今日は、セミナー「スマホ・ゲーム依存の現状と支援〜家族にできること・支援者にできること〜」に参加しています。
今年5月に世界保健機構WHOは、ゲーム依存をゲーム障害として認定しました。
ICD-11によるゲーム障害の定義は、
・ゲームのコントロールができない。
・他の生活上の関心事や日常の活動よりゲームを選ぶほど、ゲームを優先。
・問題が起きているがゲームを続ける、または、よら多くゲームをする。
・ゲーム行動のためにひどく悩んでいる、または、個人の、家族の、社会における、学業上または職業上の機能が充分に果たさない。
上記4項目が12ヵ月以上続く場合に診断する。
しかし、4症状が存在し、しかも重症である場合には、それより短くとも診断可能。
実際、熊本の地震の際に、避難せずにネットゲームをし続けた事例や
2017年9月静岡で16歳の息子に父親が「ご飯だよ」と声をかけたことに激怒し、包丁で父の首を切って殺害してしまった事例を紹介していただきました。
埼玉県立精神医療センターの成瀬 暢也先生によると、
依存症者に共通する特徴として
・自信がない
・人が信じられない
・本音が話せない
・見捨てられ不安が強い
・孤独で寂しい
・自分を大切にできない
依存症は、回復する病気で、
回復は、触れ合い。
目と目を見て、笑う数だというお話でした。