ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街

テーマは「No bike no life」ということで、自転車を巡って過ぎゆく日常を書き綴っていくブログです。

reric Light WCP Wind breaker

2013-05-31 02:58:02 | ウェア・アクセサリー


鈴鹿8時間エンドューロでの紛失事件の犠牲となった数々のアイテムに3年くらい気に入って(というかそれしか持っていないかった)使っていた、モンベルのウィンドブレーカーというか、ナイロン地で裏起毛の上着も入っていました。裏起毛なので、コンパクトに収納できるものではなかったのですが、朝晩ちょっと冷え込むという折にジャージの上に着るのにもってこいのアイテムでした。しかし、そいつとも missing とということで、泣く泣く新しいアイテムを購入することにしました (T_T)。

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そこで選んだのが、rericのウィンドブレーカー。これもハーツェルのグローブGRIPPPを買った時に同時に買いました。商品説明によると、ロードバイクのライディングスタイルを元に3D構造にて製造されているので、バイクに乗った時のフット感が抜群だそうで。例えば、両腕がハンドルバーを握っている時のスタイルにウェアの袖がピタッと納まるように縫製されているとか、前かがみで腰を前傾しているスタイルに前後の身ごろがフィットしてるとかそんなんです。

こんなペラペラな生地のウェアがなんでこんなにも高価なんだ!?と思うだけあって、色々とその効果を謳ってします。軽量かつコンパクトな上に多少の撥水加工もされているので、レインウエアとしての機能も少しは兼ね備えているようです。


1:東洋紡 高強力糸 シルファインを採用し強さと軽さを兼ね備えた撥水加工タフタにより雨などを弾く効果のある素材です。
2:前傾姿勢のポジションに合わせる為立体裁断によるクセ取りを何度も繰り返し無駄なたわみの無いフィットを実現しています。
3:腕を前へ出した際のポジションを重視し自然な前傾ポジションでストレスの無いライディングを可能にしています。
4:急な雨などからヒップ回りをカバーするカッティングを採用。コンパクトに折り畳め、手軽に携帯できます。
5:サイドシームと腰部分に再帰反射を配置し夕方や天候不良時のライディングをカバーします。


まぁ物は良いのでしょうけど、実際にまだ使用していないので何とも言えんなぁという感じです。なら記事にしても仕方ないところですが、鈴鹿で失くした愛用のモンベルのウェアの鎮魂の作業の一環ということで。チーン。これまでご一緒にツーリングされてきた皆さんにとっては、fumitaroと言えば、あの黄緑色のモンベルのウェアというイメージ(それほどでもないかな?)があったかもしれませんが、これからは、rericのブラックの男になりますの、どうぞ見間違えなく<m(__)m>

追記:梅雨入ってのこの所の雨に加え、鈴鹿で紛失騒動の中にロードバイクシューズ(SPD‐SL用)も含まれていたので、最近はあまりバイクに乗れていないという悲しい現実。このウィンドブレーカーについては、またインプレをアップすることがあるかもしれません。それと、シューズが無いとバイクにも乗れないので、グローブやこのウィンドブレーカーを買った時に同時に購入しています。完全にボーナス払いでお金がふっ飛んだよ。

HIRZL(ハーツェル)・GRIPPP TOUR SF

2013-05-26 19:39:33 | ウェア・アクセサリー


これまで、KABUTOのロードバイク用指切りグローブを使用してきましたが、2年間の使用でずいぶん傷んできたので買い換えました。そこで選んだのが、スイスのグローブ専門メーカーである HIRZL(ハーツェル)「GRIPPP TOUR SF」です。グローブ買い換えにあたって、このようなメーカーがあるとは知らなかったのですが、いつもお世話になっている一条アルチメイトファクトリーのH店長のお薦めによって決めました。

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HIRZLのバイク用グローブ「GRIPPP TOUR SF」の最大の特徴は、手のひら部分全面にカンガルーレザーを使用して、抜群のグリップ感 (なんと言っても名前がグリップププッ!!ですからね) とフィット感があることです。

もともと、私自身の好みとして、バーテープもリザードスキンやKABUTOの超薄型のように、クッション性よりもグリップ感を重視した製品が好きっていうこともあって、このグループのグリップ力も一条宝塚店にあった他のメーカーのグローブを圧倒していました。着用した感触は、ゴルフ用のグローブのようにネッチョリとした湿った質感がありながらも、ハンドルバーを握りやすいように手の甲部分もしっかりと整形されているので、手に嵌めてバシッと形が決まるという印象です。


メーカーによる製品紹介では、 『通常のレザーグローブに比較してドライコンディションでは約3倍、ウェットコンディションにおいては、なんと最大で約5倍ものグリップ性能アップという驚くべきベンチマークテスト結果が出ています』 と高らかに謳われています。他の製品に比べて3倍から5倍っていう数値がほんとどうかは不明ですが、今まで使用してきたグローブや試しに手に嵌めてみた物と比べてグリップ感がしっかりとしているのは確かですね。まだ試したことはありませんが、雨に濡れた状態では更にグリップ力がアップするってのは頼もしい。




他にも工夫は色々なされています。グローブが脱ぎやすいように、中指と薬指のところに引っ張り用の生地が貼られていたり、親指の根本周辺は、ライダーの汗や鼻○を拭い取れるようにしっかりとしたタオル地になっていたり、手の甲全体が熱が籠らないように透湿性の良い生地が使用されていたりと良いことづくめ。あとは耐久性の問題ですね。いくら使用感は素晴らしくても、その素晴らしさが味わえる期間があっと言う間に終了では仕方ないんで。

値段はちょっと張りますけど、グローブにクッション性よりもグリップ感を求めるような方にはお薦めできるグローブだと思いますよ。

製品名:HIRZL・GRIPPP TOUR SF
価格:¥5250(定価) 
おすすめ度:★★★★★☆☆

寸評:フィット感とグリップ感は抜群。これまで着用したどのグローブよりも素晴らしい。問題は耐久性と値段の高さ。まぁ物の価値を値段が正確に反映している感じなので、特に高いとは思わないが、3000円代でも良いグローブはあると思うので。ただし、やみつき度は高い。HIRZLのウィンターグローブがあれば買おうと思う。こちらももうボロボロなので。

京都嵯峨野の隠れ里を巡るまったりフォトポタ 後篇

2013-05-25 07:14:03 | ツーリング
峠を下りてきたと思ったら急に雅な景観に


日吉ダムから京都嵯峨野の隠れ里、越水、樒野、水尾を経て保津川渓谷を越えて清里までやって来た、「京都嵯峨野の隠れ里を巡るまったりフォトポタ」の後篇です。写真の場所は保津川渓谷沿いの六丁峠を越えて、清滝へと向かう道と合流する地点「落合」。ここから後篇が始まります。


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清滝へ向かう途中、トンネルと峠越えの道。「どっちを選ぶ?」「峠でしょ!!」 という事で800㍍の短い峠道を登ることに。帰りはトンネルでいいね。


あのミラー見て、対向車気を付けろって!?


