「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

ドイツ国際平和村

2008-08-17 23:58:29 | ボランティア
世界ウルルン滞在記でドイツ国際平和村の様子が放映されていました。
私が地雷のことを知り、被害者のために何かをしたいと思ったのも、この番組を見たのがきっかけでした。

9年前、初めて東ちづるさんが平和村を訪れたときの放送を見て、地雷や戦闘で傷ついた子どもたちの様子を目にし、とてもショックでした。
足や手をなくした大勢の子どもたち、中でも頭蓋骨が損傷してヘルメットをかぶっている3歳の子は衝撃的でした。
アフリカやアフガニスタンなどでは治療ができない子どもたちが、親元を離れた、言葉も通じないドイツで共同生活をしながら、治療にリハビリに頑張っていました。

その当時、平和村では子どもたちを一時的に預かり、よくなったら親元に帰すので、子どもたちが慣れ過ぎないよう、抱っこしたり、おもちゃを与えたりしない方針でした。
しかし、今回の映像では子どもたちがスタッフに甘えて、抱きついてくると、しっかり抱きとめていました。
またプレイルームには、おもちゃやぬいぐるみなどがたくさん置いてあり、子どもたちが楽しそうに遊んでいます。
これは、日本人のボランティアがスタッフとして加わり、その愛情あふれる接し方で子どもたちがとても癒されることがわかり、方針を変えたのだそうです。

平和村では2000年からカンボジアにも10ヶ所の診療所を作り、子どもたちへの結核、ポリオ、三種混合などの予防注射を無料で行なったり、安全な出産のための指導などもしています。
またカンボジアでは直せないような子どもをドイツの平和村で治療しているそうです。
その中には、地雷の被害だけでなく、原因不明の病気が含まれ、それはベトナム戦争時代に使われた枯葉剤の影響ではないかといわれています。
またアフガニスタンでも、先天的な異常を持つ子どもたちが多くなり、これらはウラン弾などの核の影響を受けているものと思われます。

子どもたちは辛い治療やリハビリを受けながらも、明るい笑顔です。
こんなあどけない子どもたちが戦争の被害者になっているということを、原因を作った大人たちはわかっているのでしょうか。

小さな一歩の会では、押し花しおりやバザー販売を通じて得た収益金で、カンボジアの子どもたちを支援していますが、同時に、まだこのような被害を受けて苦しんでいる人がいることを皆さんに知って欲しいと思って活動しています。

世界は一つ、地球上のみんなが笑いあいながら暮らせるようになることを願ってやみません。

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