CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

ブータン~しあわせに生きるためのヒント~ in 兵庫県立美術館 明日(2017-7-1)から開催します

2017年06月30日 16時09分08秒 | 神戸情報
ブータン しあわせに生きるためのヒント が兵庫県立美術館で明日(2017-7-1)から開催します

本日(2017-6-30)に撮ったポスター及び14:00からのオープニングセレモニーの準備段階の
写真を紹介します。

東京・上野の森美術館で2016年5月21日(土)~7月18日(月)に同じイベント名で開催
されています。日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業だそうです。
上記の展覧会には2016年6月29日(水)天皇皇后両陛下が御観覧されました。

天皇皇后両陛下の御観覧のニュースへリンク

FNN 「天皇皇后両陛下、ブータンの特別展を鑑賞される」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00329071.html

産経ニュース 「両陛下、ブータン展をご鑑賞」
http://www.sankei.com/life/news/160630/lif1606300001-n1.html

朝日新聞DIGITAL 「両陛下、上野でブータン展を鑑賞」
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y4DSDJ6YUTIL01C.html


ブータン~しあわせに生きるためのヒント~の基本情報
【日程】  2017年7月1日(土)〜9月3日(日)
【会場】  兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F
【主催】  関西テレビ放送 / 東映 / 神戸新聞社
【共催】  兵庫県立美術館
【後援】  ブータン王国内務文化省 / ブータン政府観光局
【特別協力】 ブータン王国国立博物館 / ブータン王立織物博物館 /
          ブータン王立テキスタイルアカデミー

【協力】  一般財団法人進化生物学研究所 / ブータン エアラインズ / BSフジ / Galaxy /
      在大阪ブータン王国名誉領事館 / 神戸ブータン友好協会
【企画】  フジテレビジョン / 東映
【公式サイト】 https://www.ktv.jp/event/bhutan/index.html


これまでに2016年7月30日(土)~9月19日(月・祝)愛媛県美術館 、
     2017年1月28日(土)~3月5日(日)岩手県民会館
     2017年3月18日(土)~5月15日(月)山梨県立博物館
で開催されてきました。


上の写真はアトリエへの入口に掲示されていた看板です。


上の写真はオープンセレモニーの会場の写真です。

テープカットに出席予定の皆様はプンツォク・タシ氏(Mr.Khenpo PHUNTSOK TASHI)、
小畑由起夫氏(兵庫県秘書課長兼務(知事室長))、面出輝幸氏(神戸新聞社 取締役)、
吉元央氏(東映執行役員)、横澤良雄氏(関西TVプロデューサー)蓑館長(兵庫県立美術館)
市野和雄氏(神戸ブータン友好協会会長)、今津康雄氏


上の写真はオープンセレモニーの会場の案内の看板


上の写真は当日、兵庫県立美術館に入られるブータン国立博物館の館長を務める
プンツォク・タシ氏(Mr.Khenpo PHUNTSOK TASHI)9時40分頃に到着されています。





上の2枚の写真はオープンセレモニーの会場に設置されたマニコロを真ん中に配した
ブータンらしい色彩に満ちた建屋。

マニコロの解説 By Wikipedia

マニコロ(Mani'khorlo)はチベット仏教(喇嘛教、Lamaism)で用いられる円筒形の回転する
祈祷用具です。
チベット語ではマニコロ(チベット文字:མ་ཎི་འཁོར་ལོ་; ワイリー方式:ma Ni 'khor lo)と呼ぶ。
英語ではPrayer wheelとかMani wheel フランス語ではle Moulin à prières
ドイツ語ではdie Gebetsmühle
「マニ」は如意宝珠(サンスクリット語: चिन्तामणि)の略で、単独では「宝珠」の意味。
「コロ」はチャクラの意味。
マニ車、魔尼車、転経器(てんきょうき)などともいう。

ボン教(チベット土着の宗教)でも同様のものが用いられるが、ボン教では「マシモ車」という。

マニコロの歴史は古く、西暦400年頃、インドのラダック(Ladakh)地方を訪れた中国人の
巡礼達が使っていたと云われる。

使用地域はインド、ネパール、ブータン、チベット、内蒙古、モンゴル、ブチヤート(ロシア)
及びスコットランドなどに広がっている。

須磨寺 亜細亜万神殿ではネパール式のマニコロがある。
 詳細は須磨寺 亜細亜万神殿 on 2016-10-16

日本では須磨寺の他に高台寺(京都市)、野間大坊大御堂寺(愛知県美浜町)、放生院(宇治市)
金剛院(所沢市)などにもマニコロがあります。


上の写真は写真OKの案内とマニ車の解説


上の写真は7月1日のイベント案内など

 
上の写真は掲示板に貼ってあったイベントの案内ポスター 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高砂市 県指定文化財 「天磐舟」(家形石棺蓋石)訪問記 on 2015-2-15 

2017年06月30日 03時46分45秒 | 神戸市以外の兵庫県
昨日(2017-6-29)の神戸新聞の朝刊にわが町の文化財 79で表題の「天磐舟」
(家形石棺蓋石)の記事を観たことを受けて、本日のブログテーマに取り上げた。

