ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

人は皆、平等にかけがえのない人生の目的を持っている

2019年03月18日 | 生きる意味
「天上天下 唯我独尊」とは、
「自分一人が尊い」という意味だと思っていました。
お釈迦様の言葉と聴いていましたが、そんな意味ではないそうです。
では、天上天下唯我独尊の「独尊」とは、どのような意味なのでしょうか。
「独尊」とは、「たった一つの尊い目的」ということだそうです。
ですから、「天上天下唯我独尊」とは、「ただ我々人間にのみなしうる、たった一つの尊い目的(独尊)がある」という意味だそうです。
つまり、我々人間の命に差別はなく、皆、平等に尊いということです。

これは、心理学の交流分析(エリック・バーンが創始)の考え方

「人は、みなOK」

と、同じです。

 

頭のよしあしも関係ない。
人種も性別も差別ない。
有名かどうかは関係ない。
人気者もかどうかも関係ない。
地位の高さも関係ない。
働けず寝たきりであっても関係ない。
皆、平等に尊い目的を持っているという意味だそうです。

 

したがって、天上天下唯我独尊とは、
人は皆、誰もが、かけがえのない尊き人生の目的を持っている。
一人一人に独尊(たった一つの尊い目的)がある、
という意味だそうです。

私たち、一人一人がそんな風に思えるようになれば、

平和で、お互いに優しい世の中になりそうです。

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自分らしさを一歩一歩育もう

2019年03月18日 | アサーション
アサーションを学んでいます。
アサーションを1970年代に日本に紹介され、多くの研修をしてこられた80代の平木 典子先生は、
研修中だけでなく
日頃から、とてもアサーティヴな素敵な方です。
まさに、アサーションを実践され、そのように生きてこられた素晴らしい先生です。
平木先生は、アサーションの魅力についてこのようにおっしゃっています。
アサーションの魅力は、3つの道を私に開いてくれたことです。
①まず、自分も相手も大切にする応対の道を知らせてくれたこと。
2つ目は、アサーションを知っただけで、生き方が楽になること。
③そして、アサーションは、自分らしさを一歩、一歩育んでくれること。
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子どもがネットに壊される

2019年03月18日 | スマホ依存

スマホを見る子どもの脳に何が起きるのか?

いまの科学が証明した子育てへの影響への真実

 

 

子どもがネットに壊される

サイバー心理学者メアリー・エイケン著

小林 啓倫訳

 

・母親がスマホに夢中でアイコンタクトが不足する赤ちゃん

 

・過激なコンテンツへの接触やねっといじめに傷つく子ども

 

・ADHDとの関係

 

・SNS・ゲーム・自撮りへの依存

 

・尊厳を損なうメッセージが蔓延するティーンエイジャー

 

・犯罪と紙一重のフロンティアでのルール作り…

 

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がんばっているあなたが勇気

2019年03月16日 | 生きる勇気

がんばっているあなたが勇気

 

歩けない赤ん坊のあなたが、転んでも転んでも歩こうとする姿

 

いじめられて辛いから、いじめる側には回らないという勇気

 

  

 

 

ありがとう。

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「物事はうまく解決されるべきで、それができないのは良くない」のか?

2019年03月14日 | アサーション

思いをきちんと伝え合う伝える技術の先にあるその心とは…

アサーションを導入して普及させた平木典子先生の著書

アサーションという生き方について書かれた

「アサーションの心」

自分も相手も大切にするコミニケーション  

 

 

この著書は、平木先生の研修を受けた編集者が、

今までの先生の本ではアサーションの真髄が伝わっていないと、感じ

「アサーションの心」

について書いてほしいというリクエストに応えて実現した著書だそうです。

この著書の中から1部分をご紹介します。

 

P99ページから抜粋

「物事はうまく解決されるべきで、それができないのは良くない」のか?

