とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

三月大歌舞伎昼の部 2019.3.7

2019年03月30日 | 古典芸能
三月中にはレポしないと
とはいえすでに1か月経ってしまったので記憶が・・

一、女鳴神

鳴神の主役男女を入れ替えたお話。
女性の鳴神に、色男が現れてお酒を飲ませて
寝ている間に、滝のしめ縄をきって
滝つぼに閉じ込めた龍をとき放して雨を降らせる物語

まあやはり、男の鳴神上人のほうが話も自然で面白い


ニ、傀儡師(かいらいし)

傀儡師とは人形を遣う大道芸人のこと。
一人の演者が何役かを踊り分ける舞踊劇。
幸四郎は踊りは上手なので良かったと思いますけど
申し訳ない。記憶がないです。


三、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
近江の国高嶋館の場
館外竹藪の場
土佐将監閑居の場

高嶋館の場で、襖に描いた虎が飛び出て来る場面で
出てきた虎がめちゃくちゃ可愛くて元気で、大受け
獅子舞のような二人で演じる着ぐるみですが、
京劇の虎みたいな顔で愛嬌がありました。

土佐将監の場が感動的で、大変面白かったです。
白鷗が吃音の障がいのある絵師、
猿之助がその気丈な女房で、どちらもとても良かったと思います。
白鷗は演技力があるのでこういう芝居はやはりいいです。
猿之助の女形はすごく良かったです。正直苦手だったけど見直しました。
他にも彌十郎の師匠、門之助の奥方で、全体に雰囲気もよかったです。


三月は昼の部のみの観劇。
夜の部は、幸四郎と猿之助のダブルキャストがあったり、
仁左衛門の盛綱陣屋がまた、かっこいい(でしょ!)ので魅力だったんですが・・
体力があれば・・と思います