ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

学校と家庭の連携の必要性

2016年12月10日 | こころの子育て

学校に「いじめられている」と相談していた

新潟で自殺した高校生の遺族が遺書を公開しました。

この高校一年生の男の子は、学校に「いじめられている」と相談していたことが分かり、
親は、先生から知らせてもらえたら、こんなことにはならなかったと遺書を公開に踏み切ったそうです。

現代は、先生と保護者に距離があるのかな…

仲良くしたいな、子どものために。

親と先生は、決して敵になってはいけない…

子どもの命を守るために、学校と家庭の連携の必要性を痛感します。

また、言葉によるいじめならば、
言葉を聞いていた傍観者たちが複数で
いじめられている側の味方についてあげられていたら…

せめて、誰か一人でも、誰かに相談してくれていれば…

明日は我が身、なのか?

子どもたちは、安全じゃないんだろう…


最近、発表された 15年度のいじめ認知件数は、過去最多の約22万件で、都道府県や学校間で認知に大きな差が出ています。

1.000人中3件しか認知されていない県もあり、この数字は、実際のいじめの数より少ないのではないかという意見が多数あります。

さて、問題の新潟の高校一年生の男の子の新聞記事ですが…

当事者意識の足りなさ、情報共有の乏しさ

相談はしていたとのことですから、
認知されていても、適切に対処されなかったのかと思うと悔やまれてなりません。

以下、記事から抜粋します。

***
新潟県立新潟工業高校1年の男子生徒(15)が11月下旬に自殺した問題で、遺族が9日、生徒が残した遺書を公開した。

「本当はもっと生きたかったけどもう生きていける気がしません」
と亡くなる直前のつらい心情がつづられていた。

 遺書はノートから切り取った紙1枚に書かれ、自室の机の上に置かれていた。

言葉によるいじめを受けていたことが書かれ、「9月中旬から今に至るまでの平日は生き地獄のような毎日でした」と明かした。

学校の教諭に複数回、相談していたことにも触れ、「11月に入ってから相談した方は何の解決にもなりませんでした」と書かれていた。

 生徒の父親(44)は「人の悪口を言うのを一度も聞いたことがないような優しい子だった。

学校から、一言『悩んでいるようだ』と教えてもらえていれば、結果は違ったと思う」と声を詰まらせた。

 学校は今月5日、「情報共有や指導方法に不十分な点があった」とする調査結果を公表。

新潟県教育委員会は、第三者委員会でいじめと自殺との因果関係などを調べている。

12/9(金) 毎日新聞より

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