 

この考え方を持っている人は、

物事うまく解決できないのは能力がないということであり、

そう見られる事は耐えられないと考えている可能性がある。

まして失敗などあってはならならず、

叱られ、報い、責任を取るような事態を招いてては

おしまいだとも思っている。

 

人は常に最大限の能力を発揮し、

適切に行動し、成果を収めなければならず、

それができないと責められ、認められないという錯覚に陥っているのかもしれない。

この考え方が他者に向けられると

子どもの永遠の間違いやスポーツ競技での失敗を厳しく、

仕事を首尾よくこなせない部下を軽蔑する上司になる。

能力を発揮する上で評価は必要だが、

課題達成の成果のみで評価することは、

相手を萎縮させ、持てる能力や特徴を伸ばす助けにはならない。

これが世間一般の常識となると、

自分や相手の業績や成果に必要以上にこだわり、

業績=人の価値と言う見方をすることになりかねない。

極端になると言うので成果を上げるもの以外は価値がない、

非難されても仕方がないことになっていく。

このような考え方をする人の多い集団や社会では、

失敗を避けて従来のやり方を踏襲する人が増え、

権力者の評価に依存して斬新なアイディアや方法が生まれないだろう。

品質的な人と失敗した人を責めたてる厳しい親や上司が増え、

パワハラや人権侵害を起こしているだろう。

 

***

私たちはまず、このような考え方を持ってしまっていることに気づき、

解放されていく必要があると思っています。

自分にも相手にも優しい社会を作るために…。

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その人がその人らしく生きる助けをするのがカウンセリング

2019年03月12日 | カウンセリング

その人がその人らしく生きる助けをするのが、カウンセリング。

 

こう言ったのは、エドモンド・ウィリアムス。

 カウンセリングの神様、日本でもファンの多い

Rogersロジャーズと同じ時代に、アメリカで論争を繰り広げて観衆を沸かせていたそうだ。

 

1960年代のアメリカに留学されていた方から教えてもらいました。

 その論争では、こういうやり取りが。

ロジャーズは、非支持的と言うが、

ウィリアムスは、ロジャーズは「なるほど」「そうなんですね」と言うのは影響を与えてないのか?

ウィリアムスの発言に拍手してどっと沸く聴取。

 

戦後、留学していた大学生の目には、

こうした論争を大衆の前でするんだという驚きと共に

「これが民主主義なんだ」と、映ったそうです。

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情緒豊かに生きる

2019年03月11日 | カウンセリング

怒りという感情は、感じたくないかもしれませんが、

感じないと生きていけない。

 

怒りたくないかもしれませんが、怒りの感情は悪いわけではない。

 

感情は、良い、悪いではない。感情に善悪はない。

 

だから、カウンセリングの神様と呼ばれる

 

Rogersロジャーズ。

相手の気持ちを大切に穏やかに相手の話に耳を傾けたカウンセリングの先生。

共感的理解、無条件の肯定的理解、自己一致を

「どんな感情も感じたい、

例えば、憎いという気持ち

殺したいほど憎たらしいくらいの気持ちを

とことん感じてみたい。」

と語ったそうです。

 

気持ちを感じることと、それを実行することは、違います。

気持ちを豊かに感じるのを「情緒豊か」と言います。

 

私たちは、「感情的」にはなりたくないと思っているので、「情緒豊か」も良くないと考えがちです。

 

しかし、「感情的」と「情緒豊か」は、全く違います。

むしろ、真逆なのです。

 

情緒豊かであることで、「社会的知性 S Q」=コミュニケーション能力が高くなるのです。

 

その為には、自分だけでなく、相手の気持ちを表現することです。

 

アサーショントレーニングでは、「私メッセージ」で、表現したり

相手はこんな気持ちではないかと思うことを表現したりします。

例えば、妻が夫に言いがちな言葉。

「いつも仕事ばかりで、家族は大事じゃないの?」

「私は、一人で困ってます。毎週日曜日は、あなたに子どもと遊んで欲しい。」

 

というように、「私メッセージ」で表現します。

 

この自己表現は、相手が同意してくれることを目指していません。

 

歩み寄るためです。

 

相手の気持ちは、こうだろうとおもんぱかって言葉にするのを「共感」と言いますが、

この事例だと

 

「あなたも仕事が忙しくて大変だと思います。」

と、共感もお忘れなく。

 

お互いの気持ちを分かち合い、歩み寄ることが

仲良くなる秘訣です。

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目が見えなくても視覚野が機能している人間の素晴らしさ

2019年03月10日 | 人間の能力

博多は雨です。今日から研修に参加しています。    

 

パラリンピックの走り幅跳びの選手が

目が見えないのに、真っ直ぐ走れるのはどうしてでしょうか?

 

実は、その方の頭の中に、イメージがあるそうです。

脳の検査をしてみると、脳の視覚野が動いているそうです。

人間の能力って、すごいですね。

 

天神地下街で、人の列。

ユニークな本屋さん?

