので続きは次回へ持ち越します)
ミクシィの日記だと、ジャンルごとにまとめられないこともあり、こちらに転記してみます。
古いものもあるので、ここに書かれていることは、現在の印象とは違っているかもしれませんが、まあ、そこはお許しを願って・・・。
8月22日、三田・仏教伝道センターで行われた「三田落語会」の夜席に行ってきました。
以下は演者、ネタとワタクシの拙い感想。
それとおことわり。
ワタクシ、メモをとってはおりましたが、前列のほうにいたため噺家さんに配慮し、噺の途中で書くことはせず、一席ずつ噺が終わってから思い出し思い出しし、メモをとりました。
このため、噺の一字一句を違わずお伝えする、というよりは「まあ、こんな感じのことを言っていました」という感じで書いています。どうぞご了承ください。
①柳家小んぶ 開口一番 「寿限無」
パンチパーマ、なんとなくその筋の方とも思える風貌(失礼)。
噺は「寿限無」でした。
教わる師匠によるのでしょう。出てくる寿限無の名前が微妙に違いますね。
「五劫のすりきれ」は「五劫のすりきり」と言い、
「雲行末、水行末、風来末(あれ?順番はこの通りだったかな?)」の「末」を「ばつ」と言い、
「ぱいぽぱいぽ」は「ぱいぽ」1回だけ、
これが柳家の「寿限無」なのでしょうね。
落語協会のHPを見ると30歳、前座歴も2年半、落ち着いて話しておられました。
②入船亭扇遊 「青菜」
「待ってました!」の声がかかり、高座へ。
「今日も暑いですね。体感温度は50度ぐらいあります(笑)。
薬でもやりたくなるような・・・(笑)」
本日の夜席は、柳家さん喬師匠との二人会となっています。そこで、さん喬師匠について触れます。
「あたくしが前座で楽屋に入った頃、さん喬兄さんは二つ目で・・・、ですから楽屋で一緒に仕事をしたことはないんですが、
当時、落語の仕事以外に余興の仕事がありまして・・・、そこでさん喬師匠からいろいろ教わりましたよ。
もっとも落語じゃないので教わるといっても向かい合わせじゃありません。(さん喬兄さんが)余興をしているのを脇から見ていて、そういう形で覚えたんですが、落語の上手い人は余興も上手いんですね・・・。
昔、上野の本牧亭で『若手花形落語会』というのがありまして、あたくしが一番下でしたが、その中にさん喬兄さんもいらっしゃいましたよ。
そういうわけで、今日はあたくしは『添えもん』でございます(笑)。
『宗右衛門町ブルース』というわけで・・・(笑)」
さて、「青菜」でした。
もちろんのことですが、「添えもん」はご謙遜。
特にどこに技巧をほどこす、というわけでもないのですが(そう感じさせるところが上手いんでしょうね)、噺が始まると、確実にわれわれをするりと落語の世界へといざなってくれます。
ご隠居の真似をしたくて、渋うちわで涼をとりながら(この仕草がいいんですよ・・・)、建具屋の半公に青菜をすすめようとする植木屋の粗忽ぶりがよく伝わりました。
(長くなったので続きは次回へ持ち越します)