今回の記事は、自分自身の今回のスズカの走りに着目した記事となっている。限られた時間の中でスズカを目標にトレーニングに努めてきたが、はたしてその効果はどうであったのか。そんなこんなを振り返ってみたい。
MAPはスズカサーキットであるが、今回のエンデューロ大会のために作られたMAPなので、自転車向けの注釈となっているところがありがたい。こうしてMAPを見ても、路面の高低は伝わらないが、実際は緩やかな隆起が連続するコースである。
ホームストレートからシケインまでは長い登り道であるが、その後は若干の登り区間もあるが、下りがメインとなる。スピードの乗る大きなカーブやコーナリングのテクニックが必要なタイトな下りカーブまで、色々なコーナーがあるが、道も幅が広く広大な空がまんま見渡せるので実に爽快な気分でコーナーを楽しむことができる。
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ラヴ・ゾンビーズのトップバッターとして集団先頭近くでスタート。そのまま2周を先頭集団の中で走り続けた。
第1走目(1・2周目)
走行距離 : 11.31Km
走行時間 : 16分33秒
平均時速 : 41.0Km/h
最大時速 : 62.3Km/h
平均Cad : 93rmp
第1走目の詳細は前記事にも書いた通りだが、ゆっくりとスタートするローリングスタート方式でありながらもave40Km/hを超えるという自分にとっては驚愕の数値を出した。ただ、ほんとんど疲れなかったのは先述の通り。
数十人という規模の人数で高速トレインを組むことなど人生で初めての体験であったが、集団の中にずっと潜り込んでいた感想といえば、
『 こりゃ楽だわ 』 これに尽きる。プロのステージレースでチームのエースは集団の中で脚を貯め、ここぞという場面で飛び出す。なるほど、「脚を貯める」という意味が実感として分かった。だってホント疲れないんだもん。
バレットとパナレーサーRACE L evo2との相性はなかなか良い。
第2走目(3・4周目)
走行距離 : 11.57Km
走行時間 : 17分51秒
平均時速 : 38.9Km/h
最大時速 : 56.4Km/h
平均Cad : 95rmp
第1走目はスタート時点から大きな先頭集団の中に潜り込んで楽ちんに走れたが、第2走目はほぼ完全な一人旅。先頭集団の巨大トレインに遭うことがあればまた乗りたいところだったが、残念ながらトレインに出会えず。小さなトレインを組もうにも速度域を同じくする走者とも全く出会わないので、一人旅とあいなった。
第1走目は自分で走ったという感じがなく、この2走目で自力で走ったという感じを味わった。エンデューロソロを走るならペースを落としてでもトレインを組むべきであろうが、2周走って1時間半の休憩があるチーム戦ということで、単独でガンガンに走ってみたところ、上記の結果となった。aveは自分としては上出来に思えるが、最高速度が低い。下りではもっと速度が出せたはずだが、単独走ということもあり、下りを手控えてしまっていた感があった。実にもったいない。
去年は風雨に泣かされたが、今年は雨は無い分、風だけが強く吹いた。この風にはスズカを走るローディ皆が辟易したことだろう。
いや、この走者にとっては渡りに舟だったことだろう。実際どれくらいのaveで走れるもんなんだろね。
第3走目(5・6周目)
走行距離 : 11.58Km
走行時間 : 18分08秒
平均時速 : 38.3Km/h
最大時速 : 62.1Km/h
平均Cad : 90rmp
風も弱く穏やかな気候であったスズカも午後に入って急に風が強くなってきた。写真のように旗が風にたなびくような状態だ。しかもホームストレートは完全な逆風で、ピットからコースに出て行くまでの道も風に遮られるような感じ。第2走目とは走りの勢いが全く違い、最初のシケインまでの平均速度が30Km/hが出せないような状態になっている。
そんな時、後方からブーブーブーとクラクションを鳴らしてオートバイが接近。「やった!!先頭集団来た~~~」とテンションが上がる。 後方を見れば10名程度で構成されるしっかりとしたトレインがすぐそこまで迫っている。これに乗ることができれば、この周回は楽に過ごせるという思いで、速度を落とし、トレイン最後尾に滑り込んだ。登り区間ではトレインも無理はせずに速度を落とすので容易に飛び乗ることができた。
そして、この第3走目はこのトレインにくっ付いて行くだけでピットイン。高速で走る集団での下りカーブには不慣れで、コーナーのラインを外してしまい、後ろを走っていた走者から「ラインを守りましょう」と注意を促される始末。怒鳴られてもおかしくない場面で冷静な口調で諭してくれたローディ氏には感謝。というか全く申し訳ない。
