光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

不思議な富津の大わらじ②-関尻集落の境に吊るす厄除け

2020年02月07日 | 日記
 
 この大わらじを作り村の境界に吊るすという厄除けの行事は、何時から始まったのかはよく分からないそうです。しかし昔は2月に初めて降る雨の日に作っていたようです。今では毎年節分の日に藁を用意し、集落の人たちがお堂に集まって大わらじを作っています。なぜ2月の初めの雨の日に作っていたかなど分からないことが多いのですが、現代に残る特異な民族伝承、何時までも続けてほしいものです。





 13時頃からはじまった大わらじ作りも1時間程するとわらじの姿が見えてきました。しかし重労働ですね。藁を編んだり切ったりするのも大変です。上は疫病神に渡す酒樽ですが、これも形が見えてきました。





  そして14時半頃になると杉の枝と炭を付けた酒樽3個が完成。それを取り付けた約1.5mの長さの大わらじも、30分後に出来上がりました。





 15時頃、集会所の前に大わらじを持った人が出て、見物人や新聞社にお披露目です。新聞社は千葉日報、新千葉新聞、それと富津市広報の方が取材に来ていました。その後、大わらじは3台の軽トラックに積まれ、所定の場所に移動です。



  3か所に分かれて大わらじを取り付けるので、私たちは県道88号線沿いに取り付ける軽トラに続きました。小規模な崖に吊り下げる金具が設置されています。周りはコンクリートで覆われていました。かなり目立つ場所です。手際よく大わらじが吊られて、ここでも写真を撮らせていただきました。



 とても親切な方たちでした。作業中も嫌な顔をせず、質問に答えていただき感激です。。
  是非来年も来て他の場所に吊るされる大わらじを撮りたいと思います。







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