これが「試峠(こころみとうげ)」。なんだ!?このコンクリートで固められた切り通しの峠は。真下を向いているミラーがご愛嬌ですな。




清滝に到着。実はここには初めて来ました。それにしてもモミジの緑が艶やかだこと。紅葉の季節で人がごった返すのが分かります。人の混雑を避けて是非早朝に訪れてみたい。




清滝から少し南に下った化野(あだしの)念仏寺前。化野は平安時代からの風葬の地。風葬とは、遺骸を捨てに来る場。現実界と異界との接点であったこの地に空海が念仏時を建立したとされています。そのような場所が人の集まる観光の場となっているのはごく自然なことですね。そうした土地は人を呼び集める力を持っているのだと思います。




「誰とてもとまるべきかはあだし野の 草の葉ごとにすがる白露」人の一生は葉の裏に付く露のように儚いものと詠んだ西行の歌。


人力車に乗ってお兄さんの話を聴きながら嵯峨野を巡るってのも良いな


「京都嵯峨野に吹く風は~♪」という昔懐かしのCMソングが思い出させる嵯峨野の景色。京都観光というと、清水寺や八坂神社、河原町のある鴨川周辺がメインという感じだけど、平安貴族の別邸が置かれた、嵐山、嵯峨野、清滝といった場所の方が雅な風情があって好きですね。


所変わってこちらは貴船口


右は鞍馬、左は貴船。一度、鞍馬寺に立ち寄ってから貴船に戻ってくるルートを取りたいと思います。




貴船川と鞍馬川が合流するこの地点に祀られている「梶取社」。貴船川と鞍馬川は合流して南に下り、さらに雲ケ畑を流れてくる鴨川本流と出町柳で合流して、三条や四条といった市街地を流れる鴨川となります。


鞍馬寺といえば、牛若丸と鞍馬天狗?


鞍馬寺山門前にて。寺に入るには拝観料を取られるので山門前で記念撮影。神社は拝観料を取られるところはあまりありませんが、お寺は取るところ、取らない所と両方ありますね。どういった基準でそういうことになるのだろう?

清流貴船川沿いの道


鞍馬寺を訪れた後、貴船口まで戻り今度は貴船川沿いに貴船神社を目指します。こちらの川沿いの道も清々しい。


京の町にはいたるところに短歌


その道沿いにあった「蛍岩」。貴船川にある蛍の名所らしいですが、和泉式部は切なくもなんと甘美なことか。




貴船神社までの参道道。川床で有名な料理旅館の並ぶ観光名所の通りです。この道の右側に川があって、川床が組まれています。




貴船川の流れの上に床を組んで畳が敷かれています。この時期、この辺りはまだ朝夕は冷え込むのですが、夏になると涼やかで気持ちよさそうですね。でも、ここで食べる料理はお高いのでなかなかその機会がありません。


ピンボケ~


貴船神社への参道。赤い灯篭が並ぶ石段。貴船川沿いの旅館に泊まって川床料理を食べて、この神社に夜間参拝する。贅沢な遊びですね。




貴船神社本宮は水神である高龗神を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰されてきました。この地域の緑の豊かさが水性の豊穣なるを生み出すのですね。




同じく貴船川沿いにある貴船神社奥宮。緑にあふれ、樹齢の大きい大木が何本も聳え立っています。




奥宮の境内にあるご神木の「桂」の木。このような木が育つのもこの地の水性の豊かさがあってこそですね。







貴船神社奥宮を過ぎると、いよいよ芦生峠へと至る登坂路へと入っていきます。人通りの少ない道のようで路面は荒れ気味でした。




杉が覆い尽くす芦生の山並みの中を登っていきますが、急な勾配の登り道が続きます。


貴船神社奥宮、芦生峠までの道のり


貴船神社奥宮~芦生峠 距離:3.1㌔ 平均斜度:11.1% 距離は短いものの、平均斜度が11.1%という急斜面の道のり。登っても登っても峠に到着しないので険しい峠だとは思っていましたが、これほど平均斜度が急だとは驚きました。




峠を越えると、杉の森と清流の流れの傍を通る道をひたすら進むという感じ。そういえば、貴船に着いた頃にポツポツと降ってきた雨が峠を越えると一層はっきりとしてきました。京北に入るといつも雨。この傾向は今日も同じです。





どこを走っても杉、杉、杉。杉の山並み。いわゆる北山杉の植林一帯を走り抜けました。雨でなければもう少し景観を楽しめるのだけど。。




京北町の道の駅「ウッディ京北」までようやく辿り着きました。ここまで来るとスタート地点の日吉まで指呼の先です。




「あらクマさん」とばかりにツキノワグマの剥製がお出迎え。小さい熊なので、まだ成獣になりきっていない状態だったのだろうなぁ。

後篇のルートです。






奮闘!!第4回スズカ8時間エンドューロ、そしてその末に愕然の終幕

2013-05-21 07:07:54 | レース・グランフォンド
聖地、鈴鹿サーキットには未明の到着


ついに、初めてここにやって来ました!! 大学生の頃からロードバイクに乗り始めたので、その頃から雑誌等々の情報で鈴鹿8耐のことは知ってはいました。しかし去年になるまでショップの走行会に参加したりロードバイクチームに所属することもなく、独り、もしくは少数の気の合った友人とのツーリングやグランフォンドに参加して自転車を楽しむだけというスタイルだったので、レースやエンドューロ大会は自分には縁遠いものだと思っていました。

それが去年から、職場の近くにオープンしたプロショップ・一条宝塚店の走行会に参加して、そこで一緒になった方たちと一緒にツーリングを楽しんだり、三木のエンドューロ大会に参加したりと、活動の幅が広がってきたところ、「次はスズカだ!!」という事になり、そこに便乗っせてもらった次第。レースは三木エンドューロ以降、2回目となりますが、自分の走りというよりも大会自体を楽しみたいな、という気軽な思いで会場に入りました。


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スタンドにバイクがビッシリ


ピットに休憩場所、荷物置き場を設置し、バイクをスタンバイしました。休憩場所では、メンバーの船乗りさんがキャンプで使うような折り畳みイスを用意してくれたので助かりました。あれは楽に休憩できて良かったです♪


撮っていただいた方、写真何枚もありがとうございました!


我らが、「ラヴ・ゾンビーズ」のメンバーで記念撮影です。左下から、船乗りさん、motosan、tac-phenさん、左上からフーさん、fumitaro(私です)、そして今回の呼びかけ人、mozzmarrさんです。ジャージは皆バラバラですが、チームジャージがあると良いですねぇ。


スタンドに置けないバイクがたくさん


参加者たちが続々と集まってきました。ブロ友では、ららさんとDOMANE4.0さんが一条のチームで参加されています。ブルベェのひでさんも個人戦で参加されているとか。

メインスタンド前。


本番前のコース試走でコース確認。さすがF1が走るコースだけあって路面が綺麗。タイヤの転がりが良いです。道幅も広いので基本的に走り易いです。F1中継を見ていてもほとんど分かりませんが、細かい起伏が多いですね。長い平坦はピット前のメインストレートしかない感じ。このコースだと、前後輪、ディープリムホイールでOKという感じですが、「今日は風が強くなる」と航海士の船乗りさんが仰るので、前輪はノーマルリムをチョイス。



コース1周の距離は約5.8㎞程度。2周ほど試走しましたが、三木のコースに比べると、自分の現在位置が把握しにくい感じがあります。「どのあたり走ってんだろ??」という感じですね。まぁこれは慣れるしかないか。


さぁいよいよスタート!!