強い風が吹き付ける中でave38Km/hを維持できたのはトレインに終始乗れたお蔭だろう。タイム的も助かった面もあったが、それ以上に高速トレインの中で走る楽しさを感じた局面だった。初心者が高速トレインに混じってしまったことで迷惑をかけてしまった場面もあったが、走者が2列に並んで下りコーナーをシャーッと綺麗に曲がっていく感覚は体にしっかりと残った。
最終周回となる4走目は、午後に入って俄かに強くなった強風と疲労が溜まった脚のためにホイールを50mmハイトのカンパニョーロ・バレットウルトラと、フルクラム・レーシングゼロを入れ替えて走ることにした。ホイール交換の効果はあったのかどうか。
第4走目(7・8周目)
走行距離 : 11.56Km
走行時間 : 19分39秒
平均時速 : 35.3Km/h
最大時速 : 61.8Km/h
平均Cad : 87rmp
ピットからシケインまでの登り勾配の区間での逆風は強さを増し、速度が全然上がらない。第3走目のように、先頭集団グループがやって来ないか後ろを確認しながら走るもののその気配はなく、130Rからスプーンカーブにかけて苦しい一人旅を余儀なくされる。
しかし、スプーンカーブを越えたあたりで4、5名の小さなトレインが後ろから接近してくるのが見えた。そこで、速度を落としてこのトレインに飛び乗る。速度域としては、若干緩めのトレインではあったが、それでもこの風の中、単独走になるよりは結果的には速いはずと、飛び出して行きたくなる衝動を抑えてトレインの後方に付く。
このトレインに乗ってコース1周を走るが、後半の下りでトレインが崩壊。僅か4、5名のトレインなのに中切れの連鎖が止まらず、先頭に立った私が残ったメンバーの前を牽くも、誰も付いてきそうな気配がなく、そのまま自然と一人旅。先頭集団のトレインはおろか、私と同じ速度域、もしくは追い抜いていく走者もなく、どうしようもない状態。Finlandiaさんに教わったように、協調を呼びかける甲斐のある走者にも出会えず終い。
単独で走る私の後ろに誰か付いてくれれば、その人に呼び掛けて先頭交代しながら走るということもできるのだが、誰も後ろにも付いてきそうもないので打つ手なし。そのまま単独で2周目を走り終えてピットイン。第4走目で初めて集団に乗ることができずに平均速度も大幅に下がってしまった。
去年の大会ではトップ集団のトレインでなくても私より速く走る単独の走者に出会えたので、その走者の後ろに付かせてもらったりもしたが、今年はバイクが先導するトップ集団以外にトレインを組めそうな相手と上手く出会うことができなかった。
バレットからレーゼロに交換した効果はあった。強い逆風の登り勾配の区間では当然速度は落ちたが、ホイール軽量化の効果でその落ち込みが幾分か軽減されたような印象だ。バレットを履いたままだったらもっと速度は落ちていただろう。その分、下り坂での速度の伸びが減るのではないかと思ったが、この周回での最高速度は60Km/hを越えていたので、こちらも大幅な落ち込みは無かったと判断しても良いのではないか。
スズカに向けての練習の際、Finlandiaさんに教わった3つの事のうち、2つは実行できたかな。
レスト中のクールダウンとウォームアップ。クールダウンはゆっくり走っているつもりでも汗が噴き出てきた。本走で出し切れていなかった汗を出し切るというイメージ。ウォームアップは心拍を動かすとともに脚の筋肉を解す効果もあった。
道中、話かけてでもトレインを組むということはできなかった、というかその機会が無かった。先頭集団のトレインを構成する走者以外に、トレインを組むことでタイムが上がりそうな適当な相手を見つけることができなかった。先頭集団は流石にスピードがあって速かったが、そのトレインには確実に乗ることができたし、1走2周している間に単独走の状況で、誰にも抜かれることはなかった。去年は単独走でも自分を抜いていく走者が何人かいたが、今年は皆無。ただの偶然かもしれないが、それだけ自分が速くなったってことか!?
次はどこかの会場でソロを走ろうかと思っている。そのためにまた練習を重ねていきたい。
ラヴ・ゾンビ―ズの皆さん、練習にお付き合いしてくださったfinlandiaさん、ポタポタさん、コメントで応援メッセージをたくさん戴いた皆さん、なんとか無事にスズカを走り終えることができました。まだまだ課題がたくさんありましたが、充実した時間を過ごすことができました。皆さんのご協力に感謝です(^^)/