ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街

テーマは「No bike no life」ということで、自転車を巡って過ぎゆく日常を書き綴っていくブログです。

丹波地方の峠巡りツーリング

2012-05-27 19:35:39 | ツーリング

朝霞に包まれた千丈寺湖畔から出発です。

今日は、ヒルクライムトレーニングを兼ねて、三田~篠山~福知山~綾部あたりの丹波地方の峠を単独行で幾つか登ってきました。この近辺でも、知らない峠道はたくさんありますが、峠道は大好きなので、この辺りの峠という峠をいずれは全部登ってみたいですね。  

しっかし、今日は暑かったぁ~~。そのせいで後半は少しバテしまいました。


     

千丈寺湖畔を越え青野の集落を一路北へ。青野渓谷の坂から母子の里を目指します。


     

青野渓谷の坂。木々に囲まれた細い道を軽快に登っていきます。「尼ん滝」は、渓谷の中にある小さな滝で、尼さんがこの滝が打たれて修行していたのが名前の由来だそうです。ここまで来れば、母子の里はもう近くです。


     

距離:4.4㌔ 平均勾配:5.5% 獲得標高:210㍍ 部分的には10%の登りもありますが、全体的には緩やかな登り坂です。

母子では、「母子茶」と言うお茶の生産が盛んで、斜面には茶畑が広がっています。


     

三田市の母子から、美濃坂峠を越えて篠山市街地へ。美濃坂峠は三田市と篠山市の市境にある大きな峠ですが、母子から篠山市へはほとんど下っていくだけなので、今日の最後にこの峠を篠山市側から登ってきた時に取り上げます。

篠山の商店街。まだ朝早いので店は開いてませんね。篠山と言えば、猪肉!! fumitaroも大好きです。冬に一度は食べたい贅沢料理です。


     

篠山市街地の北部、県道97号線上の分岐点です。この辺りは瀬戸内に流れ込む川と日本海に流れ込む川との分水嶺になっているようです。右の写真は、篠山市と丹波市春日町を結ぶ栗柄峠です。しかし、篠山市側からの栗柄峠の道は一方的な下り坂になっています。


     

県道709号線、丹波市春日町と福知山市三和町を結ぶ三春峠に至る道。正面の山並みを越えて行きます。峠道は車1台が通るのがやっとの道幅。交通量は少なく、車とすれ違う事もありませんでした。




三春峠。兵庫県と京都府との県境にもなっています。峠開通の石碑があり、「三春峠」の名前は、三和町と春日町の頭の文字を一字ずつ取ったものと書いていました。なるほど・・・そういう事か。三つの春の峠って何か意味ありげな名前だなと思っていたのに、そういう事だったのですね。




距離:15.4㌔ 平均勾配:5.2% 獲得標高:339㍍

篠山市の多紀連山を越える峠 「大タワ」 よりも獲得標高が高く、距離の長い峠道ですが、登りの勾配は「大タワ」ほど急ではないので、一定のペースでゆっくりと登っていけます。時折、峠道から春日町の展望が見下ろせるのが気持ち良いですよ。


こんな感じ。




三和町から綾部市に至る道。直進すると国道173号線ですが、ここで左折して、峠越えで綾部市を目指します。


     

この県道709号線は、路面に苔が生えていたり、杉の落ち葉が敷き詰められていたりと、人や車の往来がほとんど無さそうな峠道でした。自転車を滑らさないように慎重に走らせて行きました。


    

JR綾部駅。どうという事のない駅ですが、こんな所まで来たのは初めてなので記念撮影。駅前の広場に、「合気道発祥の地」という石碑がありました。始祖である植芝盛平が綾部市内で最初の道場を建てて合気道の修行に打ち込んだそうです。へぇ~そうだったのか。

朝6時に千丈寺湖を出発して、約80㌔。ここで折り返します。国道173号線を走って篠山市に入り、「大タワ」と「美濃坂峠」という大きな2つの峠を越えて三田市に帰ります。




上の橋が173号線です。国道なのでアップダウンは緩やかかなと想像していましたが、篠山市に至るまでは結構な坂道が何箇所かあって結構疲れました。




これはもう篠山市内ですが、草山温泉の駐車場の傍に「モンゴルの里」という一角があります。ゲルの中でモンゴル料理を食べることができます。fumitaroも過去に一度、職場の旅行でここを訪れた事があります。超酸っぱいヨーグルトを飲んだ記憶があります。


