クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

子どもって、たくましいですよ!

2023年06月20日 | ためになるお話し

 前回は、子どもの留学や外国で開催される子ども向けのキャンプなどについてご提案をしました。以前に何度かクラブマナーズ・ニュースには書いたことがあったのでは?と記憶していますが、正式な形でみなさまにお伝えをしたことはなかった、と思います。
 これほど「グローバルな社会」と言われるようになって、このことをご紹介しなかったことを、とても不思議にも思い、ある意味では悔やんでもいます とは言え、今さらそんなことを言っても意味がありませんので、前回と今回であらためて
 
 私達が何か「事を成そう」「始めよう」とする時、まずすることは、その手助けをしてくれる、お世話になる、企業や人を探します。こういう第三者の手助けがなければ、何事も前には進めませんものね。
 しかし、実際にはなかなか、信頼できる企業(人)、納得のいく企業(人)を自力で見つけるのは至難の業です ネット社会となり、情報が溢れれば溢れるほど、選択する基準が定かでないと、よけいに選択することは難しい… 大変失礼な表現をお許しいただければ、それがどんな業種であっても、少々気にかかる、ちょっと首をかしげたくなる、かなり眉唾に感じるる、等々、マイナスを感じるところはたくさんあるもの、です。
 だからこそ、大切な我が子の「新しい経験」のためにお世話になるところは、間違いたくありませんよね。
 前回の6月10日にアップした回にもご紹介しましたが、私がみなさまにご紹介する海外教育研究所は、代表者もカウンセラーの方々も、長年私が懇意にしている、信頼に値する方々です。長年、大人ではなく、小学生を含む子ども達の海外経験に関する諸々を手掛けています。縁あって、私の夫が約10年間、この留学の仕事に関わった時の企業、お仲間です。
 興味は持ったものの、まだまだ具体的なプランがあるわけではない、という方がほとんどだと思います。でも、そういうプランのあるなしに関わらず、将来の参考のために、是非、海外教育研究所のホームページをご覧いただくもの一興だと思います

 今日は、ちょっと私の昔話をご披露しますね
私は結婚前、日系二世の経営する英会話学校で、子ども達に英語を教える仕事をしていました。その仕事の一環として、大手旅行者が主催する「海外での子ども向けプログラム」に同行し、添乗員兼、通訳兼、お姉さん兼、子ども達のお世話係…という仕事もしていたのです。自分で言うのも何ですが、雇う側としては「一人何役もこなす、働き者の便利な人」だった訳です、はっはっは
 ある夏のことです。
私は、小学校3年生から高校1年生までの25名と一緒に、カリフォルニア州のSquaw Valley(スコアヴァレー)というところで開催されたサマーキャンプに同行しました。Squaw Valleyは、2022年には名称を変更し、現在ではオリンピックヴァレーと呼ばれています。そこはシエラネヴァダ山脈に囲まれた高原で、1960年に冬季オリンピックが開催された地。近くには美しいタホ湖もあり、冬には大きなスキーリゾートとなりますが、夏には乗馬や川下り、トレッキング、等々、様々なアクティビティーが可能な、まさにサマーキャンプにはうってつけの場、なのですね。
 「サマーキャンプって?」と思われた方… スヌーピーが登場する「ピーナッツ」というコミックをご存知でしょうか?その中で、チャーリーブラウンやサリー、ルーシーやライナス、シュローダーが、夏休みに入るとすぐ、親達に送り込まれていた野外活動の場、ですよ。アメリカでは、親と一緒の家族旅行というよりも、子どもは子どもで研鑽を積む、ということが一般的です。

 おっと、脱線してしまいました。
そのサマーキャンプでは、現地で約1週間を過ごすのですが、子ども達はアメリカ人のキャンプリーダー達と一緒にグループに分かれ、昼間は様々なアクティビティーに参加。そして、夜は1室に4名程度、子ども達のお部屋で過ごします。ですから、私は現地での滞在中、夜は何度も部屋を巡回し、子ども達の要望に応えたり、ホームシックでシクシク泣く子の相手をしたり…と、大忙しでした
 そんな多忙を極める毎日でも、まだ20代前半で子ども達と接することがそれほど得意であったとは言えない私でも、決して疲労困憊もせず、嬉々として精力的に子ども達と一緒に過ごせたのは、まさに「子ども達の大きな成長を感じる現場に立ち会える幸せ」を感じ、「子ども達の知恵や学びの素晴らしさ」を実感できたから、でした。本当に、子ども達の様子は感動でした 

 子ども達は毎日、アメリカ人のキャンプリーダー達と身振り手振りでコミュニケーションをとり、乗馬をしたり、川遊びをしたり、山歩きをしたり… すこぶる楽しそうでね。そして、夜ともなれば、小学校3年生も4年生も、一生懸命にバスタブや洗面台で水着やTシャツなどを洗濯し、干しているのです
 部屋を見回りに行った時、「なあなあ、おねーちゃん、Tシャツ、洗濯したんやけどな、絞ってもまだまだビショビショやねん。どないしたら、もっと絞れるん?教えて~」と言われ、大判のバスタオルと一緒にTシャツをクルクル、ネジネジ包み、大笑いしながら絞りました。これは、あちこちの部屋で大ウケでした
 子ども達は本当に愛らしく、私の想像をはるかに超えるがんばり屋でした

 でも、ふっと思ったのです。子ども達はみんな、本当に彼自身の家でも、こんな風なのだろうか?と…
 そして、きっとそんな訳ないんじゃないかと思いました。
3日ほどが経過した時、私がしみじみ思ったことは… きっと、彼らのすぐそばに頼る親がいたとしたら、こんな様子ではないだろう。親のいない状況に置かれ、自分ですべてをしないといけない、という環境に置かれてはじめて、彼らは逞しくなったのだ、と。
 最初は泣いていたような子どもでさえ、だんだん弱音など吐かず、真剣に物事に向かっていくようになるそして、そういう一つ一つの経験からいろんなことを感じ、考え、しっかりと学んでいっているのだ、ということ

 その時に感じた「子どもってすごい」「子どもって素敵」という思いと、「自分で考え、判断し、行動できる子どもこそ、きっと素晴らしい人生を歩んでいくのだろう」という確信が、マナーズのまどか先生の原点になっている、と今、あらためて感じます

 子どもって、本当にたくましいです そして、たくましくあれる状況を敢えて作ってあげる工夫こそ、子どもを成長させるチャンスとなる 大切に守るばかりが愛情ではないのだよな、と常々考えています


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