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「放射能汚染以上に恐怖を感じます」 ある福島市民の報告

2012-02-13 17:37:36 | フクシマの怒り

ある福島市民の報告を転送します。


 

 現在福島市から山形に夏から避難し、現在福島と山形をたびたび往復している者です。

 最近、福島に流れる異様な雰囲気に恐怖を感じます。これは最近 益々強くなったと感じています。医者や病院、役所や学校あらゆると ころで福島は安全だとのメッセージが流れ、同じ方向に進まないと生きていけない空気を感じます。

 放射能を気にする発言をすると、放射能を気にし過ぎることで子供の健全な成長が阻害される、母子避難することで家族崩壊が招かれる、との情報で「もう子供の心の健康と家族を思い、放射能の事はもう考えません」と言い出す方達があちこちで出てくるようになりました。

 国や自治体からの発表に疑問を持つと過激な反体制と疑われ、避難を口にしようものなら、地元を見捨てるエゴの塊と見なされる。狭い狭い偏狭な方向へと導かれているように感じるのです。

 今この場がどんな状況で、何が起こっているかを何の偏りもなく、 ただ冷静に知りたい、過去の事実から学んで活かしたいとの思いは、危険と見なされる不思議さ。肌で感じ取り、目で見て、情報を分析して考えること、異なった考えを議論することその全てを一切禁止され ているような感覚があります。

 福島を襲った災難を県民一致団結して乗り越えようとの思いは分か るのですが、ただその方法が正しいのか?との疑問の声を上げられない空気を感じます。

 私はこの異常な雰囲気に対し、放射能汚染以上に恐怖を感じます。 ある人々はこの恐怖に屈して、これに同調しているか、または全く疑問を感ずることなく、これと一体となり生活しているように思われます。

 
NNNドキュメント12 3・11大震災 シリーズ28 
 福島県二本松市で幼稚園を経営する寺の佐々木副住職。園児を守るため除染を続けてきた。粉ミルクへのセシウム混入を見つけたのもこのチームだ。昨夏、園児達の北海道への一時疎開を行った時、ある母親は「娘が、私は子供が産めるんだろうかと言う」と苦しい体験を訴えた。一方、故郷を去った人達もいる。原発から約5キロの所にある大熊町の教会。爆発事故直後から、佐藤牧師を中心に教会員60人余りが、吹雪の福島から山形へと彷徨った。結局、東京都奥多摩町の教会に落ち着くことが出来たが望郷の念断ちがたく、いわき市での教会再建を決めた。人生を狂わされた人々の姿を通し、この事態を宗教者達がどの様にとらえ、行動したのかを探る。

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