青いゼッケンの人たちは個人戦を走る人達かな・・? 我々は8時間チーム戦なのでスタート準備はまだ先だと思っていたら、8時間チームのトップランナーはすでにスタート地点にスタンバイ済みでした。ラヴ・ゾンビーズのトップランナーは私なので、悠長に写真を撮っている場合ではなく慌ててスタート地点に並びましたが、たくさんの人の中に埋もれてしまいました。




1周、6㌔弱のコースを1人2周走って次の走者に交代という仕方で走りました。計測のためのアンクルバンド交換はチームメイトの協力でタイムロスを減らします。ピット前には他のチームも大勢いるので、戻ってくるランナーにピットの場所を知らせるために大声を張り上げます。午前中は風はやや強いものの良い天気でしたが、午後からは雨が降り始め、土砂降りの中を走ることになりながらも8時間、我がチームはトラブルもなく走り終えました。


そして、いきなりですけど、最終結果です。

8時間チーム戦、参加チーム約340チーム中・・・28位という成績を残すことができました!!

決して誇れるような成績ではありませんが、これだけのチーム数があって、その30位以内に入れたことは大きな自信になりました。何より、予想外の健闘でチーム内で8時間を楽しめたことが良かったです。やっぱレースとはいっても楽しめるものでないとね。しかし、トップのチームの速いこと。いやトップとは言わず、25位以上のチーム力との差は歴然としており、どうやったらそんなに速く走れるんだ!?という称賛というよりも懐疑の方が強かったですね~~。速よなろと思ったら、ひたすら練習せぇという事なんでしょうね。

チームメンバーのリザルトです


こういう記録をしっかり残して公開してくれているのはありがたい。さすが高い参加費を払っているだけある。(  )のタイムは、ピット閉鎖中の時間帯のために3周目を走った時のタイムです。他チームの結果を見ていると、20位以内に入るためには、少なくとも1周9分台を維持しないといけない感じです。私も最後2周の10分台は降雨で重馬場の影響とはいえいただけません。8分台、9分代前半で回れるような脚力を付けたいですね。


以降はレース中のメンバー皆さんの勇姿を紹介します。



第二走者、tac-phenさんです。走り終えて戻ってきた時はいつも汗いっぱいでアドレナリン全開という感じでした。




第三走者、mozzmarrさん。奇跡のような写真です。完全にピントが走行中のmozzmarrさんだけに合っています。颯爽とした様子でピットに戻ってこられていますが、走り終えると結構ヘロヘロになってます。




第四走者、船乗りさん。雨の中の全力走行の末に笑顔での帰還。さすが海の男だけに雨風が似合います




第五走者、motosan。これはゴールしてピットに戻ってくる際の写真です。ゴール写真を撮ろうとゴール近くに陣取っていたのですけど、雨雲のせいで暗くなっていたので写真がうまく撮れずに悔しい思いをしました。最終走者は次走のフーさんになる筈でしたが、まさかのピット閉鎖のために最後の1周を走ることになってしまいました。普通挫けてしまうところですが、必死の走りで順位が1つ上がりました。やった!!




第六走者のフーさん。まるでツールのT・T前の選手のように集中力を高めておられるようです。最終走者になりそこねてとても残念がっておられました。




雨中のバトンパス!! tac-phenさんからmozzmarrさんへ。




tac-phenさん、ご自分の出番を全て終えて笑顔が弾けます。さすが伝説のブロガー、チームをいつも笑いの渦に巻き込んで盛り上げてくれました。奥のmotosanは最終走行前でまだ緊張した面持。




レース終了後、皆で新名神の土山インターにて、名物のブタそばを頂きました。昔ながらのあっさり醤油ラーメンに味の濃い豚肉の組み合せで疲労いっぱいに私たちのお腹を優しく包んでくれました。


おまけ。。。。鈴鹿8時間エンドューロを走り終え、帰路に着いた私たちですが、眠いなか高速を乗り継ぎ神戸に帰ってきたのが20時過ぎ。そこで、荷物を降ろしている時に、荷物が1つ足りないことに気づきました。別の車で帰られた船乗りさんやtac-phenさん、フーさんにも連絡を取って確認しましたが、やはり無い様子。

考えられるのは、鈴鹿で自転車を車に載せる際に、その周辺にあったこの荷物だけを載せ忘れた可能性です。疲労に加え、雨の中での撤収作業となったので荷物の最終確認を明確にせずにいたのがよく無かったのだと思います。もちろん翌日には鈴鹿サーキットにも連絡をしたり、現地に戻って探してみましたが、荷物は発見されませんでした。。。その荷物の中には私のシューズとジャージ一式とそしてmozzmarrさんのサイコンが入っていた可能性が高いのです。。。結構な損失額になりますが、ずっと使ってきた装備を一気に失うという喪失感も大きいです。装備、荷物の最終確認は念を入れてしなければいけませんね。特に今回のように遠出かつ荷物が多い場合はより一層。高い授業料となりました。

一条宝塚店でジャージ購入、その後は廣屋珈琲へ。

2013-05-18 17:47:12 | 雑記
最近はこのアングルがお気に入り


いよいよ、明日は鈴鹿サーキットで行われるエンドューロ大会当日です。今日は天気も良いし、遠乗りもしくはヒルクライムでも楽しみたいところですが、流石に明日のために脚を疲労させる訳には。。。けど、自転車に乗らずに過ごすのもお天気様に申し訳ないということで、以前より購入しようと思っていたものを買いに一条宝塚店まで軽く走ることにしました。


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大船山はいつも雄々しい


宝塚まではR176で行くのが手っ取り早いのだけど、それでは面白くもないってことで、遠回りをして高平、木器の里経由で宝塚まで向かうことにしました。


羽束山は嫋やかな印象

コメントを頂いている鈍速スターさんの在所の地でもある木器の里。大船山、羽束山という両山の麓、羽束川が流れる小さな平野地帯、高平と木器を走る時はなんと心穏やかになることか。


メイン道路ではなく住宅地を降りて行きました~


西谷、十万辻トンネルを経て御殿山地区から宝塚市街地を望む。向こうに見える赤い屋根は宝塚歌劇場の関連施設群。


そして一条宝塚店に到着


店長もKさんも新しいバイクを組んでおられました。商売繁盛で何よりでんな~。


おっ!あったあった


今日買いに来たのはコレ! レディオシャックレオパードのジャージ。私、今まではパールイズミのジャージか、パチモンの安いBMCやカステリのジャージを着ていました。チームジャージってのも、これといって好きなチームは無かったというのもあるし、チームジャージは何だか気恥ずかしいという思いがあって購入することはなかったのです。しかし、今季のクラシックでカンチェラーラの走りにすっかりと魅了されてしまい、彼の着ていたジャージが欲しくなりました。なんてミーハーな!!

