CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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後藤大峰研修の碑 on 2014-4-3

2017年06月18日 07時19分02秒 | 奈良情報
2014年4月3日、吉野へ出かけた時に金峯神社の参道脇に表題「後藤大峰研修の碑」を
見つけましたので写真紹介します。神戸に所縁の深い企業ということで取り上げました。

後藤回漕店の社長の後藤勝一氏が社員教育の一環として昭和35年(1960)から開始された
大峰研修はすでに50回を越えて継続実施されています。


上の写真は金峯神社の参道で左手に「後藤大峰研修の碑」があります。


上の写真は「後藤大峰研修の碑」33度記念と50度記念の碑が建てられています。


上の写真は現地の説明板です。

後藤大峯研修
後藤大峰研修は、後藤勝一が社長在任時代に、将来を見越して人材育成に力を注ぎ、
社員教育の一環として「規律ある団体行動と心身の鍛錬」を目的として、確立されたものであります。
第1回目の研修は、昭和35年7月に行われ、当時の参加者は後藤勝一、後藤勝三(当時中一)、
辰巳喜志雄他8名の僅か11名の研修でありました。
その後、、(株)後藤回漕店社員を中心に、関係会社を含め延べ3000名以上の方々が大峰研修に
参加され今日に至っております。本年度で54回目を迎えることが出来ましたのも後藤勝一の教育の
賜物であり、その意志を引き継ぎ会社の繁栄と共に未来永劫に大峯研修が継承されていくことを願い
ここに記念碑を建立いたします。


後藤回漕店
後藤回漕店について簡単に記しておきます。
後藤回漕店は、信州・長野出身の後藤勝造が明治10年(1877)10月10日、神戸に創業した
「“まるま”蒸気船問屋後藤勝造本店」を起源とする老舗の港湾運送業者です。
現在も物流に関連する事業をグローバルに展開する企業です。
後藤回漕店の本社は現在も神戸市中央区海岸通3丁目で軟式野球が強く活躍しています。
2016-12-10全神戸選抜軟式大会では6年ぶり3度目の優勝を果たしています。
上記の後藤大峰研修の項で出てきた後藤勝三氏は後藤勝一氏に次いで社長となったが昨年(2016)
11月、仕事で訪問した堺市で倒れ帰らぬ人となってしまいました。(享年71歳)
変革、改革、改善、改良を常に念頭に置いて仕事を進められていたそうです。
現在の社長は後藤博史氏(創業者後藤勝造から数えて6代目)が務められています。

創業者の後藤勝造氏は鈴木商店とのつながりが深く台湾で樟脳事業を展開を開始するに
当たって鈴木商店番頭の金子直吉に台湾総督府民政長官や外相、東京市長を歴任した
後藤新平を紹介した人物です。

詳細は鈴木商店記念館の下記サイト
 http://www.suzukishoten-museum.com/profile/cooperative_firm/goto/

及び神戸新聞の遥かな海路 巨大商社鈴木商店が残したもの 2016年7月10日及び17日の朝刊
に記載されています。
2016年7月10日の記事には後藤回漕店5代目社長の後藤勝三氏の写真も掲載されています。








上の4枚の写真は金峯神社と現地の説明版

金峯神社

Wikipediaによれば

金峯神社(きんぷじんじゃ)は奈良県吉野郡吉野町吉野山1651にある神社である。
吉野山最奥の青根ヶ峰のそばにあり、吉野山の地主神を祭る。
金山毘古命(かなやまひこのみこと)が祭神。式内社(名神大)で、旧社格は郷社。
境内はユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年〈平成16年〉7月登録)の
構成資産の一部

修験道の行場で藤原道長も祈願したとされています。
また、 境内から坂道を3分ほど下ると、義経が弁慶らと追っ手から逃れるために隠れた
義経隠れ塔があります。


大峰奥駆道の入口にもあたりますので現地の説明版と役業者像の写真を添付しておきます。





大峰奥駆道

Wikipediaによれば

大峯奥駈道は、吉野と熊野を結ぶ大峯山を縦走する、修験道の修行の道。
1000-1900m級の険しい峰々を踏破する「奥駈」という峰入修行を行なう約80kmに渡る古道を指す。
2002年12月19日、国の史跡「大峯奥駈道」として指定された。
ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部。
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