ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

心通わない夫(妻)と暮らす苦悩…カサンドラ症候群

2019年09月09日 | オススメです



妻(夫)が心通い合わない夫(妻)と長年暮らしたために
だんだん鬱っぽくなることがあります。

カサンドラ症候群には、愛着の不安型の人がなりやすいと本に書いてあります。

大人の不安型では、相手の顔色を気にしたり、
機嫌をとろうとしたりする傾向が強まる。

そんなふうに振る舞ってしまうのも、ありのままの自分に自信がなく、相手に気に入ってもらい愛情や承認を絶えず得られないと不安になってしまうからだ。

ささいな決断も、相手に頼ってしまいがちだ。

自分だけでは、うまくできないと思い込んでいる。

そのため相手に依存しやすく、自分をないがしろにしてしまうところもある。

自分の事は後回しで相手のことを心配し、世話を焼いたり過度に尽くしたりすることも少なくない。

それだけ頑張ってしまうのも、自分を「良いパートナー」「良い親」として認めてもらいたいと言う気持ちが強いためだ。

それだけに、自分の頑張りや気遣いを認めてもらえないと、
フラストレーションが溜まり、落ち込んだり怒りを爆発させたりと言うことも起きる。

ねぎらいや感謝がないと、カサンドラ的反応を起こしやすいのだ。

怒りの反応は、愛情を取り戻そうとして起きているのであるが、
ユニークなことに、どんどん関係を悪化させ、
愛情を取り戻すどころか、相手も次第に嫌気がさしてくることになる。

そうなると、より冷たい反応しか返ってこないので、
いっそう怒りが増し、悪循環がさらにエスカレートしていくことになる。

このつらさは誰にも分かってもらえない
「カサンドラ症候群」岡田尊司著 角川新書より引用

カサンドラ症候群とは
ある種の障害や特性により心が通い合わない夫(または妻)を持ったパートナーに生じる心身の不調のことである。

よくあるのは、不安型の妻と回避型の夫。

仕事ばかりで、留守を守る妻の話もろくに聞かず労い感謝も忘れた夫というイメージ。

夏目漱石とその妻・鏡子の例も書いてあり、興味深い。






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いじめの連鎖

2019年09月08日 | いじめ
法律で規定されているのは、
学校でのいじめ対策だけでなく、
保護者にもいじめをしないよう指導を行う責任もあります。

平成25年に施行されたいじめ対策推進法では
以下のようなことが規定されています。

第9条
「保護者は、子の教育について
第一義的責任を有するものであって、
その保護する児童等がいじめを行うことのないよう」指導を行うもの

第4条
「児童等は、いじめを行ってはならない」

第28条
学校が対処すべき
いじめによる「重大事態」とは、

「児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認められるとき」

および「児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認められるとき」


*****

では、実際に親が指導を行うとは
口で言えばいいのでしょうか?

子どもは親に優しくされていると
人にも優しくするように育っていきます。

子どもは親からいじめられていると
人を歪みやすくなります。

お母さんがお父さんからいじめられていると
お母さんは子どもをいじめやすくなります。

お父さんは、会社でいじめられていると
家に帰ってお母さんや子どもをいじめやすくなります。

競争社会では、社会でお父さんがいじめられ

社会でいじめられたお父さんが
家でお母さんに当たり

お父さんから当たられたお母さんが子どもにあたり

あたられた子どもはクラスのあたりやすい子どもにあたります。

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七つの健康習慣

2019年09月05日 | 健康
食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレス過多は、
生活習慣病ひいては健康寿命にも影響します。

私はできればあと30年くらいは健康で現役の心理カウンセラーを続けたいと願っています。

そこで、栄養にこだわったり
毎日のようにヨガをしたりしています。

今日ご紹介する健康習慣の7つのポイントは

生活習慣について40年以上前に行われた研究結果から、

「ブレスローの7つの健康習慣」として知られているものです。

【ブレスローの7つの健康習慣】

喫煙をしない

定期的に運動をする

飲酒は適量を守るか、しない

1日7-8時間の睡眠

適正体重を維持する

朝食を食べる

間食をしない


これは、カリフォルニア大学のブレスロー教授が、

生活習慣と身体的健康度(障害・疾病・症状など)との関係を

調査した結果に基づいて提唱されています。

そして、7つの健康習慣の実践の有無によって、
その後の寿命に影響することがわかったのです。

例えば、45歳の男性で
7つの健康習慣のうち6-7つを実施している人の場合は

データの平均では、あと約33年生きられた。

しかし、実施していないもしくは3つ以下を実施している人の場合は

データの平均では、あと約22年しか生きられなかった。

最近は、若い人が「糖尿病」、「痛風」だと聞いたりします。

また、若いお母さんや指導する立場の助産師さんが赤ちゃんを長く抱っこしていられないほど
足腰が弱っているとも聞きます。

安心抱っこ、Cカーブ抱っこを広めている助産師さんによれば、

これは車社会などの影響で
運動不足が原因のようです。

少しでも、一つでも、実践してみませんか。
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箸を休めながらゆっくり感謝して食べる

