羽束川沿いに木器・高平・そして後川周辺のサイクリングコースとサイクリングマップ作成にあたっての調査走行の続きです。前篇は木器から高平の高売布神社で終わったので、後篇はここ高平橋から始めます。羽束川沿いの平野部を走る快走路です。北上する時は僅かに登り勾配ですが、道幅は広く、車の通行も多くはなく、とても走り易く、高平の見事な田園風景を満喫しながら走ることができるとても気持ちの良いコースとなっています。
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『三田・篠山を中心とした六甲山以北地域のサイクリングマップ委員会』もご覧ください。
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ぐぃーんと一直線に伸びる道。爽快に走ることができます。
振り返れば存在抜群の大船山の姿。三角錐型の山頂の姿が優美かつ力強い感じですね。
交差点があります。感福寺、方広寺、そしてサングレードGCというゴルフコースのある県道を右折して寄り道します。
右折してすぐの所に、茅葺屋根の立派な山門が現れます。
これが感福寺の山門ですね。県の重要文化財に指定されています。1548年に再建されたとありますね、そして茅葺と建物を一部修復したのが昭和60年。昭和60年って・・・1985年なので、30年前ですか。古くからあるものは形を残し続けていて欲しいですね。
集落の中の平坦な道をずーっと行くとまだ残っている桜並木がありました。地面に落ちている桜の花びらが綺麗ですね。
道の向こうにゴルフクラブの看板と桜並木の坂道が見えます。県道はあの道をずーっと登っていくようです。
ゆるやかな登りがずーっと続きます。結構長いですね。
産廃業者?のような敷地を横切りつつさらに道を登って行きます。
ゴルフコースを見下ろすような高さまで登ってきます。この時もラウンドしている人の姿が上から見えました。
「県道はここまで」の標記もありますが、道はさらに続いている様子。
ここで行き止りまりなんですけど、この木の柵。ここで切った木で適当に柵を作りました!ちょっとグネグネしてるけどまぁいっか!っていう感じがなんか良いですね。
この行き止まりの先は踏み跡が付いて登山道のようになっています。ちょっと中に入って歩いてみましたが、これはMTBで行けそうな気配・・・。もっとも目で見える辺りだけのことですけど。
さぁ、横道にそれましたけど、もとの県道37号に戻って羽束川沿いの道を北上していきます。水田が太陽にあたってキラキラと淡い緑色が眩しいですね。
山が迫ってきました。いよいよ羽束川流域の平野部の末端のようです。見比峠からの道との合流も近づいて、いよいよ『羽束川渓谷の道』に入ります。
出た。異常気象時通行規制区間の標識。ここからがいわゆる『羽束川渓谷の道』の始まりです。「渓谷」というのはかなり大袈裟ですけど、自然豊かな川沿いの緩い坂道区間で、ロードバイク乗りはこの道がほんと大好きですね。はらがたわ→天王→籠坊→後川→羽束川渓谷の道→小柿→高平→と続く道のりは鉄板コースとうか、ロードバイクで気分爽快に走れる王道のようなコース取りですね。
杉林の横をゆるやかに登って行きます。
岩がゴロゴロと転がり、曲がりくねっている羽束川。ケイシャが強くないので川の流れも緩やかです。道もクネっと曲がりながら登って行きます。こういう感じが走っていて楽しいのでしょうね。
川の流れと山の木々たち。新緑の淡い色合いが少しずつ増えてきています。
今まで登ってきた道を振り返るとこんな感じです。対向車には注意ですが、この道を下るのも楽しいですよ。
もっと満喫したいと思っていると、篠山市に入って、この道もそろそろ終わりを迎えます。
篠山市の標識のあとしばらく走って、例の異常気象時通行規制区間の標識があって、『羽束川渓谷の道』が終了です。
橋のたもとを右に行くと、後川→県道12号の西峠を経て杉生方面に行くか、反対に城東トンネルを経て篠山城下町を目指すか、はたまた籠坊をへてR173を目指すかという選択肢が出ます。
橋を渡って左の道を進むと、坂道を登り詰めて三田市・永沢寺地区に出るが、途中、林道で峠を越えて篠山市・奥曽地に出るか、という2択の選択肢。そう思うと、あの橋は結構は次の選択肢を握る大きなポイントなんですよね。
今回は左へ、永沢寺方面に進んで林道で峠を越えて奥曽地を目指すルートを取ります。川沿いの緩い坂道をずっと登って行きます。
すると、右手に緑色のビニールハウスが見えるのでそこが目印です。その手前の道を登っていくのが曽地奥行の林道になります。
この道、本当に続いているの?と不安になるような細い道・・軽自動車1台分がなんとか走れる幅ですね。
この標識と害獣除けのためのネットがこの林道の特徴ですね。あと50m先にも、あと10m先にも、と何回もネットの存在を知らせてくれます。
これがそのネットです。自分で取り外して先に進めばいいのですが、ネットは必ず元に戻しておきましょうね。
ネットを越えると途端に路面が荒れだしました。杉の落ち葉、落ち枝、小さな落石が路面に落ちているので不用意に踏まないように注意しながら走ります。ですが傾斜そのものはそんなに急ではありません。
山肌と杉林の間を縫うように登っていく感じが良いですね。車にも自転車にもすれ違わない密やかな雰囲気が良いですね。
道も適当に荒れているけど、ロードバイクで登れないことはないです。MTBの方が無難ですけど。
山肌に取り付いた細い道をくねくね登って行く、その風情がたまらないですね。
杉の落ち葉お堆積が凄い。車の轍が無ければロードバイクでは走れませんね。
この林道のピークに来たようです。
何の標識もなくあまりにも味気のない感じがまた好ましいじゃないですか。
峠を越えて下り坂。時折、僅かの眺望が得られる場所もあって高度感を得ることができます。
こちら側の道も杉の落ち葉、落ち枝、小石に加え、苔むした路面で下り坂なだけにスピードコントロールが難しいですが、慎重に下ってくると、ぼちぼちと民家が見えてきます。
峠道を下り切って曽地奥の集落に出るとこの林道の終点も目前です。
県道と合流するT寺路でこの林道の終点ですね。右折すると県道12号方面、有名なピザ屋「くわもんぺ」周辺に出ます。左折するとこの県道も行き止まりになっています。
振り返って、この林道を登り返して帰途に着く事にします。特に名称を示す標識はありませんが、この林道は「曽地奥林道」と呼ばれているようなので、それに倣います。
新緑の芽吹きを感じながら林道を登っていると、お尻の毛がふさふさと真っ白なシカに出会いました。こちらに気付くとすぐに逃げていきましたが、シカもこの林道しか逃げ道がないのか、しばらく登っていくとまた同じシカの姿がありました。また道を走って逃げていくシカ。そのつもりはないのにシカを追いかけ回しているようでした。
素晴らしい眺望!って言う訳でもないですが、自分の足で登ってきているという実感を仄かに感じますね。
濡れた路面に杉の落ち葉やら苔むした感じやらで、大変滑りやすくなっています。ロードバイクでも走れますが、耐久性の強いタイヤである方が無難ですね。こんな時に愛用のパナレーサーRace typeD 25Cは頼もしい限り。
高平まで戻ってきました。南下する時は見晴しの良い道で若干の下り勾配がずっと続くという、最もロードバイクでスピードが出しやすい区間になっています。