    

さぁ、いよいよ多紀連山(西ヶ嶽・三嶽・小金ヶ嶽)を抜ける峠道の「大タワ」登り口までやって来ました。しばらくはなだらかな道を行きますが、右写真の奥から急勾配が始まっているのが見えます。ここから本格的な登りです。



距離:10.6㌔ 平均勾配:7.6% 獲得標高:324㍍

峠道は登るのに必死になってしまうので、ついつい写真を撮り損ねるのですが、この峠道も急勾配の九十九折を何箇所も越えて、ぐいぐいと高度を上げていきます。最後は直線の緩い登りなので、ダンシングで全力でもがきました。




大タワの石碑。前回ここに来た時には石碑は折れて倒れていましたが、なんとか地面に埋められて立っていました。



峠は三嶽と小金ヶ嶽との間の公園となっていて、登山客の車や観光バスまで留まっていました。正面右に見える山が三嶽山頂です。


    

大タワを越えて、篠山市街に入り、そこから南下して国道372号線の「小枕交差点」の分岐から三田市母子に至る美濃坂峠が始まります。小枕の長閑な集落を通過すると、徐々に勾配が上がってきます。




三田市と篠山市を結ぶ抜け道的な利用法もあって、交通量が多い峠道です。1車線の道で対向車が来る可能性が高いので、楽な勾配を行くアウトインアウトの登り方をしにくいのが苦しいです。




距離:5.2㌔ 平均勾配:6.9% 獲得標高:273㍍  篠山市と三田市との市境線がちょうど峠のピークになっています。




「美濃坂峠」ここまでの疲労と暑さもあって、やっとのことで登ってきました。坂を下るとすぐに母子の里です。


    

峠のすぐ近くに休憩所がありました。流石に少し休憩を取りました。ここからゴールの千丈寺湖までは下りの道しかないので、ここまで来たらゴールも近いという感じです。



霞も取れてすっきりとした湖畔の様子です。

美濃坂峠から約15㌔の下り坂を走って、出発地点の三田市の千丈寺湖畔に戻ってきました。

今回は、三田市近辺の峠道を行くという企画で、坂道や峠道を幾つか登ってきました。「大タワ」や「美濃坂峠」は行き慣れているので、今回新しく走ったのは、結局「三春峠」だけでしたね。他にも何箇所か峠道を越えているのですが、一方的に下るだけの道だったのが、「鼓峠」と「栗柄峠」です。反対側から来ると登りだっただけに残念ですが、また次の機会に登ってみます。


今回のツーリングのデータ

走行距離:152.8㌔
走行時間:7時間10分
平均速度:21.3㎞/h
平均CAD:62rpm
平均心拍:124bpm
獲得標高:2248㍍




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淡路島2周 “ あわ2 ” ツーリング

2012-05-17 08:04:22 | ツーリング
淡路島2周“ あわ2 ” ツーリング


明石海峡大橋を渡り、いざ淡路島へ

今年の fumitaro の目標として、 「あわ2」と「びわ2」の達成 、というのがあります。

淡路島と琵琶湖を1周するコースは、関西在住のロード乗りであれば、ほぼ間違いなく体験しているか、未体験の方でもそのうちに走ってみたいと思っているコースではないでしょうか。

淡路島1周は約150㌔、獲得標高は約1100㍍   
琵琶湖1周は約190㌔、獲得標高は約500㍍ 

のコースですが、「あわ2」とは、淡路島を自転車で1日のうちに2周すること、「びわ2」は同じく自転車で1日2周することです。

淡路島2周で約300㌔、琵琶湖2周で約380㌔・・・・

いずれにしても、これまでのfumitaro の1日の最大距離が、三田市から天橋立、更に丹後半島を一周して三田に戻ってくるコースの約285㌔だったので、どちらを走るにしろ、これまでの記録更新になります。