えっ、レディオシャックレオパードはスポンサー撤退によりチームが無くなるかもって!?カンチェも移籍するかもって!?確かにそういう噂はどこかのサイトで聞いたような、 「でも、そんなの関係ねぇ、でも、そんなの関係ねぇ、」(懐かしいねぇ)。若手有望株のサガンを一蹴したツール・デ・フランドル及び、絶対本命として徹底マークの中勝利をもぎ取ったパリ~ルーベのカンチェラーラの走りに痺れてしまった事実はワタシの記憶の中から未来永劫に消えないのでアリマス。そんな訳でジャージを迷うことなく購入。しかし、レーパンはSサイズしか在庫がないとのこと。ワタクシ、人よりもお尻が大き目にできている様なのでSサイズは絶対無理。レーパンはまた後日入荷待ちということで、ジャージを買って、しかも試着したままタグを切ってそのまま着て帰りました。


見事なクスノキ。この季節のクスノキは淡い色合いで和むわ~


ジャージも買ったし、また十万辻峠まで登って帰ろうかとも思いましたが、せっかくここまで来たので、以前より行ってみたかった「廣屋珈琲」(食べログ、阪神間の珈琲専門店で上位になってた)に寄ってみることにしました。お店は山手幹線沿いなので武庫CRを走って武庫川を下って行きます。


山手幹線沿いにある廣屋珈琲店。武庫川以西は「山幹線」と略して呼ばないようにしています。



落ち着いた重厚な感じの店構え。好きな感じ雰囲気のお店ですね。




店内はやはり落ち着いたムードが漂う大人の喫茶店という感じ。レトロ調の什器やコーヒー豆が入っていた麻袋が珈琲専門店ぽくて好印象。


さすが珈琲専門店。マスターの珈琲を淹れる姿もカッコイイ。


3種類あるブレンド珈琲の中から深煎り濃口をチョイス。ここまで結構走ってきたので、ミルク、砂糖多目で苦味とコクの深いどっしりまったりとした珈琲が飲みたい気分なのです。美味しい珈琲は、カップから無くなる寸前の2口くらいが旨味が凝縮されていて最高に美味しいのです。カップに入ったほとんどの珈琲はそこに至るまでのプロセスに過ぎません。ってもちろん美味しいのですけどね。




濃い珈琲に合わせて、濃厚チーズケーキを注文しました。上部にかかった柑橘系のゼリーはさっぱりした味わいだけどチーズケーキは濃厚そのもの。濃厚×濃厚の組み合せ、時間をかけてゆっくりと堪能しました。間違いなくまた来店したいです。武庫CRから近いし、好きな御影ダンケに比べても通い易い。けど、御影ダンケの珈琲ゼリーも食べたくなってきた。


あっ正面の車に曲がられてもうた!!


さて、珈琲にケーキも楽しんだし、あとは帰るだけ。県道82号線を北上して帰りましょ。甲陽台、鷲林寺と登って、小笠峠を越えてと、まったりヒルクライムを楽しみました。


船坂地区のお宮さんです


小笠峠を下りて船坂の里。そういえば、ここの社にはまだ参拝したことなかったな。いつもお世話になっている土地なので詣でておきましょう。さ、あとは国道176号線を下って三田に帰るだけです。昼には帰るって言ってたのに、帰宅は15時。行きたい場所、走りたい道はいつでもいっぱいあるので、ついつい長くなってしまいます。

今日の走行コース

京都嵯峨野の隠れ里を巡るまったりフォトポタ 前篇

2013-05-16 20:07:37 | ツーリング


今日は天候はイマイチなんですけど、かねてより念願のツーリングコースを走ることにしました。というもの、山城の国京の都と丹波国を繋ぐ昔ながらの古道沿いの集落、越畑樒原水尾の里です。昔、何度か車で通った事がありますが、ずいぶんと久しぶりに自転車で各地をのんびりと巡りながら、フォトポタという感じで走ってみたいと思います。

今日はのんびりツーリングのため、日吉ダムからのスタート。ドリンクボトルはあまりの汚れのひどさに漂白洗浄中。


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おぉ~この写真は!?


まずは日吉ダム湖岸の道を走りますが、ダム湖に架かる橋にこんな写真がありました。おそらく、このダム湖の底に沈んだ集落の写真だと思います。資料館の中だけではなく、誰もが見やすい場所にこのような記念碑を設置するのも沈んだ集落や土地そのものに対する鎮魂の現れなのでしょう。

キジさんとご対面


その橋の欄干には何故かたくさんのキジさんのレリーフがありました。これまでも何度かこの橋を走ったはずなのに目に留まらなかったですね。今回はのんびりツーリングで色々なものを見ていきたいですね。


時代劇に出て来そうな・・


日吉ダム湖から京都府道50号京都日吉美山線を峠を越えて南方面へ行くと、京都市右京区の嵯峨野越畑という集落に入ります。そこで見つけたのが、この邸宅。いかにも時代劇に出てきそうな古風な和建築の邸宅ですね。いい雰囲気出してるわ~。




この邸宅、京都市の有形文化財になっているようでこんなプレート設置されていました。


手作り感のある案内図が良いですね


いつ描かれた案内図か分かりませんが、45軒の家に一軒一軒名前が書かれているところを見ると、当時の正確なこの地域の戸数だと思われます。




こんな小さな集落ですが、登校する小学生の姿がありました。それだけで何故か和みますね~。




ツーリングで土地を訪れた時にはその地域の社に参拝することにしています。こちらは単なる物見遊山なので、「お邪魔します」という感覚ですね。それにしても緑の深い良い社です。この地域ぐるみで大事にしていることがよく伝わります。

神様からの「使い」のような・・・

参拝を終えて戻る際に、小学校に向かうあどけない児童たちの群れが鳥居の向こうに見えました。子どもたちは神様の授かりものであり、地域の宝であるという言葉に感じ入ってしまいます。


こういう分かりやすい目印があると助かります(^^)/

越畑の集落から山間の道を南に行くとすぐに樒原(しきみがはら)の集落に入ります。「鎧田の里」というネーミングがあるようです。




越畑にあったのと同じような案内図がありました。




このような棚田が高い所から見下ろした時に「鎧」のように見えるので「鎧田」ということなのでしょうね。

Spice of Life 京の街角 http://easykyoto.jp/archives/19547からの転載です。


いや~撮る人が撮るとこんな美しい風景になるのですね。まさに日本の原風景といった感じです。




樒原はこんな感じの山の中腹にある集落です。本当は集落の全体像が収まるような絵が欲しいのですけど、そうなると時間をかけて山を登らないといけなくなりますね。




もちろん、この地区のお社さんへの参拝も欠かせません。鮮烈な緑の樹木がお出迎えをしてくれているようです。




沿道の御神木がまた見事。まるで花火のように艶やかな緑。

こういう杉並木を行くと頭の中で「箱根八里」が鳴り出します。


樒原の集落を出て、杉並木の峠道を登って行くと・・・




「神明峠」というのがありまして、さらに進んで行きますと・・・




視界が広がって山の斜面いっぱいに広がる柚子の果樹園が見えてきました。そこはいよいよ「水尾の里」です。




越畑や樒原にあった素朴な案内図とは違ってずいぶんと垢抜けした地域のMAPがありました。水尾は「柚子の里」ということでPRがずいぶんとされている感じです。




水尾に来た時に一度は立ち寄りたい場所がありました。それは、この水尾の地を愛したという「清和天皇(858~876)」の御陵、「水尾山陵(みずのおやまのみささぎ)」です。「こちらです」という標識がありました。徒歩20分とのこと。一応舗装された道なのでロードバイクで行ってみることにしました。




柚子の果樹園の中をゆっくりと下って行きます。まったくロードバイクで走る道じゃあねぇなぁ。MTBなら最高だったけど。




木漏れ日が優しく我々を包んでくれました。




道の最初こそ舗装路でしたが、あとは完全な登山道。九十九折に山を登っていきます。自転車は押したり担いだり。MTBならともかく、ロードバイクを担いで登山をすることになるとは・・・・。


ドラゴンクエストの聖なる祠、和風版といった感じです。


おぉ~ついに到着!! 天皇御陵だけあってしっかりと宮内省管轄になっています。この山の中にあって整然とした佇まい。御陵の一画だけがまるで別の空間のように凛とした雰囲気です。自転車を担いで登ってきた疲れも吹き飛びました。




水尾の集落の中心地のようですが、人の気配がありません。そこの角から学校に向かう子どもたちでも飛び出てくれば雰囲気は一気に変わるのでしょうけど・・・。




「京都市立水尾小学校」という看板はありましたが、全く人の気配がありません。廃校になってしまったのでしょうか。調べてみると2002年に休校となってしまったようです。

休校となった水尾小ですが、ホームページは未だ生きています。こちら⇒水尾小学校HP 地域名物の柚子栽培や、地域探検など、水尾地区の事が詳細にまとめられている見事なホームページです。写真に写っている児童は5名足らずでそれが当時の全校児童だったのでしょう。学校の先生と地区の子どもたちの息遣いまでもが伝わってくるような見応えがありました。




清和天皇社。丁寧な造りの拝殿まであり、社全体が整然と清められていました。地域の人たちが大事に村の中心として護ってきているのでしょう。




水尾の路地。柚子の収穫は秋。今は青々としている柚子の木に、黄色い柚子がたわわに実る頃にこの集落を訪れたいと思います。丹波地鶏と水尾の柚子の鳥鍋と柚子料理に舌鼓を打ちたいですね。


おっ、保津川下りの舟が眼下に!