2019年09月03日 | 健康
ウィキペディアによると

箸置きは、卓上で箸を置くための小物。箸が転がったり、食品に触れる部分が他物に接触するのを防ぐ目的で使用される。箸枕、箸休めともいわれる。


歴史を紐解いてみると

箸は、そもそも
聖徳太子が遣唐使を通じて
中国には箸で食べる文化があることを知り
手で食べていた日本人も野蛮だと見下されないようにと
箸を使って食べるようにしたとも言われているそうです。

そして、神に捧げる食べ物も、清潔に保つため箸で盛るようになり
また、箸自体も清潔にと
箸先を汚さないために
現在の箸置きの原型となるものが出来たそうです。

それで、今日、私がお伝えしたいのは、
箸置きを健康のために使いましょうと言うことです。

箸置きが健康のために生まれたと
書いてあるのを見つけられませんでしたが
少なくとも
私の先生(予防医療の内科医)は、

「食事中、口に食べ物を入れたら
箸置きに箸を置いて30回噛みなさい。」

「栄養分の消化・吸収を助け、腸内環境を整えますよ。」

と、教えてくださいます。

ところが、家で箸置き使うの、すぐ忘れてしまいます。

そこで、今日のランチの外食時、
箸袋を三つ折りにして箸置きを作り
ゆっくりゆっくり噛んで食べてみました。

隣りに座ったサラリーマンは、
サッサッと食べて職場に戻って行かれました。

その20分くらいで、
私は、まだ半分しか食べておらず
かなり満腹感を感じて来ました。

無農薬、有機栽培、お野菜、海藻、豆、魚など、
どんなに良い食事をしても

早食いでは、栄養分を吸収出来ないし
満腹中枢が刺激されて、満腹感を感じるのが15分はかかるそうなので
その前に食べ過ぎてしてしまっているかもしれません。

箸置き、箸休め。

箸にも枕を用意し休ませてあげる…

お供物のためとはいえ、箸をも丁寧に扱う日本の心は、
箸を使って食べる人の健康をも
大切にしてくれているだと思った次第です。

107歳まで長生きされた昇地三郎さんは、教員の後、医師免許まで獲得した方。

日本で初めての養護学校を福岡市で作り、
数えの100歳の年から世界一周をしたりして
一生、チャレンジをした方です。

昇地三郎さんは、本に、
小さい頃、母親が30回噛んで食べることを教えてくれ感謝していると、書かれていました。

テレビでも
長生きの秘訣を「小食」と「一口で30回噛む」と語り、実践しておられました。


健康に長生きされた先達を見習い、

私たちもたまには、

食事の時間には、携帯電話やテレビを消して

ゆっくり食事の時間をとって

食べ物に感謝しながら

箸置きに箸を休めながら

丁寧に食べることを実践しませんか。
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エキスパートになるために必要な練習時間

2019年09月03日 | 人間の能力
その分野でトップになるには
10000時間の練習が必要。

その道で、エキスパートになる…

そんな研究があります。

10000時間の練習といえば
フルタイムの仕事を5年間だそうです。

私も人前で話す仕事をした時に
先輩から

「石の上まで三年だから
絶対に三年以内に辞めるなよ」

と、アドバイスされたのを思い出しました。

三年目から少しはマシになり
五年経ったら、ようやく使い物になる…

そんな風に言われたことも思い出しました。

後進の育成をしていても、そうだなあ…

毎日、フルタイムで五年かあ…

とにかく、練習、練習。

何かのエキスパートになるためには
練習、練習!
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観察学習 モデリング

2019年09月02日 | こころの子育て
人間は、生まれながらにして気質というのがあります。

しかし、育った環境からの影響の方が大きいと言われ
昔は遺伝か?環境か?と言う100 0の論争がありました。

しかし、
最新の心理学では、生まれが3割から4割
環境が6割から7割と言われています。

これを輻輳説といいます。

さて、格闘するゲームをしていると攻撃性が増すと言う研究データがあるそうなんですが

1960年代にバンデューラという心理学者が
「モデリング、観察学習」という考え方を提唱したことがあります。

バンデューラは、大人がパンチングボール(人形)をボコボコに攻撃するのを子どもが目撃しまうという実験をしました。

それを見た子どもたちは
その人形を見ると大人と同じように攻撃性を示したのです。

子どもたちは、普段攻撃性があまりないけれども、
その大人の攻撃するモデルを見た後には
攻撃性が増したというのです。

つまり、優しい子供に育てたかったら
お父さんがお母さんに優しくすること。

お母さんがお父さんに優しくすること。

攻撃的な子どもに育てたくないのであれば
親が攻撃性をモデルとして見せないことなんです。

もし、自分が攻撃的であると気づいたら
カウンセラーのところに相談に行ってみてはいかがでしょう?

お父さんがお母さんに優しくすること。

お母さんがお父さんに優しくすること。


もし、あなたの子どもが攻撃的だと分かった時は
もしかしたら?

自分が、攻撃的なモデルを示していたのではないか?
と疑ってみることが大切です。

「子どもは親の鏡」

まず、自分が攻撃的であると自覚し
その自分を変えることが大切です。

「感情処理法」や「愛着のカウンセリング」を知っているカウンセラーなら
攻撃性を減らすことが可能です。


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