 

良く見ると、rest roomレストルームと書いてあります。

お手洗いでした。本はディスプレイの様です。    

 

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48時間以内に必ず助けに行くよ

2019年03月09日 | 虐待

連日の様に報道される虐待のニュース。

虐待されてる子どもたちが、

もし48時間以内に必ず助けてくれると分かっていれば

SOSを出しやすくなるんじゃないでしょうか。

 

埼玉の児童相談所では、48時間以内に助けに行くというのです。

 心理カウンセラーの先生が、越谷児童相談所副所長だった藤井さんという方の話を教えてくださいました。

 

2004年12月に、56歳で亡くなられるまで

子どもたちが発したSOSを受け止め

保護してきた大人の話です。

 

この48時間以内に保護すると言うのは今でも埼玉な児童相談所で続いているそうです。

 

藤井副所長が亡くなられたときの朝日新聞の記事を転記します。

 

48時間 必ず助けに行くよ(朝日新聞2004/12/12
「毎日のように聞こえていた泣き声が突然、聞こえなくなった」
すぐに駆けつけなければならないのか、児童福祉司は迷った。
すでに43件の虐待事案を抱えている。山積みの書類、保健所の担当者との打ち合わせ・・・。
それに、やけどの跡やあざがあるというわけでもない。
日が暮れてから、通報のあった家を訪ねた。玄関口で幼児が母親の足元にまとわりついている。
奥で遊んでいる女の子の姿も見えた。
部屋は散らかっていない。
虐待はない、と判断した。ところが、安心するのは早かった。
「働きづめの夫は、休みの日になると遊びに出てしまう。
上の子にくそババアなんて言われると、カーッとしちゃって」 専業主婦の母親の言葉に危うさを感じた。
1時間近く耳を傾けると、いくらか落ち着いてきた。
虐待の芽を摘み取れたのは、足を運んだからこそ、だった。
通報を受けて48時間以内に子どもを目で見て確認する。
全国で唯一、埼玉県だけがそう義務づけている。
「埼玉方式」が生まれたのは不名誉からだった。
(虐待死全国一 98年度4件)
埼玉新聞が1面で報じた。直後に、県内の児童相談所長6人が集まった。
口火を切ったのは、県中央児童相談所長の今井宏幸さん(62)だった。
「通報を受けたら、先延ばししない。時間を区切ろう。」
人手不足にあえぐ福祉司にさらなる負担を強いるのか、と反対の声があがった。
「じゃあ、このまま子どもたちを見殺しにするのか」 場が静まった。
何時間にするか、そう畳みかけた。
24時間では現場がもたない。
72時間では、金曜日に通報を受けても月曜日まで放っておけることになる。
結局48時間に決まった。
「時間を、と訴えたのは、ある部下の影響があったんですよ。」
一線を退いた今井さんは振り返る。通報を受けると必ず、「突撃だぁ」と飛び出していき、「時間を区切らなきゃダメだっ」と口癖のように繰り返していた。
「彼がいなかったら、思いつかなかったんじゃないかな」 その部下とは、越谷児童相談所の副所長だった藤井東治(とうじ)さんのことだ。
この夏、クモ膜下出血で亡くなった。56歳だった。
「入院から2日。意識は戻らなかったけど、十分にお礼を言う時間をくれた。」妻の和子さん(63)は言う。
職場の外でも動き回っていた。
NPO法人「埼玉子どもを虐待から守る会」の理事、「日本子どもの虐待防止研究会」運営委員、「いのちの電話」相談員の研修の講師も引き受けていた。
担当していた少女を自宅に引き取ったこともある。
母親が家を出て、薬物中毒の父親は傷害罪で逮捕された。少女が19歳になると写真を撮って、服役中の父親に渡した。
「やりたいことが山ほどあってとにかく欲張りな人。まるで、子どもみたいでね」(和子さん) たばことピースと酒を手放すことがなかった。
昨年暮れ、藤井さんは埼玉新聞記者の小宮純一さん(46)を居酒屋に誘った。
小宮さんが児童虐待の連載記事を書いて以来、5年余りのつき合いだ。
ふたりで1升をあけるころ、小宮さんが問いかけた。なぜ48時間なのか、と。
「それはね、約束なんだよ」 藤井さんがコップの酒をすすった。
曇りガラスの向こうで初雪が舞っていた。 「どんなに厳しい状況にあっても48時間は生き延びてくれ。
そしたら必ず行くからっていう、子どもとの約束なんだ」 埼玉では今年、虐待で命を落とした子どもはいない。
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大分県日田市で講演です。

