ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

小さな、小さな幸せ

2016年12月28日 | こころ
「夜と霧」の著者ビクトール・フランクルの患者さんで、重い障害を伴って生まれてきた子どものお母さんの話。

その母親は、重い障害を伴って生まれてきた我が子を
神様のように崇め かぎりなく愛していたそうです。

フランクル著「夜と霧」より一部 抜粋します。
***
母親の無償の愛のかいなく、子どもは歩くことも話すこともできなくなった。

しかし、この母親は諦めず、その子のために昼夜働き通し、
薬を買って、抱きしめて愛撫してやるのだった。

すると娘は母に抱きつき、微笑んで、
小さな手で不器用に母親の顔をなでる….。

この母親は言った。

「そんな時、私は幸せでした。

どんなにつらいことがあっても、かぎりなく幸せだったのです」
***

小さな手で撫でられる幸せ。

どんなに沢山お金を稼いでも

どんなに社会的に賞賛されても

幸せは、買えない。

小さな手で撫でられる幸せに勝る幸せは、ないのかもしれない。

何が大切なのか

私たちは、大切なものを見失いがち。

辛い時

怖い時

お腹が痛い時

ただ、撫でてあげる、抱きしめてあげる。

そんな簡単な幸せが、私たちの中には、既にある。

抱きしめる、撫でる、そんな無償の愛情を自分から相手に注いでみて。
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