とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

壽初春大歌舞伎 新橋演舞場2020.1.21

2020年01月23日 | 古典芸能
今月3回目の歌舞伎です。
やっぱり新年は歌舞伎を楽しみたい

新橋です。海老蔵座長公演
夜の部へ。

一、神明恵和合取組かみのめぐみわごうのとりくみ
め組の喧嘩

何度か観たことはあると思います。顔見世みたいなかんじ。
今回は通しっぽい流れなのが分かりやすくて、良かったです。
ただまあ、いつも感じる、それって命かける喧嘩の理由ですか?ってかんじがね。
時代変わって、共感はしにくいです。

海老蔵・勘玄君での親子のやりとり、とか
大詰めの大立ち回りはすごく迫力あって面白い。
とりあえずは鳶も相撲取りも引き下がるという、
暗くない幕切れといい、お正月にはぴったりでしょうね

今回花道の横の席を取れまして
顔も姿も美しい、海老蔵がばっちり見られました。
大きな目を活かしての演技とかも
・・すごいわ
客席も、おお~うつくしい~ざわざわ~
それはありがたいのですが
花道を、鳶の若衆が全速で駆け抜けるのが怖くて
長いはしごを抱えて走る方もいますし
冗談でなくへたすると大けがしそう。

二、新歌舞伎十八番の内
雪月花三景せつげつかみつのながめ
仲国

平家物語を背景にした舞踏劇。話はよくわからない。新たな台本とか。
むすめのぼたんさんが美しく踊り、すっぽんから出て、奈落に消えて。
海老蔵が豪快に華やかに舞いました。
海老蔵の踊りちょっと面白かったです。躍動的。新しい感じがしました。振付藤間勘十郎。


昼の部も興味あったけど、体力考えて。
秋元康の新作を遣ったようですね。
で、これがやや評判悪いみたい。
まあ新作歌舞伎は難しいですよね。
それに、実は海老蔵は人気もすごいけど、その分アンチがいるのよね。
なので、評論は無視。自分で観てから考える。
私も正直、海老蔵の気になるところはあるんだけど
とにかく、決意と行動力はすごいし、ひたすら美しい。
なにしろ歌舞伎の看板ですので、応援しようと思っています。
団十郎の襲名が間もなくで。まだ若いのに大変だなあと思います。
でも団十郎になれば、今より発言力が強くなるのかも。
そうなれば、活動しやすいかも・・。


今月はお正月公演でもあるので、国立、歌舞伎座、新橋演舞場を楽しみました。
客層がだいぶ違います。
国立は地味かな。男性も多いし。
歌舞伎座はやはり華やか。年齢層が一番高い。
演舞場は、海老蔵だからだと思うけど、若い元気な女性でいっぱいな感じで、
出待ちの人垣がすごかったです。

寿初春大歌舞伎 2020.1.14

2020年01月15日 | 古典芸能


やっぱりお正月ムード・・と言いたいとこですが、もう落ち着いてる

一、醍醐の花見

ご存じ秀吉が栄華の頂点で催した花見の宴。
親子や兄弟役者が揃って、華やか。
淀殿役で、福助登場。
台詞は通ってるんですけど、動きは少なかった


二、奥州安達原
袖萩祭文 そではぎさいもん

浪人と結婚して家を出た娘が盲目になり娘を伴って、実家に現れる。
その袖萩を、雀右衛門。
目を瞑ったままで三味線を引きます。
良いところが出て、こういう可哀想な役はぴったりです。
元が文楽なので、語りで悲しみを浮き彫りにします。
泣いてる観客も多く、私もぐずぐずしました。子役が可愛い。
まあ理不尽なんだけど、父親と娘が同時に自害してしまう前半を堪能。

後半になると、かたき討ちや家の再興のお話。
芝翫や勘九郎が豪華な衣装で格好よく魅せますが
なんだか話が難しく、感情移入は止まり・・
ちょっと疲れました(体調不良)。


三、素襖落すおうおとし

一昨年の松緑のを観て以来でした。
松羽目物のおおらかさとおかしみで楽しい演目です。
型も違うようですが、松緑と吉右衛門のキャラの違いは大きいでしょうね。
別物に見えました

松緑は豪快にきちんと演じててすごく良かったんですよ。
で、吉右衛門は洒脱というのか、余裕の可笑しみなんですね。
ただ息切れてらっしゃいました(遠くからはわからないと思う)。お疲れ様。


四、天衣粉上野初花河内山
くもにまごううえののはつはな こうちやま

白鷗の幸四郎時代からの当たり役ともいえそうです。
表情や台詞のいい方で、裏の顔を垣間見せるという感じ。
表情が見えるお席だったので、楽しかったです。
吉右衛門が甥の幸四郎と演じたのも観ていますが。
まあ似てるから・・ちょっと違いが判らない


全体にお正月公演らしい豪華さ。満足しました。








初歌舞伎 国立劇場 2020.1.9

2020年01月12日 | 古典芸能
今年の初舞台は国立劇場です。

通し狂言菊一座令和仇討きくいちざれいわのあだうち
このところお正月は菊五郎座長の菊五郎一座の狂言です
南北原作で、有名なキャラクターが時代を超えて出てきて、なかなか面白いお話でした。
それに、国立ならではの、通しというとこが嬉しい。



お正月気分になりますし、男性客も多いです。
ただ、歌舞伎座には華やかさで負けてるかな

菊五郎一座と言えば、菊五郎、菊之助はもちろん
松緑、時蔵、團蔵とか、楽善、彦三郎、亀蔵親子とか、右近、梅枝
萬次郎、片岡亀蔵とか、役者がそろってます。
松緑の息子の左近くんも出演。声変わり終わったのか青年声になってました。
13・4歳かな(体はまだ小さい)


菊之助は綺麗な若武者で、それはそれでいいんだけど、物足りないと思ったら
女性に間違えられたのを利用して、廓に身売り・・当たり前にさすが綺麗で、嬉しい。

申し込む段階で、ダブル花道とは知らなかったので、いつもの花道よりの席にしてたので
両方の花道に、菊之助と松緑が同時に出てきたり、同時の引っ込みあり。
とてもわくわくして、かっこいいんだけど
・・左見て右見て、左、右・・忙しい~
真ん中の後ろが、観やすいだろうなあ。

ほぼ最後の立ち回りがやっぱり楽しい。
さて、お家騒動から、かたき討ちの話になるんですが、この後はまたの再会に・・
という展開がお正月らしい。
お正月恒例の、手ぬぐい撒きもありましたが、取れず。
これ難しいですね。自分に飛んでこない限り、手を出せない・・



謹賀新年

2020年01月01日 | 日常
東京は穏やかなお正月です
今年もどうぞよろしくお願いいたします
良い年にしたいです。まじで

ちょっと小さな飾りを足してみたものの・・
ほぼ変わり映えなし
実物を見ると、明るい印象になってるんですけどもね


キンキキッズとカツーン、それに新しい地図から年賀状届きました。
うれしい。やっぱり。