2019年03月09日 | 講演です

福岡市内から高速バスで1時間半ちょっと。

大分県日田市に来ました。      

三隅川の夕陽に癒されます。

 

会場の日田パトリアは、日田杉がふんだんに使われていて、明るい施設です。  

 

日田市内あちこちに、おひなさまが飾ってあります。      

      
      

 

 

梅まつり、蔵開きもあるようです。

 

今日は、パトリア日田で午前10時40分から子育て講演会です。      

 

 

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両手で皿回しをしていたのに気がついた

2019年03月08日 | カウンセリング

両手で皿回しをしてることに気づくことがあります。

 

皿回しをしていると言うのは、人の機嫌を取ったり人を喜ばせることを一生懸命やっているというようなことです。

 

それが、ほとんど無意識だったので、

意識していなかったけど、気がついたという意味です。

 

しかも片方の手だけではなく、両手で皿回しをしていたとしたら…

 

肩、首すじに力が入り、胃が痛くなりそうです。

 

自分の事は後回しになっていた。

 

こんな感覚を持つ人は少なくありません。

 

生まれ育った家族で、

例えば、

・両親の仲が悪い

・お母さんがお姑さんと仲が悪い

・暴力を振るう人がいる

・生活するのがやっとで子どもの面倒を看る余裕がない

などの家族で、子どもの側が親の心の面倒を看てきたという生育歴を持つ場合です。

こうした立場になりやすい人は、

優しくて、人が喜ぶことが自分の幸せになるようなタイプです。

こういうタイプの方は、

自分の周りのことばかりを一生懸命やっていて

もういっぱい、いっぱいになった時に、

カウンセリングルームを訪ねてくれることがあります。

心理カウンセラーとの面談で、お話ししていく中で、

自分では気づかずに親の面倒を見ていることを自覚したときに、

自分の事は、おざなりになって我慢ばかりしていたことに気がついていかれます。

もう、皿回しの手を止めて

両手は自分のために使ってください。

これからは

両手を羽ばたかせ、自由に自分の道をこれから歩んでいってください。

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講演です

2019年03月07日 | 講演です

2019/03/09大分県日田市で講演会をします。

 

3月9日土曜日午前10時40分から12時

会場はパトリア日田 小ホールです。

午後は近くでワークショップもおこないます。

ご案内を添付します。

ワークショップでは、実際のカウンセリングが見られます。

ワークショップの参加費は有料です。

 

ご参加、お待ちしております。

       
     
 

 

 

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「オニババ」は、ママの勲章

2019年03月06日 | こころの子育て
"「オニババ」は、ママの勲章"です。

鬼婆って言われるとショックですよね。

 

私は子供が5歳位の時に初めて言われた気がします。

良い子、お利口さんにしていた子どもは、

お母さんに鬼ババって言わないでしょう。

 

40代、50代でうつ病になっている人に話を聞くと

子どもの頃に、反抗期がなかったと言われることも多いです。

 

それは、良い子にしていた子どもが大きくなって、良い人になって我慢ばかりしてしまうからです。

 

なので、反抗期は大切なものです。

 

反抗期とは親や先生から見た言い方で、子どもの側から見たら自分は親の言う通りにするのは嫌だと言う自己主張であって

「いや」と言う感情は、自分を作る感情です。

 

だから、反抗期は喜ぶべきものなのです。

 

もしあなたのお子さんに「鬼ババ」と言われたら、喜びましょう。

 

「鬼ババ」と呼ばれるということは、

子どもが立派に自立するように育ててきたという勲章です。

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家族と笑顔で過ごすためのコミュニケーション法 朝日カルチャーセンター

2019年03月06日 | 講座
福岡市の博多駅近くで心理カウンセラーをしている「ひまわり先生」こと米倉けいこです。 
 
12年目に突入したブログ「ひまわり先生のちいさな玉手箱」が、不具合で更新できなくなってしまいました。
 
 
今日は、午前10時から12時まで「家族と笑顔で過ごすためのコミュニケーション法~タイプ別接し方~」です。 
子どもカードの使い方も詳しく、解説します。
家族のお互いが互いの違いを知り、尊重し合い、仲良くなった お母さんが子どもを怒鳴らなくなった、などと喜びの声をいただいています。 
4回目ですが、単発参加可能です。 
場所は、朝日カルチャーセンター 博多駅前にある朝日ビル8階です。 
初めての方は午前9時半にお越しください。 お待ちしています。 
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テクノロジーは、人の愛には置き換えられない。

2019年03月02日 | スマホ依存

今日2019/03/02は、福岡市国際会議場に

日本助産学会学術集会の市民講座に来ています。                         

 

公開講座①は、スマホに子守をさせないで!