水尾の集落を出ると、保津川渓谷沿いの道を東に向かいます。六丁峠を経て、京都市右京区嵯峨野に通じる道を行きます。




今度は修学旅行生の一団と思しき中学生たちが舟に乗って保津川を下っていきます。そっか~修学旅行か。そういう季節なんだよな。




保津川渓谷と、川下りの舟を眼下に眺めるのを楽しみながら走っているうちに六丁峠に到着しました。この峠道を降りると京都の町なみに入っていくことになります。このフォトポタの後篇は、清滝や嵯峨野、貴船といった京文化と豊潤な緑が織りなす都北辺の景勝地を巡るポタになっています。それでは前篇はこれにて終了です。ご一読ありがとうございました。

ここまでのコース たった28㌔しか走ってないよ~~。


鈴鹿8耐に向けての集団トレーニングライド

2013-05-13 05:26:25 | トレーニング記録


本日は晴天の日曜日。鈴鹿8耐を一緒に走るmozzmarrさんから練習会のお誘いがあり参加してきました。集合場所は宝塚市内末広中央公園。いや~今日は雲一つなくて、それでいて暑すぎる訳でもなくって最高の天気だ。梅雨前の好天の季節がもっと長ければ良いのに・・・と毎年思ってしまいます。


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公園には今日一緒に走るフーさんがすでに到着されていました。ホイールを巡っては色々と遍歴がありましたが、最終的に落ち着いたのは、シマノデュラエースC35クリンチャー仕様でした。前に使ってらしたZIPP303は軽量なので登りは軽いけど、剛性不足のためにダウンヒルでホイールが撓んでしまって怖い思いをされたとのこと。他のブランドがどうかという事は全く分からないのですが軽量カーボンリムホイールはヒルクライム限定という形で使用するのがベターということなのでしょうか。




こちらはmozzmarrさんのKOGA・KIMERA。いつ見ても、シートステイのPUROKUステッカーがカッコいいんだよなぁ。アップの写真撮っておけば良かった。




最初はmozzmarrさん、フーさん、fumitaroの3人で出発しました。歌劇場前の交差点付近のローソンに行くまでは鈴鹿への行き方をどうしようかと話をしながらのんびりと進みました。その後、すみれが丘経由で十万辻の坂を登っていくのですが、今日はトレーニングということもあり、スピードを上げて追い込みました。十万辻は三田・篠山方面への玄関にあたる峠なのでたくさんのローディが登っていましたね。この坂の途中でimurinさん夫妻とお会いしました。




imurinさん達も今日の練習会に参加されるつもりだったのですが、8時の末広公園集合には間に合わないと思い、ルートを先に登っていたそうです。我々はもう先に行ってしまったものと思われていましたが、なんのまだ後方を走っていました。これで今日のメンバーが5名になりました。次の集合場所は西谷のふれあいプラザ。十万辻トンネルからは何箇所かの登り区間もありますが、基本下り傾向の道。ここでもケイデンスを重視で速度を上げて走りました。




あっ、と言う間に西谷ふれあい夢プラザに到着。屋根より高い鯉のぼりが上がっていました。そういえば、自宅周辺の住宅地ではあんまり鯉のぼりは見なかったなぁ。けっこう子どももいてる地域なんですけどね。




そして今度は県道12号線の西峠を南から登って行くルートなんですけど、道の駅いながわの手前に歴史街道ってことで、まるで路地のような旧道があるからそこ走りましょうということで、県道を走らずこの道を行くことに。狭い道だし、民家の生活道路みたい感じなので、ここはゆっくりポタポタ速度で走ります。




景色も良くのんびりと走るには丁度いい感じの道ですね。天気も良いし、眺望も素晴らしい。




路傍に見事な藤の花。




歴史街道も終わり、県道12号を北上します。この先、杉生の交差点を経て西峠まで続く登り勾配の道を速度を上げて走ります。




西峠は、南側からはこれといったハイライト区間もないままだらだらと登り続けて到達する不思議な峠です。その後、峠の急坂を速度を上げてギュイン!と走ります。



そしてその下り坂の途中にある「丹波猪村」で昼食ですが、私、坂道を先頭になって下って行ったのですが、この丹波猪村をすっ飛ばして、その下の道の駅まで下りてしまいました。その際に、黒色のロードバイクとすれ違いましたが、その人が、ブロ友の七蔵さんだったようです。ブログ上でのやり取りはさせてもらっていましたが、お出会いするのは今回が初めてでした。




下った道を200メートル程登ってもらって、「丹波猪村」の食堂に到着しました。この店は何度も通り過ぎていますが中に入るのは今回が初めてです。




お店の外観から見る限りはもう少し敷居の高そうな(値段の張るぼたん鍋料理中心の)お店かなと思っていましたが、意外にもフレンドリーなお店でした。けどメニューを見ると、さすが「猪村」ということで、猪肉を使用したメニューが並びます。




私が注文したのは、猪肉コロッケ定食840円。コロッケは猪肉がたっぷりとはいきませんが、猪肉の風味は十分に味わえる美味しいものでした。この店だったらぼたん鍋も安く食べられそうですね。ぼたん鍋のシーズンにもまた訪れてみたいです。初対面の七蔵さんとは、今行われているジロ・デ・イタリアの話で楽しみました。カデル・エヴァンス頑張れ!!(年齢も近いし、もうひと花咲かして欲しいですね)。




猪村からは、宝塚へと戻る道へ。県道37号線、羽束川渓谷沿いの下りの道を一気に下り、三田市高平の里へ。下りの練習とばかりにスピードを上げて下っていきますが、その後ろをぴったりマークしてくる七蔵さん。渓谷沿いの道で一回前に出られてしまいましたが、地元の道で負ける訳には!と思いっ切り踏み込んでいきました。やはり一緒に走る相手がいるとテンションが上がってスピードが出ますね~。




高平のつくしの里で一旦全員集合。食後のお茶に行こうとあたりを付けていたカフェの場所が分からずスマホで確認中の図です。




カフェの場所も分かりました。そこまで皆でゆっくり走って向かいます。




そして辿り着いたのが、「はんしょうcafe」なるお店。高平の古民家(下山家という庄屋さんの邸宅)を三田市の住宅会社が借りてリフォームの見本を展示したり、喫茶店を営業しているカフェのようです。




