とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

十二月大歌舞伎 昼の部Aプロ 2019/12/3

2019年12月03日 | 古典芸能


久しぶりに歌舞伎座へ
とても賑やか。
入ってすぐ客層がちょっと違う気がした。
いわゆる歌舞伎好きな普通の方々が集まってるかんじ。
先々月は着物の方とか関係者?ぽい方が目立ってたんだけど。

今日の昼の部は、玉三郎の阿古屋がありますから、人気があるのは当たり前
写真の酒樽の真ん中に、大入りの札がかかっています。
昨日開幕のせいもあって、売店もおお賑わいでした。


一、たぬき
大佛次郎の新作歌舞伎を中車が主演。
放蕩の果てに急死した男が、焼き場で息を吹き返し
どうせなら冷たい女房と別れて、妾とやり直そうとするところ、
妾に情人がいることが分かり、別人として生きていく・・

面白かったです。感情移入はちょっとですが・・


二、村松風二人汐汲むらのまつかぜににんしおくみ

梅枝と児太郎が、姉妹の海女がかつての恋人を思う舞踊劇を。
この二人は、昨年に続き、阿古屋を、玉三郎とのトリプル上演してます。
多分玉三郎の期待を受け、薫陶中。
すっきりと背も高いし、とても綺麗で情緒あり。


三、壇ノ浦兜軍記
阿古屋

昨年は児太郎のを観ましたが、今年はやっぱり玉三郎。
(児太郎さん可愛くて十分良かったですけど)
それに、松緑が憎まれ役の岩永座衛門を遣るので見たかったんです。
(昨年も玉三郎の阿古屋のときに遣っている)

玉三郎の阿古屋は私は2回目なんですが、やっぱりすごい。
劇場の空気が変わります。すごみが違う。
琴、三味線、胡弓いずれも上手。
特に胡弓は完全に一人で。いい音出てました

今回人気のある玉三郎の阿古屋ということで、上手寄りしか取れなかったんですよ。
それで玉三郎の所作はよく見えなかったんだけど、反対に浄瑠璃や長唄は良く見えて、
そういう音楽陣の働きというのか、阿古屋との掛け合いがすごくいいんですよ。
セッションといってもいいかもね。

岩永はばっちり見えました。目が大きいからメーキャップが映える
所作が可愛くて面白い。笑いが起こってる。

結局観るところが多い。
阿古屋に音楽陣に岩永に
1回では無理。

結論は、大満足。

阿古屋の3人



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2 コメント

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待ってました! (TAMU)
2019-12-05 13:41:47
いよいよ行ったのね!

「たぬき」、中車はこういう路線だったら水を得た魚じゃない?
これは大佛次郎が二世松緑にと書いたそうですね。
良かったでしょうねぇ。。。

「阿古屋」、やっぱり玉三郎のに行ったのね
貫禄が周囲を圧していたでしょう?!
・・・浄瑠璃や長唄とのセッション、なるほどね。。。
松緑の岩永座衛門もぴったりはまり役ね。

きっと千秋楽まで大入り続きでしょうね
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TAMUさん (ちーた)
2019-12-05 17:27:00
お待たせ~

たぬき、二世松緑のを観たかった~
中車はこの路線がやはりいいいだろうと思いますね。
演技力ありますからね。
ただ終わりの、家に帰るという決断をする場面がねえ。なんだかねきっと二世松緑ならもっと納得の演技だったんじゃないかなあ・・観てないから自信はないですけど。

玉三郎の阿古屋はやっぱり良いですね!!
大大満足

昼の部はたしかほとんど売り切れだったかと
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