〜赤ちゃんが健やかに育つために〜

九州医療センター 小児科医長 佐藤 和夫先生

啓発リーフレットを見てください。          

 

 

アメリカ小児学会と日本小児科医会などは、

2歳までは、スマホを使わせてないでと提言しています。

 

2011年のニュースで、赤ちゃんが雑誌をスワイプする姿が報じられました。

その当時は、珍しいから報道されました。

今では、赤ちゃんが積み木をスワイプする姿も珍しくありません。

メディアの暴力シーンや「バーチャルバイオレンス」と呼ばれる人をシューティングするゲームは、

攻撃性、衝動性に影響します。

 

現に、シューティングゲームをしている子どものゲームやスマホを取り上げようとすると

キレて、暴れるという話をよく耳にします。

 

テレビの視聴時間が長くなると、以下の様な問題が見られるそうです。

 

・運動不足と肥満。

・体力低下。

・性行動の低年齢化(メディアが性行動を教えてしまう)。

・喫煙、酒、薬物。

・学業成績の低下。

 

ケータイ、スマホの使用時間が増えると

テストの平均正答率が下がるというデータもあります。

 

中学三年生の8割は、勉強中にスマホを使っているそうです。

 スマホを止めるだけで、偏差値が10上がるというデータもあるそうです。

 

テレビやゲームの視聴時間が増えると

注意欠陥問題が増えるそうです。

 

 

                         

 

公開講座②は、子どものこころよ発達:児童虐待と傷ついていく脳

福井大学子どものこころの発達研究センター

発達支援研究部門 友田 明美教授

 一人で留守番させるのも、虐待(放置虐待)で、昔は「鍵っ子」と言って

子どもを留守番させていたが、

それは、脳にもダメージがあるとのことです。

 

親としては、無自覚にしてしまっていることも沢山あり、反省することばかりです。

 

今日の講演を聴いて、また昨日の先生たちの勉強会をして思いました。

 

子育て中のママ、パパのテルビ視聴、スマホ使用時間を見直すことから始めませんか?

特に、仕事で疲れて帰ってきたお父さんのテレビ視聴、スマホ使用時間を減らすことが難しいそうです。

世界保健機構WHOは、ゲーム依存を病名にすることを決めたそうです。

 また、デジタル・デメンチアという言葉もあります。

長時間、電子メディアに触れていると子どもの思考力を奪います。

神経細胞は筋肉と似ているので、電子メディアに触れて 思考しないと、

若くても、認知症になると言われます。

実際、若年性認知症が増えています。

長時間のスマホ使用は、近い所ばかり見るので、

急性の内斜視が急増していて眼科医の間でも問題視しているそうです。  

 

先日、知り合いから

高校の学生さんが、スマホのし過ぎで、内斜視になり、手術をしたと聴きました。

 

メディア漬けによって、乳幼児の発語が遅れ

4時間以上テレビやスマホを視聴していると言語発達の遅れ

情緒発達の遅れ、社会性の発達の遅れも指摘されています。

赤ちゃんは、テレビや音声だけでは言葉を覚えませんが、

人と共同注視することで、言語を獲得することがわかっています。

 

幼児のテレビの視聴時間が長いと

就寝時間がおそく、

睡眠時間が短い

排泄リズムもよくない

などのデータがあるそうです。

 

昭和の時代の幼児は、一日平均 1万二千歩歩いていましたが

 

平成の幼児は、一日平均 5千歩しか歩いていないそうです。

運動しないことは、体力低下だけでなく

立体視覚の発達にも影響を与えるとのこと。

 

2歳児の調査でも、自制心への影響が指摘されています。

 

もちろん、養育者(主にママ)基本的信頼、愛着に影響を与えます。

 

テレビ、スマホは、「電子ベビーシッター」「電子おしゃぶり」と言われているんだそうです。

 

一歳半健診では、スマホ使用時間が長いほど、スマホを取り上げると嫌がる傾向があります。

 

やはり、赤ちゃんの最高のおもちゃは、ママやパパの声と顔と手。

 "テクノロジーは、人の愛には置き換えられない。"

子どもも大人も、直に触れ合うこと、触れ合い遊びが最も大切です。            

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