そして、実は・・・昨年の12月の事ですが、「あわ2」に挑戦して失敗しています。 

猛烈な北風が吹くなか、海沿いの道は逆風で14~15㎞/h しか出ないような状況になりながらも、淡路島2周目、残り50㌔の地点、慶野松原の付近のコンビニでカップ麺を食べて、最後の休憩と補給を終え、「さぁ、出発!」とペダルを回したところ、後輪が何かに引っかかった感触の後に車輪が回らなくなりました。「あれれ・・」と思って後輪を見ると・・・・携帯用の細いワイヤーロックを掛けているのをド忘れしてしまい、そのままペダルを回してしまっていました。ワイヤーはシャマルのエアロスポークによって切断され、切れたワイヤーがカセットスプロケットの根元に絡まって潜り込んでしまって手で引っ張っても全く取れそうにありません。

絡まったワイヤーを取るには、ホイールからカセットを取るしかなく、当然、そんな工具を持ってきている筈もなく、しかももう夜遅い時間で、いや例えそれが日中であっても、カンパの専門工具のありそうな自転車屋さんなどある様子もなく、いかんともしがたい走行不能状態に陥りました。

結局、残り、50㌔というところで無念のリタイヤ。そして、車を止めてあった岩屋の駐車場まで車を取りに、タクシーで向かい(タクシーにロードバイクは積んでくれません)、自分の車でロードバイクを回収に来るという、時間とお金の大出費を招いてしまいました。

愚かな失敗であわ2断念。そのうえ、タクシー&高速代で大出費でまさに泣きっ面にハチの苦い記憶があるのです。

そこで、今回はまさにそのリベンジを果たすべく、明石海峡大橋を再び越えて来ました。風の強さが気になりますが、日が落ちるのも遅くなり、準備も万全、ワイヤーロックも前輪とステムに掛ける癖を身に付けました(後輪だと、やはりロック解除を忘れてしまいやすいので)。





平成24年5月12日。明石と淡路島岩屋を結ぶ高速艇、ジェノバラインの船着き場から、今回の「あわ2」チャレンジがスタートします。

CAAD10を載せてきた車を岩屋バスターミナル付近の「岩屋ポートパーキング」に駐車しました。駐車料金は1日500円です。24時間営業なので、時間が遅くなっても安心です。

バイクの仕様

フレーム:CAAD10
ホイール:シャマルウルトラ2Wayfit
タイヤ:フロント・フュージョン3、リア・インテンシブチューブレス

300㌔を走る予定なので、ホイールにはクリンチャータイヤを履くフルクラム・レーシングゼロコンプではなく、抜群の抗パンク性を誇るチューブレスタイヤを履くシャマルを選びました。しかし、今回も未達成となるのは絶対に嫌なので、サドルバッグには、まさかのパンクに備えて予備チューブを入れています。




出発は5時50分。1周目は淡路島を岩屋を起点に時計廻りで走ります。東浦沿いの国道28号線を南下します。岩屋~洲本間の国道28号線はきれいに整備され、すっきりと走り易い道路です。左手には朝焼けの海が広がっています。




右手に見えてきたのは、世界平和観音。ネットで調べてみると、宗教施設という訳ではなく、それこそ探偵ナイトスクープのパラダイスネタに登場しそうなB級博物館になっている模様。




ごくごく緩やかなアップダウンが続く海岸沿いの快走路を進みます。今日は長丁場。時速28㎞/h前後、疲れを残さない程度の速度で走ることを意識します。




岩屋から約30㌔離れた洲本市街に到着。右手の山の上に洲本城の天守閣が見えます。洲本城は江戸時代の徳島藩蜂須賀氏の家老、稲田氏が城代を務めたお城だそうです。




洲本温泉の温泉ホテル街。 ほてる にゅう あ~わ~じ~♪ でお馴染みのホテルニューアワジはここにあります。




洲本を越えて、由良の町へ。山と海の間の狭い湾曲した平地にある町並みです。ひと昔前の淡路島の海岸沿いの道路は全部こんな感じの道でしたね。どこか懐かしい雰囲気です。


      

由良の町を抜けて、いよいよ最初の登り坂、「水仙峡の坂」に入ります。



距離6.5㌔、獲得標高194㍍、登りの平均斜度6.5%の峠道です。淡路島1周の道のりで、最も距離が長く、斜度が大きい坂道です。


    

