CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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錦帯橋の擬宝珠(ぎぼし)

2006年04月21日 06時05分39秒 | 岩国情報
笠木は錦帯橋の高蘭親柱の頂上部に取り付けられた部材で、
木の型の上に銅製の板が貼ってある。
当初(1737)からこのスタイルが踏襲され現在もこのスタイルに
なっている。
しかし、大正8年(1919)から昭和25年(1950)キジヤ
台風で橋が流出すまでの間は擬宝珠(ぎぼし)が付けられた。
この擬宝珠は現在徴古館に保管されている。(写真)
昭和28年(1953)の昭和の再建では古式にのっとり元の
兜板(かぶといた)に変更された。
当時の文化財保護委員会(現在文化庁)によってこの問題は
徹底的に議論され結論が出された。
錦帯橋を管理している岩国町が大正7年(1918)に橋の
橋板を張替えることになりました。
その時、町議会で橋の親柱に擬宝珠をつけるか否かで
大論争がありました。
結局、大正8年(1919)春に古代式擬宝珠をつけることに
なった。設計は名古屋高等工業学校長の武田五一氏で
製作は岩国の彫金家正兼長雲氏である。
現在も徴古館に大正8年完成の擬宝珠が保存されている。
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