門の中に入るといかにも田園の豪邸という感じ。見るからに昔ながらの「和」の雰囲気が猛烈に漂ってきますね~。これはちょっとドキドキします。




庭を眺めるための渡り廊下??これは贅沢な造りですね。




カフェは二間続きの畳敷きの部屋にありました。部屋の奥には床の間、掛け軸や書、囲碁将棋、純日本家屋に欠かせない道具が揃っているという感じですが、旧三田藩主の九鬼のお殿様から、この下山家の方に送られた書?手紙?のようなものや、明治天皇の肖像画などが飾られていました。



注文したのは、このカフェの名物らしいアイスクリーム。お皿がひんやりとよく冷やされていたのが気配りが利いていい感じでした。そういえば、今日は日差しがきつくて暑い日だったのですが、この古民家の中は涼しくて良い感じでした。




宝塚方面へ戻る皆さんは、ここから大坂峠を越えて西谷経由で十万辻を下るコースを行きますが、私はここで離脱して帰宅します。大坂峠へと向かうメンバーを見送ります。今日はみなさんお疲れさまでした!! またよろしくお願いします。

1週間後の鈴鹿楽しみましょう。mozzmarrさんには、良い道やカフェをまた教えてもらいました。御一人ライドではついつい見過ごしてしまうものを、仲間と一緒に走ることで気付かされるというのもまた楽しみの1つですね。




帰宅する前に、木器の岡村酒造場に立ち寄りました。




地元三田の地酒ということで「千鳥正宗」の原酒一番小さいやつを買って帰りました。もちろんジャージの背中ポケットに入れてですけどね。「千鳥正宗」はふんわりと芳醇な味わいで美味しかったですね。




三田の名峰(というのは大袈裟か)、羽束山を眺めながら帰途に着きました。


今日のコース



走行距離 : 101.9㎞
走行時間 : 4時間12分
平均時速 : 24.2㎞/h
最高時速 : 66㎞/h
平均rpm   :  75rpm

GW最終日。司馬遼太郎記念館と人気ラーメン店「大金星」に行く。

2013-05-10 05:32:16 | 雑記


5月6日(月)、GWの最終日。恰好の自転車日和といった晴天の日。しかし、熊野ツーリングの後で疲労も残っている感じなので、本格的なサイクリングではなく、かねてから行ってみたかった「司馬遼太郎記念館」に行くことにしました。場所は東大阪市内なんですけど、もちろん、そんな場所へ電車や車で行く訳ではなく、のんびりと自転車で行くことにしました。

雲一つない晴天の中、淀川を渡り大阪都心へ。


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中之島をのんびりと走り、喧噪の始まる前の大阪の朝を楽しみながら行きます。




大坂城公園の外周部を行きましたが、こちらは朝からランニング、散歩、観光客とたくさんの人出でした。大阪城公園は都心の中で緑が多く清々しい場所です。




いよいよ東大阪市内に入り、司馬遼太郎記念館のすぐ近くまでやって来ました。




司馬遼太郎記念館に到着です。ずっと訪れたかったのですが、今回初めて訪問することができました。門の前に立つだけでドキドキです。ここで、熊野ツーリングでも一緒だったおしょうさんと合流しました。




施設の中に入ると、そこに広がるのは雑木林をイメージしたような庭木の群れ。緑いっぱいの中に建築家・安藤忠雄氏設計の記念館が建てられています。




施設の中には、生前司馬さんが暮らしていた邸宅もあり、庭に面した書斎とサンルームが庭から見られるように公開してありました。




司馬さんの奥様によると、特に趣味のなかった司馬さんは休日ともなると1日中、ソファに座って足を足かけに置いて資料や本を読んでいたとのこと。確かに読書するのに最高のスタイルですね。




いよいよ記念館に入りました。向こうに見えるのが、この記念館のメインコンテンツ、大書架です。




自宅にあった大書架をイメージして作られたもので約2万冊の蔵書が納められているとのこと。司馬さんは小説を書いたり、エッセイ、紀行文を書く際には、徹底的に関連の資料を読み込んでから現地に取材に行くという手法を取っていました。資料を読み、頭の中でイメージを膨らませ、そのイメージと現地で感じるものとを比べ合わせながら独自の思考を重ねていく作業が面白くて仕方がないという印象でした。




記念館の大書架に圧倒された後は、おしょうさんと共に昼食を取りました。近鉄布施駅近くにある「大金星」というラーメン屋。食べログでもなかなかの高評価。B級グルメ好きのおしょうさんに案内されて行くことに。




よく分からないですが「高井田」系ラーメン(なんだそりゃ??)らしいです。麺の茹で時間に7分かかるというぷりぷりの太麺に、鳥ガラ醤油に魚介の味も効かせてあるような、見た目とは違って結構あっさりとして旨味が濃厚なスープが上手い具合にマッチング。そしてチャーシューもバーナーで焼きを入れて風味豊かな味わいでした。評判というだけあって確かに美味しいラーメンでした。

店主さん一人でやっておられて、店内はずっとJラップというんですか、ジャパニーズヒップホップのミュージックが流れています。店主さん、明らかにラッパースタイル、B-boy風で、ラップのリズムに合わせて体を小刻みに動かしながらラーメンを作っていました。話し言葉もどこかラップ調。でも茹であがった麺を湯切りする時には「ピタッ」と動きが止まる。一瞬の静寂。静と動のメリハリをイメージしているかのようです。ラーメンもさることながら、店主さんの独特な動きに目がいってしまうラーメン屋さんでした。




おしょうさんとはラーメン屋で別れ、食後のコーヒーに中之島の北側にあるお気に入りの珈琲専門店「なかおか珈琲」へ。




店内は落ち着いたシックなスタイル。けど、このお店何が良いって、ブレンドコーヒーは2杯まで無料おかわりできるんです。珈琲1杯500円くらいするんですけど、500円で2~3杯飲めて、落ち着いた店内でゆっくりできるのが良い。よく近くにあるジュンク堂で本を買ってきて、ここで珈琲を飲みながら本を読みました。




今日の珈琲の肴は司馬遼太郎記念館で買った「街道をゆく」。珈琲とともにまったりと味わいました。




GW企画。大台ケ原、熊野三山を巡る紀伊半島縦断ツーリング2日目

2013-05-06 06:47:45 | ツーリング


GW企画、大台ケ原と熊野三山を巡る紀伊半島縦断ツーリングの2日目です。1日目は、大台ヶ原と熊野三山の一つ「熊野速玉大社」詣でを終えました。しかし、ガーミン故障は昨晩の夢ではなく現実でした。スイッチを入れると起動するのですが途中でダウンしてしまうのです。地図はおしょうさんのスマホと、コンビニに寄って地図を確認しながら進むしかありません。

2日目の早朝、熊野灘に立つ陽柱を眺めながら新宮市から那智勝浦へ移動します。

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那智勝浦から、那智の滝、那智大社を目指して山間部へと入っていく道を進みます。




海岸沿いからは緩やかな登りだったのですが、那智の滝が近づくにつれて勾配の急なヒルクライム。




那智の大滝に到着しました。人生初の那智の大滝です。圧倒的な緑の深さと滝の落差、莫大な水量、しばらく見惚れてしまいました。いや~来て良かった。




この滝が今までに枯れたことはないのかな?この水量を流し続けるって環境的に一体どうなっているんだろう? 見てるだけで様々な疑問が浮かびます。




杉の巨木が立ち並ぶ飛瀧神社の杜。




西国三十三か第一番札所となる、青岸渡寺。




そして、熊野三山の一つ「那智大社」への参拝。




那智といえば「滝」、「那智大社」、そして、「那智の黒飴」。この黒いソフトクリームは「那智黒飴ソフト」です。食べてびっくり本当に那智の黒飴の味がしました。こってり甘味の濃い美味しいソフトでした。ちなみにおしょうさんが食べたのは「梅ソフト」。こちらも梅の味が濃厚でとても美味しかったそうです。