キツイ箇所では11%~12%の斜度がありますが、距離が短いのでサクサクっと登ってしまいましょ~。




お約束の立川水仙峡、「ナゾのパラダイス」の入口。一度だけ入ったことがありましたが、メインはいわゆる秘宝館でした。




この登り坂のピークです。この坂はふたこぶの坂になっていて、パラダイス付近が1つ目のピークでそこから少し下って登って、2つ目のピークがこの写真です。ここから先は下り坂、一気に海岸沿いの道路まで下りていきます。


    

急勾配の坂道を降りてくると、そこは海岸すぐ傍を走る通称、南淡路水仙峡ラインと呼ばれる道路。路面はアスファルトとコンクリートの道が混在していて、釣りや観光目的以外の車は通らなさそうな雰囲気です。

淡路島南方の海を見渡しながら走る事ができる快走路です。生憎、この時はどんよりと低い雲が立ち込めていて、海もうす暗い感じでした。




 
    

観光名所?のモンキーセンターがあります。水仙峡の坂でも「モンキーセンターまであと○㎞」という看板が頻繁にありました。淡路名物タコカレーがウリの様でしたよ。右の写真には、沼島の島影が映っていますね。




海岸沿いの道を離れ、坂を登って内陸部の方へ入って行きます。向こうに見える住宅地までの坂がけっこう急勾配です。


    

いくつかの坂を越えて、南淡路で最も大きな港である福良の町にやって来ました。福良の町の手前にも峠道があります。そこから見下ろせる福良の町の眺望です。いつもであれば、福良港の道の駅みたいな広場(足湯があるところ)で休憩をするのですが、今日は調子が良いのか、疲労も少ないので、休憩はせずに、次の坂道である鳴門岬に向かいました。福良は岩屋から約80㌔の地点なので、淡路島1周の半分にあたりますね。


    

福良の町をスルーして、鳴門岬の道へ。軽いアップダウンの道のりを経て、岬の峠を越えて行きます。今回は鳴門海峡大橋の手前にある道の駅うずしおには寄りません。ここもスルーです。




分かりにくいけど、背景に鳴門海峡大橋が映っています。もっとゆっくり見て回りたいですけど、時間短縮のため先を急ぎます。


    

鳴門岬を越えて、阿賀野の集落へ。いつも気になる料理旅館の「うめ丸」の坂を越えて行きます。そして、淡路島西浦の海岸沿いを走る道に出ます。写真の通り、強い風のために波が荒いです。しかも残念ながら向かい風気味で、速度も25~26㎞/hでしか巡航できません。


    

しばらく海岸沿いを離れて、内陸側に入ります。慶野松原を左手に見ながら通過していきます。松原の効果で風が弱まりました。


    

そして再び逆風が吹きすさぶ中、下ハンを握って少しでも空気抵抗を下げながら「淡路サンセットライン」をひたすら北上します。岩屋から出発して113㌔の地点、都志のファミマで小休止を取りました。今回のツーリングで初休憩です。逆風の中を走ってきたのでいつになく腰が痛くなってきたので、ガリガリ君を食べて腰を伸ばすストレッチをしました。


    

都志のファミマを出発して、ひたすら海岸沿いの道を行きます。郡家や北淡町の集落に入ると、短い区間は海岸を離れますが、またすぐに海岸沿いの道に戻って行きます。途中、一宮淡路城という公園があります。本当の城跡というより、お城をモチーフにした公園のような雰囲気です。

説明文によると

「三階三層の優美な天守閣や、徳川将軍家をはじめとする名門・名将たちの重要文化財級の多彩な甲冑コレクションで有名な「一宮淡路城」。天守閣の周りを萬翠美術館、錦翠集古館など美術の宝庫が囲んでおり、また、なだらかな丘陵の中心に日本庭園が広がり、そこから眺める大海原の景観も感動的です。屋外には日本の仏像のルーツとなるアジアの仏像コレクションも。見どころ盛りだくさんのお城です」

とのこと。世界平和観音と同じような匂いが漂ってきますが、こちらは本格的仕様となっているようです。


都志から岩屋までの道のり 




    

淡路島北部、海岸沿いの道。強烈な海からの横風が吹き付けてくる中、ひたすら走ります。だんだんと明石海峡大橋が大きく見えてきます。こうなると、出発地点の岩屋はあと少しです。




岩屋ポートパーキングに到着。淡路島1周目完了です。西海岸を走る時に強い逆風に苦しめられました。

1周目の記録

走行距離 : 147.43㌔
走行時間 : 5時間53分 (停車しての写真撮影時間や休憩時間を除く)
平均時速 : 25.1㎞/h
最高時速 : 54.5㎞/h
平均CAD : 74rpm

平均心拍 : 123bpm
最大心拍 : 164bpm

上昇量  : 1115㍍
下降量  : 1121㍍

目標としていた走行時間、6時間以内というのは達成できたのでまぁ良しといましょう。




淡路島2周目。

駐車場に留めた車の中で昼食を取りながら、しばし休憩を取ります。そして、淡路島2周目に備えて、ガーミンエッジ800の充電とライト類のセッティングを行い、12時50分に出発しました。

2周目は淡路島を反時計回りで行きます。




午前中は曇っていたのに、午後は青空が広がり、海もキラキラと輝いています。最高のロケーションでしかも、強い追い風が背中を押してくれます。淡路島を走る時っていうのは、かくありたいですね。


    

追い風でスピードが出ることもあって、ちょっと寄り道。縄文時代の遺跡のようです。逆方向から走ってきた時は道路の傍にこんな遺跡があったなんて気づきもしませんでした。




淡路島を走る時はいつも時計回りで走っていましたが、淡路島西部の西浦海岸を走る時は、たいてい北風が吹いて逆風になる事が多いような気がします。それだったら、反時計廻りで走って、西浦海岸を爽快に走れる方が楽しいなぁ。


    

慶野松原で寄り道。海岸近くの砂浜まで出て行ってみました。




慶野松原付近にあった、コンビニ跡。ここは昨年、fumitaroがあわ2にチャレンジした時にメカトラを引き起こして無念のリタイヤとなった因縁の場所です。廃業に追い込まれていて、ちょっと複雑な思いです。




料理旅館「うめ丸」の坂道も反対方向から登ります。




鳴門岬から海を望むと、福良港から出港している渦潮クルージングの「日本丸」の姿が見えました。




鳴門岬の坂を下りていくと、港町福良の町並みに辿り着きます。淡路島最大の漁港だけあって、漁船がたくさん係留されていて壮快な景色でした。


      

港町の民家の通り。猫が似合いそうな町の路地です。福良港、咸臨丸の前で撮影。



      

福良港を過ぎ、幾つかのアップダウンを越えて淡路島南部の海岸通り、南淡路水仙峡ラインに入りました。


   

日も西に傾き始めました。ここまで追い風もあって快調に飛ばしてきましたが、北東方面に進むこの道からが逆風が強くなり、距離を稼げなくなりました。


   

水仙峡の坂道を越えます。これで、ここから先、岩屋までは大きな坂道はありません。あとは風向きがどうかという事です。西浦は追い風だったので、普通考えると逆風になりますが、島の東と西でまた風向きが違うという事もあるし・・・なんてことを考えながら先に進みます。




由良の町。海底の砂利を取るクレーンが林立しています。


    

ようやく洲本の町まで辿り着きました。洲本城前にあるお登勢の像。町娘お登勢を主人公として、蜂須賀家のお家騒動の顛末をドラマ化したそうです。


    

洲本の町を越えると一路、岩屋までの30㌔の道のりを急ぎます。日も暮れて夕闇が迫ってきました。あとは淡々と距離を刻んでいくだけです。




すっかりと暗くなりましたが、出発地点の岩屋バスターミナルに到着しました。岩屋と明石を結ぶジェノバラインの桟橋前で“あわ2”達成の記念写真を撮りました。


2周目の記録

走行距離 : 146.78㌔
走行時間 : 6時間8分 (停車しての写真撮影時間や休憩時間を除く)
平均時速 : 23.9㎞/h
最高時速 : 56.3㎞/h
平均CAD : 69rpm

平均心拍 : 120bpm
最大心拍 : 159bpm

上昇量  : 1073㍍
下降量  : 1072㍍


2度目の挑戦で、なんとか淡路島2周ツーリングを達成させることができました。何故か走行距離は300㌔には至りませんでしたが、これまでの1日最長記録を更新しました。もうこれで、“あわ2”を目指さなくても済むと思うとなんだか嬉しいです。

