CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

第30回 南京町 春節祭 on 2018-2-16~2-18

2018年02月08日 14時05分38秒 | 神戸情報
2018年も春節祭の季節がやってきました。
旧暦で節句を祝う中国では、旧暦のお正月を「春節」として盛大に祝います。
2018年の旧暦正月は2月16日(金)でこの日を含め3日間実施されます。

プレイベントは2月11日(建国記念日の祝日)に行われます。
このブログでは2018年の南京町春節祭のイベントスケジュールの概要を記載
すると共に過去の春節祭から写真や動画を中心に紹介します。

南京町は1868年1月1日(新暦換算)神戸港開港に伴い居留地の西側に市場
として誕生しました。1970年代区画整理事業で現在の南京町の主な建物が整備
されました。そんな中、南京町の活性化の取り組みの一つとして昭和62年(1987)
「南京町春節祭」が始まりました。
その後、昭和天皇崩御の年と阪神淡路大震災の年の2回は中止となりましたが、
2018年で32年目、30回目の節目の開催となります。

イベントスケジュール

 2月11日(祝)
  12:30~ 獅子舞  (大丸神戸店前)
  14:45~ 獅子舞(アンパンマンミュージアム)
  15:00~17:00頃 南龍游行(元町商店街、三宮センター街、南京町)
  15:30~ 獅子舞(神戸ハーバーランドカルメニ前)

 2月16日(金)
  11:00~ オープニングセレモニー
  12:30~17:00 中国史人游行
  18:00~ 龍舞、獅子舞

 2月16日(金)
  ~2月18日(日)

  10:30~19:00 ポチ袋くじ(海栄門前)
  11:00~19:30 変臉(へんれん)、ステージイベント(南京町広場)
  12:00~19:00 占い、剪紙、おみくじ、お守り、祭壇参拝、記念撮影

 2月17日(土)
  ~2月18日(日)

  11:30~ 18:00~ 獅子舞採青=祝儀とり(南京町町内)
  17日のみ15:00~元町商店街でもあり

さらに詳細は下記サイトで確認できます。
  南京町商店街振興組合

  神戸市(記者資料提供)

過去の春節祭

 獅子舞
  南京町春節祭プリイベント on 2013-2-9


  大丸神戸店前での獅子舞の演舞

 獅子舞 採青

  元町通り6丁目での獅子舞採青=祝儀とり 撮影:2017-1-28

2017年 神戸南京町 春節祭 獅子舞 on 2017-1-28


 祭壇参拝




上の2枚の写真は関帝廟から関帝さまがここ南京町に出張安置されています。
撮影:2017-1-28 朝9時30分頃でまだ人出はまばら




上の2枚の写真は関帝さま解説文と供物の解説です。

 剪紙、占い

上の写真は海栄門付近の剪紙、占いのコーナー 撮影:2017-1-28

 南京町広場



上の写真は春節祭メイン会場の南京町広場とステージ 撮影:2017-1-28

2018年の見どころ

(1)30体が舞う獅子舞
2月16日の18時30分からの獅子舞は30回を記念して30体の獅子が舞う
神戸華僑総会の舞獅隊(ぶしたい)、兵庫商業高校の龍獅團(りゅうしだん)
南京町龍獅団の3団体が合同で演舞するそうです

(2)3ステージの変臉(へんれん)
中国の伝統芸能の変臉(へんれん)は毎日3ステージ公演されます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その7 申義堂(しんぎどう)

2018年02月08日 05時05分01秒 | 神戸市以外の兵庫県
2017年11月12日と2018年1月21日に山陽電車の高砂駅に下車し
高砂駅の南の地区を散策してきました。初訪問です。

本日はその第7回目で江戸時代に姫路藩の庶民が学んだ申義堂(しんぎどう)
の写真を紹介します。


過去の散策記

第1回 山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その1 高砂神社

第2回 山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その2 十輪寺

第3回 山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その3 キャンドルカフェ記念チェアー しあわせの席「たかさご」

第4回 山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その4 堀川の風景

第5回 山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その5 北堀川界隈

第6回 山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その6 藍屋町の川地蔵

復元された申義堂の基本情報

住所:高砂市高砂町横町1074-5 
TEL:079-448-8255(高砂市教育委員会生涯学習課文化財係)
公開日:土曜、日曜、祝日 公開時間:10:00~16:00
復元された申義堂の竣工:平成24年(2012)1月


公式サイト:http://www.city.takasago.hyogo.jp/index.cfm/18,24141,175,html

Goo地図を添付


復元された申義堂




上の2枚の写真は復元された申義堂の建物(正面)と側面

申義堂(しんぎどう)は江戸時代の文化年間(1804-1818)に高砂町北本町に
創立された学問所で、姫路藩家老の河合寸翁(1767-1841)の命により、当時
高砂の大年寄であった岸本吉兵衛が土地・建物を提供した、町民による町民のための
教育機関でした。 高砂の庶民が学んだ郷学として、教育の原点ともいえる施設です。

以上の文は 説明リーフレット(高砂市指定文化財 申義堂)より引用

建物は木造平屋建本瓦葺寄棟屋根、3間×3.5間、20畳の座敷1室、奥の間が3室、
縁側から構成 東西8.2m・南北7.8m・棟高6.2m、建築面積65㎡

平成11年(1999)に株式会社カネカから受けた寄付金を原資に復元計画を策定
平成22年(2010)から復元工事に着手、平成24年(2012)1月に完成


上の写真は建物内部


上の写真は申義堂の額で揮毫は河合寸翁(複製品)


上の写真は現地説明版


上の写真は復元された正面玄関の飾瓦六角露盤


上の写真は王の字が書かれた瓦

展示説明

 近隣の学問所
 

 申義堂の教育
 
 上の写真は申義堂での教育風景を描いたイラスト

 
 上の写真は岸本家に伝わる申義堂の出席簿 天保6年、7年、9年

 
 上の写真は出席表 在学者10人から15人程度 1年間から4年間学んだ

 
 上の写真は授業のある日と授業の内容

 
 上の写真は申義堂の教授陣と関係者のリスト

 教授陣の中で最後の教授であった美濃部秀芳(1841-1904)の次男は憲法学者の美濃部達吉
 孫には東京都知事を務めたが美濃部亮吉がいることで有名(詳細は下の写真)
 

申義堂があった場所

 申義堂のあった場所は現在の高砂地区コミュニティセンター(下の写真)のある場所で
 現地には説明版(下の写真)が設置されています。
 

 

 
 上の写真は申義堂の跡地のその後変遷を示した説明パネル
 明治4年(1871)の廃藩置県で申義堂は廃止され岸本家に払い下げされました。
 明治12年(1879)に加古川の西井口村(加古川市東神吉町西井ノ口)に姫路光源寺
 の説教所として移築。以下略

 移築に当たっては長谷川亀次郎が学校設立に関与。

 
 上の写真は地図で示された元の位置と加古川の移転地

 
 上の写真は平成2年(1890)に発見された時の様子

 


  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする