
今年もこの場所に戻ってきた。そう、スズカ8時間エンデューロ大会の舞台、
鈴鹿サーキットだ。
去年と同じく、
チーム・ラヴゾンビーズのメンバーとしてこの地に乗り込みました。
今日は快晴、雲ひとつない自転車日和。心地よい風。言う事なし。
少々睡眠不足で頭がぼんやりしているものの、レース前の緊張感を含んだ静かさが漂う会場の雰囲気に触れているうちに眠気も少しずつ消えてきた。
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ピット内でゼッケンを互いに貼り合うメンバーたち。この後、コース試走を終えるとすぐに8時間エンデューロがスタートする。

レース中にコース撮影はできないので、コース上の写真を撮れるのはこの試走時間のみ。
鈴鹿サーキットはF1をはじめとするモータースポーツの聖地。アスファルトの肌理は細かく、ロードバイクのタイヤはよく転がるし、グリップも素晴らしい。道の幅も広く、ロードバイクを走らせるのに最高の環境と言っても過言ではない。

F1のテレビ放送などを見ていても、コースのアップダウンはほとんど感じないが、実際にはかなりアップダウンがあってメリハリの効いたコースとなっている。
特に数箇所ある下りのカーブはスピードも出るので、コーナリングの技術が要求される。

8時間チームエンデューロ、6名のメンバーが交代しながら8時から16時までの周回を稼いでいきます。96チーム出走の男女混合の部でエントリー。
出走順は
fumitaro→船乗りさん→motosan→ららさん→mozzmarrさん→フーさん
私は去年に引き続きトップバッター。コース試走、3本ローラーでのウォームアップを済ませてスタート位置に付きます。
トップバッターだけにスタートの会場の様子の写真が撮れずに残念。去年はスタート位置に付くのが遅くなったので、先頭から遥か後方からのスタートだったが、今回はその時の経験を生かして早めにスタート位置にセット。
先導車のマヴィックカーがすぐそこに見える好位置に並ぶことができた。
周囲を見るとヘルメットもビンシューも履いていないローディがたくさんロードバイクを持って列に並んでいる。「あの人たちは何?」と思っていると、スタート時間が迫るにつれ、ヘルメットを被りシューズもしっかり履いたメンバーと入れ替わっていく。
そうか、レースを走る当人はレース開始直前までアップをしているんだ。先頭に並ぶと待ち時間が長くなるのでチームメイトに場所を取ってもらっているということか。レース慣れしている人にしてみれば珍しくもないことだろうけど、なるほどと思った。
そして、司会者やゲストのくだけた感じの挨拶と注意喚起、メイタンガールの自己紹介、何枚も撮る写真撮影等々の長いイベントを終えると、ようやくレーススタートのブザーが鳴る。
その瞬間、
カシャン、カシャンというビンディングを嵌める何百という音が響き渡る。こういうスタートの雰囲気は大好き。高まる緊張感と一気にそれが解放される瞬間がいい。
ローリングスタートということで、先頭集団の目の前で真っ黄っ黄のマヴィックカーが先頭集団を先導する。マヴィックカーは徐々にスタートを上げて、最後はブザーを鳴らしコースの外に逸れると、そこから本当のレースが始まる。
集団は一気にスピードアップ!!
その流れに遅れないように付いていくと、これまでに感じたことのないようなスピード感でコースを走ることができた。
高速で走る集団で走るって凄げーーーーーーーーー!!!
何が凄いって、時速40Km/h以上、場所によっては60㎞/hで走ったりしているのに、力をほとんど使わないで良い。集団の中に吸い込まれていくように速度が出る。こういう感覚は初めて体感するものだ。
そうした中でコース2周はあっという間に終わり、船乗りさんとバトンタッチするために集団を外れるが、ほとんど疲労はない。3周、4周と走ってみたくもあったが、船乗りさんもスタンバイしているだろうし予定通りピットイン。
トップバッターでしか味わえない先頭トップ集団内での走りを初めてたっぷりと堪能。気持ち良かったぁ~~~。

レース開始してしばらく先頭集団は写真のような大集団。1列もしくは2列縦隊となって他を圧倒するスピードで轟音をまき散らしながらコースを周回していく。

2番手は体格を生かしたスプリント力と野生の勘のままに下りを滑走するダウンヒル番長、船乗りさん。スズカはテクニカルな下りカーブが数箇所あるので、船乗りさんの持ち味をいかんなく発揮できたのではないでしょうか。
ピットに入る直前のストレートも猛烈な勢いで突進。他のローディたちを置き去りにしてやってくる姿はまさに荒々しい野牛といった感じです。

船乗りさんの着陣を待つ、3頭のピンク豚。我がラヴゾンビーズのメンバーたち。右からmotosan、mozzmarrさん、フーさん。
豚のお肉の部位を説明する絵のようなピンク豚のデザインが奇抜で面白い。

3番手は淡路のピナレロ王子motosanです。しかし、スズカにやって来ているウィリエールのブースにご執心の様子で、休憩中に試乗に行かれていた模様。来年のスズカはウィリエールの新車に変わっているかもしれませんね。
こちらがウィリエールのブース。

激走を終え、爽やかな笑顔でバイクを持ち上げるmotosan。このバイクが来年はチェントウノになっているか、グランツーリズモになっているか、はたまた別のバイクか・・・ですね!!

ラヴゾンビーズの紅一点、
『宝塚マドン』 ららさんの鬼気迫るライディング。前回は一条チームでの出走でしたが、今回はtac-phenさんと入れ替わりでラヴゾンビーズに加入。後半は向かい風もキツク、スピードが上がりにくい状況の中でも、全体のave31Km/hを超えたとのこと。一条スタッフSさんの指導の通りケイデンストレーニングを続けたことが生かされたのでしょう。

ららさんの帰陣を待つmozzmarrさん。レース状況の速報がサイトにアップされているので、チームメイト帰陣の時間が読みやすくなっています。おおよそ帰陣予想時間の5分前くらいにスタンバイ。

チームメイトがピットに戻ってくる仲間を出迎え、足首に巻いてある計測用バンドを次走者に巻きかえます。

mozzmarrさんGO!!!

スズカの空に高々とバイクを持ち上げるmozzmarrさん。去年は雨に祟られましたが、今回は青空が目に痛いくらい真っ青。

レース開始から午前中にかけては風も穏やかで、走行に影響を与えるものではありませんでしたが、午後に入ると俄かに風が強くなり、たなびく旗を見ての通り強風吹き付ける状況になってしまいました。ピットを出てからしばらく緩い登り坂なのですが、ここが逆風となり、皆一応に速度が落ちてしまったことでしょう。

mozzmarrさんの次走者はフーさんですが、今回のスズカでもやはりフーさんが
「持っていました」。
エンデューロ大会名物である「ピット閉鎖時間」という魔物に完全に飲み込まれ、通常2周で次走者と交代する取り決めにしていた我がチームの中で、なんと5周走らないといけないハメに。
ピット閉鎖時間までになんとか2周を走り終えて、次走者のfumitaroにバトンを繋げれば、私が25分のピット閉鎖時間の間を3周走れば良かったのですが、フーさん、ピットが閉鎖されるまでの帰陣が叶わず、強風が吹き付けるなか2周プラス25分間の周回を余儀なくされてしまったという訳です。

箕面での坂練習の効果で、体重も落ちとてもスリムになったことでタイムを大幅に更新させたフーさんでしたが、5周連続で走ったダメージは深刻でした。すっかりと燃え尽きてしまったようです・・・・。

8時間の激闘を終え、梅丹ガールがチェッカーフラッグを振るゴールへ向かいます。残念ながら、ラヴゾンビーズの最終走者となったmozzmarrさんの姿を撮り損ねてしまいました。残念!!

メンバーが皆日頃の成果を生かし記録更新に沸いたラブゾンビーズですが、男女混合の部、結果は96チーム中16位でした!! 結果はともかく、皆でバトンを繋ぎ、大きな怪我なく、忘れ物もなく、満喫の一日を過ごすことができたことが何よりでした。
私自身も久しぶりに1日中自転車で遊ぶことができて大満足!! やっぱレースって面白いなぁと思いました。それも一緒にこの体験を味わうことのできる仲間あってこそですよね。企画、連絡の中心になっていただいたmozzmarrさんはじめ、フーさん、ららさん、motosan、船乗りさん、ありがとうございました(^^ゞ
そして、最後まで誰にも忘れ物がないよう、皆さんも気を遣っていただいて感謝です!! 今年は何も置き忘れることなく無事に帰宅することができました。
個人的な走行記録は次の記事に書きますね。
おまけ。
ラヴ・ゾンビーズ、メンバーのバイクの紹介。

フーさん:サーベロR3。ホイールは何枚かの変遷を経てのコズミックカーボンクリンチャーを履いています。
スズカが終わり失ったモチベーションは再び購入意欲へと向かうのではないかと予想。次は何かな。

船乗りさん:トレック4.7。今話題のノムラボ製カーボンチューブラーホイール。
レース走るならカーボンチューブラー、その意味が私にもだんだん分かってきました。
カーボンチューブラー欲しいかも・・・。

ららさん:マドン4。Newホイール、ボントレガーRXLがぴったりと似合いますね。

motosan:ピナレロクアトロ。なんやかんやと言いながらもバランスの良い名機ですよね。
こちらはぜひブルベ専用マシンとしてもうひと花咲かせてやりませんか!?最適じゃないですか。

mozzmarrさん:KOGAキメラ。常連さんには珈琲を出してもてなしてくれるというPROKUの
黄金ステッカーがいつ見てもカッコいいですね。

アラーキーさん:S-WORKSヴェンジ。スペシャライズド社が誇るエアロロードトップモデル。
半年前から今日のスズカに向けて準備をされてきたアラーキーさん。スズカが終わりフーさんのように燃え尽きて
しまっているのでしょうか・・・。

WAKO’Sで有名な和光ケミカルがブースを出していました。そして無料でチェーンクリーニングとオイルアップをしてくれるという素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていました。決して安くはないワコーズのチェーンクリーナーをガンガンにぶっかけてチェーンの汚れを落としていきます。すっげぇ1台のチェーン洗うのに、クリーナー1本を使い切るかのような勢い。・・・・そんなにクリーナーぶっかけまくって掃除したらドロドロのチェーンも綺麗になるわな~。

こちらコルナゴブースに展示されていた、コルナゴ新作フラッグシップモデルC60。定価で65万円くらいするやつ。モノは素晴らしいんだろうけど、トレックやスペシャといったアメ車は50万もせずにフラッグシップモデル買えちゃうから、差額でデュラDi2や高級ホイール買えるとなると、コルナゴ大好き!!バイクはコルナゴしか買いません!!ってな人でないと手を出す気にはならないんじゃないかな~。