とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

ミュージカル「日本の歴史」

2018年12月13日 | 舞台
三谷幸喜さんの作演出に
香取慎吾くんが出演するというので楽しみに
2018/12/9 13:00~


最近「歴史」に関しては恣意的な「書き換え」が気になるところ
まあもちろん「所説あり」は当たり前ですが。

その点三谷さんは常識的な解釈をされていると思いました。

日本の歴史、という題名ですが、
日本は卑弥呼から太平洋戦争の一部まで
もう一つの流れとして、
アメリカの、ヨーロッパ系移民がニューヨークからテキサスに流れてきた
ある家族の数代にわたる物語になっています。

テキサスの土地で先祖からの土地を守るという理念が流れているのですが、
元はメキシコの土地を農民から買ったものだというところが、
壁を作るとか、移民を締め出すという現在の皮肉にもなっているのかな。

有名・無名な人々が交差して
歴史というのは、必然ではなく、
ちょっとした出会いや流れで動いていくということ
その流れに乗る人もいるし、はじかれる人もいる・・
そういうことでしょうか

出演者は7人のみで、目まぐるしく何役かを演じて行きます
声も体つきも個性的なのでまあ混同しないかな
男性は、中井貴一・香取慎吾・川平慈英・新納慎也
女性は、シルビア・宮澤エマ・秋元才加
全員とても良かったと思いました。
特にシルビアさんの貫録、エマさんの声が印象的
香取君は動きと表情が良かったかな。
慎吾ファンは多いと思うけど、静かに観ていたようです。

最後に何回か挨拶があり、スタンディングするかなあと様子を見てたんですが
わ~と出演者が出て引っ込むと、拍手もとまり、終わりました。
まあこういうのは舞台ごとにルールがあるようです。


三軒茶屋にある世田谷パブリックシアターにて
駅から近いけど、ちょっと分かりにくかった



アマデウス 舞台

2017年09月26日 | 舞台
わたし、映画「アマデウス」にかなり感銘をうけてまして。
といっても、もう30年以上前の映画なんですねえ
モーツアルトの新たなイメージを定着させちゃいましたよね
音楽もいっぱいで、映像も迫力があり
観た夜に、めちゃ気持ち悪い夢を見てうなされたくらい

舞台はあまり観に行かないんですが
もう何年も上演されてる松本幸四郎さんの舞台ということで
1度観てみようと思いまして

長年上演されているから展開とか衣裳替えの展開がいい
さすが長期間上演されている人気舞台。良く出来てます


モーツアルト役に、ジャニーズWESTの桐山照史君抜擢かな
・・・飛び出してきたときに、
やっぱりちょっと体が大きいよね
と思ってしまいましたが
めちゃ明るい雰囲気に特徴ある笑い方もぴったりで
当たり前に身のこなしが軽快で
かなりの好演技だったと思います。可愛くて。

主役のサリエリに幸四郎です
・・すごいです。
演技ももちろん声も良いし
音楽に命と人生をかけて、名声を追ってきたサリエリが
無邪気に神の音楽を生み出していくモーツアルトに愕然として
殺意を覚えるのが納得できるわけですが
しかしながら、
モーツアルトを素直に認めて引き立て利用することも可能だったでしょうが
その方が歴史に名を残していたのかも
結局サリエリは自責の念からか気が狂ってしまうわけです

二人とも可哀想に・・


この舞台勝手にミュージカルかと思ってたんですが
音楽も歌も生でないのがちょっと物足りないかな
当然映画のきらびやかさは出せてないのね
でも十分満足でしたよ
拍手鳴りやまず、最後多分7割以上のスタンディングで終了でした

~10月9日池袋サンシャイン劇場
10月13日~22日大阪松竹座
10月24日25日久留米シティプラザ