とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

團菊祭五月大歌舞伎夜の部 2019.5.21

2019年05月28日 | 古典芸能
先週に続いて夜の部へ



一、鶴寿千歳かくじゅせんざい

昭和天皇即位の奉祝曲として作られた曲で、
そのあとも時代の節目を記念して上演されているとのこと。
筝曲を主体とする演奏。なので女性が舞台の上に。

私なんと遅刻してしまいまして・・終わりの方しか見られず
時蔵と松緑の舞踊劇だったのに・・申し訳ない


ニ、絵本牛若丸
七代目丑之助初舞台


ということで、両方の祖父、菊五郎と吉右衛門がそろい踏み
終始にこにこしてました

他にも、時蔵、雀右衛門、松緑、海老蔵、楽善、左団次等勢揃いで賑やかに
菊之助が、ここでは弁慶を。
・・花道出たところで・・ちっさい・・と思ってしまってごめんなさい
背の高さではそんなに小さいわけでもないと思うので、隈取してても可愛いから・・
下駄を履いて出たらよかったのに、と思ったのですが、
引っ込みで牛若の丑之助を肩車するので、下駄は履けなかったのかも

ともかく丑之助君が可愛くて楽しかったです。
おっとりしてて、でもタイミングばっちり、声もしっかりと。
花道でかわいい六方も。

三、京鹿子娘道成寺
道行より鐘入りまで

夜の部のお目当ては、これ。
若手ではもう最高峰かと思います。可愛さ綺麗さではだれにも負けない
所化には権十郎以下の若手が勢揃い。
左近(松緑の子)鷹之資(富十郎の子)も

まあここで大満足で、帰りたいくらいなんだけど
貧乏性のために・・最後まで

四、曽我模様侠御所染そがもようたてしのごしょぞめ

疲れもあったけど、侠客の話は苦手だな・・
若手が頑張って、まあまあ

・・・・・・・・・・・・・・・

来年は海老蔵が団十郎になるから、
團菊祭、盛り上がるだろうなあ

團菊祭五月大歌舞伎昼の部2019.5.16

2019年05月16日 | 古典芸能
歌舞伎座久しぶりのおお賑わい
売店も大混雑
着物率かなり高い



一、寿曽我対面

何度も観てる気がしますが、いろいろ設定の違いもあるし
最近面白さもわかってきたような。

松緑の工藤祐経は初役。たしかに、そういう年になったかとも思いますが
これがとても良かったです。
他のメンバーが若いせいもあるでしょうが、締めている感じで貫録も。

大磯の虎に、最近好きな若女形尾上右近と、化粧坂少将には可愛い米吉


ニ、歌舞伎十八番勧進帳

海老蔵の勧進帳は多分初めて観たのですが、すごく魅力的。
花道からの出の時に、命かけて主を守るという覚悟がみえました。
楽しいというか面白さもある。
そしてやっぱり目がすごい。大きな目を自在に動かしてくれます。
顔が見える距離にいたんだけど、目をみたくて双眼鏡でしっかり。
表情豊かで、まあそれで結構笑いも微かですけどおきてました。
花道の引っ込みは予想通りの迫力で。大満足

勧進帳といえば、吉右衛門、幸四郎(白鷗)故団十郎さんあたりが
やはり印象に強いですよね。正統派だと思います。
海老蔵はちょっと違いますね。
まあ好き嫌いはあるかもですが、若い人にはうけそうです。今日の客は大喜び。

松緑は今回は二回目の富樫。
海老蔵に相対した感じが年齢も近いし、いいと思いました。
辰之助時代に一度、勧進帳の弁慶をやってるのかな?
今後観たいです。また新しい個性を見せるか、正統派を継ぐか。

菊之助が義経。贅沢な配役。さすが團菊祭。


三、神明恵和合取組かみのめぐみわごうのとりくみ
め組の喧嘩

菊五郎が菊之助ほか若手勢揃い従えて頑張りました。
いつもながら、若い役はきついものの、そこが歌舞伎というか芸だから。
左團次も相撲取り役で頑張って。
楽善、亀三郎・亀蔵、彦三郎の親子三代。
尾上左近(松緑の息子)プロフィール写真が古くてちょっと分かりにくい。
多分この子だろうと(笑)変声期真っただ中かな。

何回か見てる演目で、まあ面白いけど、疲れた。


来週、夜の部観ます。