2015年2月15日に訪問した時の写真を中心に記載していきます。

「天磐舟」(家形石棺蓋石)の基本情報

所在地住所(移転前の高砂市教育センター):高砂市曽根町2301番地の1
 現在は高砂市阿弥陀町生石61-1に移転済







上の3枚の写真は県指定文化財の「天磐舟」(家形石棺蓋石)と現地説明板

現地説明板についてそのまま転記します。

県指定文化財 家形石棺蓋石(天磐舟)

指定年月日 昭和47年3月24日
所有者・管理者 高砂市

生石(おうしこ)神社の社記に「この山頂に石あり、土中に入る。その形舟の如し、故に磐舟(いわふね)
と名づける。むかし大己貴神(おおなむちのかみ)、小彦名神(すくなひこなのかみ)乗り来たり給う」
云々とあるのがこれであるという。もとは伊保山の南面に背部を下向けにし、半ば埋もれていたらしいが
環境が変わり、落下寸前の状態となったため、現在地に移設したもので、5世紀末から6世紀初頭ごろの
家形石棺の蓋石である。
播磨地方に多く遺存する石棺中でも、大きさにおいても屈指の遺品である。

平成4年11月  兵庫県教育委員会


伊保山は「石の宝殿」で名高い生石(おうしこ)神社のそば(北側)に立つ山で竜山石を
切り出している山でもあります。
また天磐舟が伊保山から教育センターに移設されたのは1963年のこと。さらに神戸新聞には
当時を知る人は「急な斜面で、どうして落ちないのか不思議であった」と語る。砕石時の爆破の
衝撃などで落下する危険があるため移設(下ろされた)
と記述されています。

前出の神戸新聞には「生石(おうしこ)神社に祭る巨石「石の宝殿」に宿る神様が、天から地上に
降りてくる際に乗ってきた舟だと伝わり天磐船(あめのいわぶね)とも呼ばれる」





上の2枚の写真は家形石棺蓋石の近くに展示の棺身と現地説明板

家形石棺についてWikipediaの解説を引用紹介します。

家形石棺(いえがたせっかん)とは、古墳時代にみられる石棺の一種。蓋石が屋根形で、
身は刳抜式または組合式の箱状の石棺である。蓋石の四方の傾斜部に断面長方形の縄掛突起がある。
古墳時代中期後半~終末期まで長期間用いられた。末期には身に格狭間を施したり、縄掛突起に
蓮華文を彫ったものもみられる。身の前面や側面に入り口を設けた横口式石棺もある。
畿内のものは竜山石(兵庫県高砂市産)、二上山白石(二上山麓産)、
阿蘇ピンク石(熊本県宇土半島産)などが用いられる。


近畿地方の家形石棺
鴨稲荷山古墳 - 滋賀県高島市
藤ノ木古墳 - 奈良県生駒郡斑鳩町
見瀬丸山古墳 - 奈良県橿原市
植山古墳 - 奈良県橿原市
小谷古墳 - 奈良県橿原市
菖蒲池古墳 - 奈良県橿原市、家に似せた精巧な彫刻
牧野古墳 - 奈良県北葛城郡広陵町
櫟山古墳 - 奈良県北葛城郡當麻町
茅原狐塚古墳 - 奈良県桜井市
赤坂天王山古墳 - 奈良県桜井市
ホケノ山古墳 - 奈良県桜井市、6世紀末の再利用時のもの
都塚古墳 - 奈良県高市郡明日香村
條ウル神古墳 - 奈良県御所市、石室・石棺ともに国内最大クラス
水泥南古墳 - 奈良県御所市、縄掛突起に蓮華文の彫刻
ハミ塚古墳 - 奈良県天理市
小口山古墳 - 大阪府羽曳野市
唐櫃山古墳 - 大阪府藤井寺市
長持山古墳 - 大阪府藤井寺市
一須賀古墳群 - 大阪府南河内郡河南町
玉手山古墳群東ワカ山古墳 - 大阪府柏原市
耳原古墳 - 大阪府茨木市
大谷古墳 - 和歌山県和歌山市
白鳥塚古墳 - 兵庫県宝塚市



上の写真は都塚古墳の家形石棺
出典:BSプレミアムで2015年4月10日放送された新日本風土記「飛鳥」より
2014年8月16日の現地説明会に行ったがなぜか石棺の写真を撮らなかった。


コトバンクによる家形石棺の解説
ふたが屋根形をしている。身のほうは刳抜式になっていたり,四側と底を組合せたものもある。
また,ふたには縄掛突起という突出部が前後と側面につけられている。
古墳時代後期に発達したが,飛鳥時代と思われるものもある。


注)突起のない家形石棺蓋石も多い

播磨地方には竜山石の家形石棺の蓋石を利用して石仏を彫り込んだ石棺仏が多く存在します。
その一例を写真(撮影:2015-2-22)紹介します。

上の写真は加西市の山伏峠上り口にある石棺仏で浮彫 阿弥陀如来坐像 建武4年(1337)の銘
石棺の形式は家形石棺(6c~7c)でその蓋を利用して制作
高さ:2.07m 幅:1.34m 厚さ:60cm 

兵庫県有形文化財(昭和47年3月24日指定)




上の2枚の写真は家形石棺蓋石を利用した加西市玉野石仏
玉野石仏の表面と裏面 浮彫 阿弥陀如来坐像 鎌倉時代の作 
裏面に字が刻印されているが読めなかった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする