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佐野常民が初めて持ち帰ったオリーブ樹

2019年04月22日 05時22分59秒 | 神戸情報
明治維新後、新政府がまだまだ混乱の時代であった時、政府は有用植物栽培研究に
乗り出し、外国産植物を積極的に栽培することを奨励していました。

明治6年(1873)、ウィーン万博の事務副総裁であった佐野常民は初めて日本に
オリ-ブ樹を持ち帰り、兵庫県勧業場「神戸植物試験場」(現在の県公館付近)に
植え付けました。

オリーブ樹と神戸市は切っても切れない関係にあります。

佐野常民と湊川神社の初代宮司の折田年秀は懇意で現在も湊川神社の境内に残るユーカリ
は佐野常民が持ち帰ったものです。


上の写真は湊川神社の楠木正成公戦歿の地の敷地内のユーカリの古木 撮影:2019-3-3


上の写真は湊川神社境内のオリーブ樹 撮影:2019-3-3


上の写真は神戸花時計の旧設置場所付近に植樹のオリーブ 撮影:2019-4-8


佐野常民についてWikipediaより引用紹介します。

佐野 常民(さの つねたみ、1823年2月8日(文政5年12月28日) - 1902年(明治35年)
12月7日)は、日本の武士(佐賀藩士)、政治家。日本赤十字社の創始者。
官職は枢密顧問官、農商務大臣、大蔵卿、元老院議長。栄典は正二位勲一等伯爵。
「佐賀の七賢人」の1人。名は栄寿、栄寿左衛門。子は佐野常羽。


佐野常民に関するリンク集

 佐野常民記念館(佐賀市)

 日本赤十字社の創立者・佐野常民

 近代日本人の肖像 (国立国会図書館)

神戸のオリーブについて過去に記した小生のブログ
 日本最古オリーブ、枯死の恐れから復活 in 湊川神社

 北野ホテル前の「国営神戸阿利襪園跡」説明パネルと北野工房のまち「神戸オリーブ園」説明パネル on 2018-3-6


 須磨離宮公園に残る武庫離宮の面影 on 2014-11-17
 武庫離宮の庭苑設計者「福羽逸人(ふくばはやと)」が植栽したオリーブについて記載

 神戸オリーブ園で日本初のオリーブオイルの採取に成功 on 明治15年(1882)

 香川県小豆郡土庄町の尾崎放哉ゆかりの地訪問記 2013-5-7&2013-5-8
 小豆島で文久年間に植えられたと伝えられている井上邸前庭の日本最古のオリーブの木
 について記載しています。
 

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