那智の大滝、那智大社参拝を終えて、再び新宮市に戻ります。ここからは熊野川沿いに走って、熊野大社本宮や十津川を目指す予定ですが、熊野川沿いに走る国道168号ではなく、対岸を走る県道を行くことにしました。県道の方が交通量も少なく、景色を楽しめそうだからという理由でしたが、これが間違いでした。




ダイナミックな流れの熊野川のすぐ傍を行く道。車は通らないし、道も綺麗で最高でした。




浅利の里キャンプ場で綺麗な滝があったのでゆったり撮影タイム。

しかし、この先、今まで走ってきた県道は道路崩落のため「全面通行禁止」となっています・・・。 

これまで1時間以上かかって熊野川沿いを走ってきたのですが、途中で熊野川を渡って国道へ出る橋もなかったし、地図を見ても、この県道を迂回して先に進む道もない。

つまり1時間かかってやって来た道を元の場所まで戻るしかない!?




いやいや、元の場所まで戻るなんて時間ロスが甚だしい。とりあえず、崩落現場を見てみようと、先に進んでみると、道路がまるで滝の一部と化しているかのように流れ去っていました。




諦めきれない私たちは熊野川の河原に降りて、川を渡れそうなポイントはないかと探ってみたり・・・。でも流れが急だし、狭い箇所といっても深みがありそうなので川を渡るなどとても無理。確実に溺れてしまうでしょう。




ようやく諦めが付いた我々は泣く泣く来た道を引き返して、元の新宮市街地へ。




時刻はもう12時前。予定では熊野大社本宮を過ぎて十津川へ向かって走っている筈・・・。しかし現実は1日目終了時点と同じ場所。予定変更を余儀なくされるどころか、暗くなる前に山間部の道を抜けられるのだろうか・・・。不安が頭をよぎりつつ、気を取り直して昼食にご当地名物のさんま寿司を食べて気合注入です。




熊野川右岸を走る国道168号線を北上します。アップダウンはそんなにないし、交通量も思ったよりも少ないし、スイスイと進んでいく感じ。クネクネ道だった対岸の県道より楽に走れてしまいます。こんなことなら最初からこちらの道を・・・・。




対岸に途中撤退を余儀なくされた道路の崩落現場が見えました。どえらいことになっていますね。あんな所の近くまで行っていること自体が危険でした。




国道を快調に走って、熊野本宮大社に到着しました。大きな八咫烏の幟が印象的です。ただ今の時間、13時半ごろ。時間に余裕ありませんが、せっかく来たので参拝しない訳にはいきません。




本殿の入口ですが、参拝の方が行列をなしていました。熊野は山野もダイナミックですが、本宮も何もかも巨大です。




長い行列に並んで参拝するだけの時間がないので、遠く離れた場所から参拝をしました。由緒正しい日本の佇まいという雰囲気を感じます。熊野の山川草木の力を象徴しているかのようです。




熊野大社を去り、十津川へと向かいます。十津川~熊野大社本宮間の国道168号線はバイパス工事が盛んにおこなわれていて、谷を突き進む巨大な橋と山を穿つトンネルで、矢のように一直線に走って行くことができます。




とは言え、ずっとパイパスが続いている訳ではなく途中からは、山肌を縫って走る道になります。十津川がすぐ傍を流れているのですが、すごい高度の谷底をずっと隣に眺めながら走る道で下り道は怖さも感じるほどです。




十津川郷に入りました。川の水量が多過ぎて川というより湖という感じになっています。




道の駅「十津川郷」で休息。名物のこんにゃくを食べながら休憩を取りましたが、この時点で16時。山間部を脱して紀ノ川沿いの町五條までは残り60㎞の道のり。初めて通る山間部の道を暗闇の中で走るのは流石に避けたい事態ですね。




ガーミンが使用不能ということで、走行速度が分からず、ペースが下がってしまっていたようです。それと気に入った風景があると写真撮影もいていたのでそれがペースダウンの要因になっていました。しかし、これからは時間との戦いなので、スピード重視で走ります。これまでずっと私が先頭を走っていましたが、10分おきに先頭交代をしてペースを上げて走ります。




道の駅から約35㌔の猿谷ダムで小休止。「猿」だけに可愛いお猿さんがベンチに座っていますね。このダムでもダムカードをゲットしました。




十津川以降の国道168号線はずっとアップダウンの連続。少し登ってトンネルを潜って坂道下ってまた登り。ところが今度の登りはずっと長くひたすら続く登り。きっと名前のある峠道なのだろうと思って帰宅してから調べると「天辻峠」という由緒ある峠でした。




峠を登り終えたところにある道の駅「吉野路大塔」。天体観測がこの場所でできるという特徴のある道の駅です。ずいぶん西日が差してきましたが、ここからは紀ノ川まで20㎞ほど。しかもこの天辻峠を下る道が続くので、ここまで来れるともう一安心という感じです。




天誅組は、幕末に土佐藩浪士を中心に結成された討幕勤王組織ですが、幕府軍に全滅させられてしまいました。そんな天誅組の本陣跡が天辻峠にありました。




紀ノ川沿いの五條市にはなんとか明るいうちに辿り着きました。そこから車を留めてある大淀町まで川沿い平坦の路をおよそ10㌔の距離。これまでの疲れを癒すかのようにゆっくりと走ってゴールに着いた時にはもう真っ暗。

今回のツーリングは色々とありましたが、目的の大台ケ原ヒルクライム、熊野三山詣で、そして紀伊半島山塊の緑を多分に浴びることができました。そして何より大きなトラブルもなく(ガーミンは自宅に戻って調整した結果復旧しました)帰ってこれたことが何よりで、久しぶりの宿泊ツーリングを満喫できました!

2日目のルート



走行距離 : 214㎞
走行時間 :約12時間 
獲得標高 : 2755m

2日目の大幅な予定変更もあって、合計獲得標高は6000㍍に達しませんでした。

GW企画。大台ケ原、熊野三山を巡る紀伊半島縦断ツーリング1日目

2013-05-05 06:42:22 | ツーリング
今年のGWは久しぶりの1泊ツーリングに行ってきました!!

