ブリジストン美術館でコローの描く緑に悩殺されて数年、
突然コローびいきになった私は、今回の神戸での「コロー展」をとっても楽しみにしてた。

最近は兵庫県立美術館に行っていたから、神戸市立博物館は久しぶり。
そんなにまじまじと観たことがなかったけど、裏から建物を見たらパリっぽい。

あ~この何気ない光。描かれた場所も知らないのに懐かしい感じがする。
コローの絵を観ていつも感じることは、描かれた場所の温度や、風のながれ、
その土地の「匂い」がただよってくるような・・・なんともいえない感じ。

この小道におちる木漏れ日は、革命的なものだと思う。
(画像の質が悪くてすみません)

都市景観図も結構な数をみてきたけれど、コローの絵の前に立っていると、
教会から鐘の音が聞こえてくるような気がするので不思議です。

これ観たかった~。思っていたより小さかったけど、悩殺されます。

今回神戸展では観られなくて残念だったけど、
私の大好きなブリジストン美術館のコロー作品。
すごく会いたかったのに、なくてとても残念でした。
あ~~~コロー素晴らしかったです

道の突き当たりのお屋敷を右に曲がったところに、コローの父上様の別荘があります。
この別荘の2階にコローのアトリエがあります。
私もこれが一番観たかった作品なのですが、監修の先生もこれを自分の家に欲しかったそうです。
画商にさりげなくそれを伝えたところ、笑って済まされたそうです(笑
神戸展の素晴らしかったところは、ライトの当て方とクラシカルな3種類の壁の色。
室温は20℃+-3℃だそうです。
外気、人口密度で温度がどんどん変わるので、学芸員の苦労が伺えます。
コローの風景画に描かれている「人、動物」は全てエレメントという位置づけです。
晩年コローが後から描き加えている為、森で座っている少女と走り去る小鹿は目があっています。
写実では絶対にありえへん(笑)(監修者談)
ララさんが教えてくれたところ、図録をよく観てみました!!
たしかに鹿と女の子の目があってる!!(笑)
いや~~~これは傑作ですね
奈良でいっぱい鹿に会いましたけど、彼らは草食動物なもんで、
そんあにこっちを観なくても、見えてるでしょうに鹿さん。
横顔のままじ~~っと観てくるんですよ~彼らは。
でもそれじゃぁこっちとしては目が合ってる感じはしないん
ですけどね(笑)
しかし東京はコローのいい作品を持っているものですね
村内美術館のは、本当に家に飾りたい素敵な、気持ちのいい
絵ですよね~~~~
私はとりあえず額入りポストカード(1000円)を
飾っています(笑)
壁の色、本当に素敵でした
あの壁を見た瞬間、「本気だな」と思いました
温度もやっぱりすごく気を使っていたのですね。
あ~ララさんに教えてもらいながら観たかったです