行先は、奈良県の吉野から紀伊半島熊野灘を臨む新宮市。途中、大台ケ原や熊野三山巡りを楽しみながら、溢れんばかりの緑光を浴びて帰ってきました。ツーリングを終えて、車に荷物を積み込むまでは元気だったんですけど、車を運転し始めると急に疲れが出てくるのかなんなのか、まったりと眠くなってしまいますね。まぁ今回は意識が飛ぶほどではなかったので大丈夫でしたが、酷い時はすぐに仮眠を取るのが肝心ですね。

今回はそのレポートの1日目です。


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スタート地点は、吉野山の金峯山寺。今回のツーリングの目的地が熊野三山なので、出発にあたり大峯奥駈の起点、金峯山寺にて旅の安全を祈願しようと訪れました。




国宝の金峯山寺・蔵王堂。初めて参拝しましたが、圧倒的な大きさと造りの細やかさ。年季の入った材木の古めかしさに感じ入ってしまいました。




吉野川沿いを走る奈良県道39号線に乗って南に下っていきます。今日のメインコース、大台ケ原ヒルクライムの登り口まで緩やかな勾配の道を行きます。今回のツーリングに使用した自転車ですが、おしょうさんはいつものケルビム・R-2、私、fumitaroは一条宝塚店で整備してもらったトレック・マドン6。




国道169号線に乗り換えてひたすら南下。前方に大滝ダムが見えてきました。吉野川に造られた大滝ダム、大迫ダムといった大きな2つのダムのダムカードをゲットしていきます。ダムカード入手は予定していませんでしたが、大きなダムだったので、もしかしたらカードあるかも・・・という予測がピタリ。




こちらは大迫ダムです。デカいダムが2つ続いて、流石に紀伊山地から流れ落ちてくる川の水の水量の豊富さを感じさせます。




いよいよ大台ケ原へ登り口が近づいてきたのか、道路の高度がぐんぐんと上がって行きます。ゆったりツーリング派の我々をあっと言うまに追い抜いていったレーシーなロードバイクのトレイン。いかにも“トレーニング”という感じですが、この景色の道路をトレーニングに使えるとはなんと贅沢な。




谷間に架かる橋。まさに空中散歩という感じです。




当然、ルートはトンネルに次ぐトンネル。国道は「山肌を縫うように」ではなく、山に穿ったトンネルと、山と山に架けられた橋で、あたかも「一直線」で突き進んでいくようです。




そして大台ケ原への分岐点。奈良県道40号大台ケ原公園川上線(大台ケ原ドライブウェイ・1981年3月まで有料道路)へと入っていきます。




登り始めは爽やかな木々の中を行く林間の道路。天下の大台ケ原まで続く道路なので、もっと広い立派な道路かと思いきや、予想外にこじんまりとした感じ。車同士の離合も難しそう。




この道路の終点の大台ケ原公園駐車場まで17㎞という長丁場。勾配はさほど急ではありませんが、ひたすらに登りが続くという感じです。高度があがると眺望が開けてくるので、その都度景色に見入ってしまいます。




駐車場近くの道路から見た眺望。標高の高い山が折り重なるように連なって見えます。紀伊山地の山深さといったら、阪神間とは比べものにならないスケールの大きさですね。町はもちろん、集落もまったく見えません。そしてあの深い谷の底には莫大な水量の大河が流れているんだろうな。




県道40号線の終点。大台ヶ原公園の駐車場に到着しました。この場所で標高は1570㍍の高地。




大型連休中ということもあって、駐車場にはずっしりと車が並んでいました。車での観光客、登山客がほとんどのようで自転車ツーリングは少数派のようです。小さい子どもを背負った夫婦ハイカーも多かったですね。




ビジターセンター前で記念撮影。




ビジターセンターの展示室はなかなか凝った作りになっていて、大台ケ原について様々な観点から説明を受けることができます。その説明の一部によると、現在、大台ケ原の苔生した森が失われつつあるようです。原因は複合的なもので簡単に解決できるものではなさそうですが、大台ヶ原の森を取り戻すための地道なプロジェクトが進行中であるとのことでした。




大台ケ原ドライブウェイから国道169号線に戻り、再び南下していきます。下り勾配の道がずっと続いていくのですが、あきらかに緑が濃くなってきました。この緑の景色に見とれてしまうんので、下りの道が怖くなるほどです。




道路と谷底の川との高低感が凄い。川沿いの山の斜面に道路が作られているので、この高低感をずっと味わいながら道は進んでいく訳です。




道の駅「吉野路北上川」で小休止。出店のおじさんに「大台ケ原の大会にも来てや!」と声を掛けられました。出店のおじさんはお友達のおじさんに、 「この自転車幾らくらいすると思う?」とクイズみたいな問題を出していました。 「さぁ・・・10万くらいかの」「んな訳あるかや!!あんた、普通のママチャリでも3万はするんやぞ!!」 (そうだ!そうだ!fumitaro)「・・・ワシもう行くわ~」 とおじさんは自転車の値段にはさほどの興味もなく行ってしまいました。




ロードは10万円ではとても買えないと分かってくれた出店のおじさんに絆されて、500円もする猪肉焼と300円の鹿肉焼を買いました。そして出てきたのがたったこれだけの量。「え~~~少な過ぎるやろ~」と内心が表情で出てのを、おじさん察してか、「この鹿肉はな珍しいもんで、ぐるナイってゴチのTVあるやろ。あれで、ちゃんとした料理人がこれくらいの量の鹿肉を使った料理が出てきて、それが8000円もしたんで驚いたわ~」「じゃあ、300円でこれだけの鹿肉食べられるってことは超お得ってこと!?という思いが脳裏に浮かびます。

本当かどうか分からないけど、なんか口八丁、手八丁の商売上手なおじさんですね。猪肉、鹿肉はブタ、牛とは違った野趣のある味わい深いものでした。量は少ししかなかったけど。




道の駅を出てからも、道は川に沿って進んでいきます。川は太くなり池原貯水池って言うみたいですけど、川なのかダム湖なのかよく分かりませんが、とにかく水量のとんでもなく多い川を横目で眺めながらのダウンヒルが続いていきます。




このトンネルを越えると、ようやく太平洋岸、熊野市に到達します。「ここを越えれば海!!」とテンションが上がります。




そして熊野市に入りました。今日の宿は新宮市に取ってあるので、熊野市から南西に向かって国道を進みますが途中で「鬼ケ城」なんて観光地があるようなので立ち寄ってみました。「鬼ケ城」なんて、「あの先のライオンの横顔みたいな岩を遠くから眺めて鬼が棲んでそうな岩場ってだけのものかなぁ」と思っていたら、道はずっと先まで続いているので歩いて行ってみると・・・。




あのライオンの横顔の岩場の中にも入っていけました。巨大な岩場が波に削られること長年の時を経て、このような形状になったと思われますが、予想外に大迫力な場所でした。観光客もたくさん居て写真を撮ったり、小さな子どもたちは走り回って遊んでいました。




後は新宮市に向かって海沿いの国道を20㎞、ひたすら走るだけです。どうにか暗くなる前に新宮市に入ることができそうです。




熊野川に架かるこの橋を越えると、新宮市の市街地に入ります。




橋を渡ってすぐの場所にある 「熊野速玉大社」 に参拝して、今日の旅程が無事終了したことのお礼を申し上げます。








本日のお宿は新宮駅近くにある「長谷旅館」。老犬が穏やかに出迎えてくれました。




宿に入る前にスーパーで夕食を買ってきたので、部屋の中で夕餉となります。お寿司とお刺身、流石に海の町だけあって美味しかったです。疲れた体にビールと地酒が染み入るように入っていきました。部屋で夕食を取ると、酔っぱらってもすぐにそのまま寝れるというのが良いですね。

しかし、眠ってしまう前に明日に備えてガーミンやフロントライトの充電を忘れずに・・・「あれ、ガーミンの調子がおかしい・・・」 スイッチを押して起動させても、すぐにプツっと電源が落ちてしまいます。何度やっても結果は同じ。これは、この場所ではもう元の状態には戻せそうにない。明日はガーミンなしで走ることになりそうです。

そして、2日目は自然の力を甘く見てしまった結果、コース変更を余儀なくされる事態となってしまいました・・・。 さてさて熊野縦断ツーリング2日目はどうなるのか!?

今日の走行記録



走行距離 : 173.9㎞
走行時間 :約10時間 
獲得標高 : 3041m

ガーミン不調でデータが分からないのでルートラボの数値そのままです。