1周目は、南淡路水仙峡ラインを越えるまでは、平均時速27㎞/h程と、快調なペースを維持していました。しかし、福良の町を越えるくらいから逆風が激しくなり、海岸沿いは強い逆風となって、平均時速25㎞/hを切らないように維持するのに必死でした。そのために、腰が痛くなって、途中のコンビニで休憩。腰を伸ばすストレッチをしてなんとか、1周目をクリアしました。

この時点で12時でしたので、2周目は時間的にはゆとりがあり、1周目よりも写真撮影の機会も多く取りながら、気楽に走る事ができました。2周目は、岩屋に無事到着することが最大目標ですので、速度を意識することはなく、自分のペースで着実に距離を進めていくだけです。
東浦海岸は逆風気味でしたが、無理せず23㎞/hくらいでゆっくりと走りました。膝や腰など体の変調はなく、疲労感はありましたが、焦らずに走ることができました。

300㌔も走って、正直疲れました。帰宅後も今回のダメージが残って、しばらく体がだるかったです。けど、食欲は落ちることなく、むしろ激しくカロリー消費した分を取り戻そうと、猛烈な勢いで色々と食べてしまいました。これで、体重はプラスマイナスはゼロですね。

淡路島の海岸沿いの道は、これで何周もしているので、今度は淡路島の内陸部を走るコースを探し出したいですね。淡路島の内陸部は山地になっているので、良いヒルクライムコースがあるかもしれません。

でも、その前に琵琶湖2周、“びわ2”達成が目標ですね。これはを成功させるには、日の長さや気温、風の強さ、風向きなどの各条件が揃っていないと難しいそうです。




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エンペラージミー君ので初ツーリング その②なにわ自転車道 淀川赤川仮橋から神崎川に沿って出来島橋まで

2012-05-14 01:45:04 | ツーリング


エンペラー・ジミー君の初ツーリング、後半戦のスタートです。

前半は「北大阪周遊自転車道」ということで、吹田市の万博公園から淀川に出て、淀川から大川に入り中之島で到着となりました。
昼食を京橋の「花京」というラーメン屋で取り、ウエムラパーツ梅田店に寄ったりしながら、大川と淀川の分岐点である毛馬水門まで戻ってきました。

ここから、このツーリングの後半戦が始まります。


北大阪周遊自転車道&なにわ自転車道MAP 


この地図の右上から左下に斜行する太い川が淀川です。地図右上の所で淀川から分岐して、くねくね蛇行しながら左下に向かっているのが神崎川です。

「なにわ自転車道」は、淀川の地図、中央やや右上の所で、対岸に渡って淀川沿いに右上に向かい、神崎川に入ってまた左下に向かう道です。

道が赤くペイントされているので分かりやすいですね。このMAPは「なにわ自転車道」のコース内の数か所に設置されていました。




淀川左岸から右岸に渡る橋、「赤川仮橋」から「なにわ自転車道」がスタートします。

この「赤川仮橋」、少し前までは木の板が渡してあるだけの道でした。自転車で走るとカタカタと音が鳴ったりして、そのレトロ感が良い味を出していたのですが、赤い鉄板の道に変わっていました。橋を渡りやすくなって良かったのですが、少し残念な気もしますね。木の板が古くなって傷んでいた箇所もあったので安全面を考えると仕方ないのでしょうけども。

この橋を渡って淀川左岸に出て、神崎川までの分岐点までしばらく淀川沿いを走ります。


    

淀川左岸の道は、あの厄介な車止めがないので、走りやすい道になっていますが、この日は強風が吹いて、思いっきり逆風になっていたので自転車が進みませんでした。写真にはありませんが、トレインを組んで走るとかなり楽になりました。


    

神崎川との分岐点です。ここで淀川とは別れて神崎川沿いの道を行くことになります。淀川沿いは、土手の上を走る道だったので、展望が良く効いていましたが、神崎川の道は土手から降りて川の横を走るので、視界が限られてしまいます。ですが、車止めは無いので、淀川右岸の道よりはるかに走り易いです。


    

神崎川に架かる鉄橋や色々な道路(高速道路から国道、県道まで)の橋を何本も越えて行きます。ほとんど、橋の下を潜っていくので障害にはなりません。景色は同じような感じでずっと続いていきます。この辺りは東淀川区や吹田市になるのですが、ほとんど、土地勘が無いので、どこを走っているのか、はっきりとしないので川沿いの景色もただ見過ごすだけになってしまいますね。


    

ようやくなじみのある風景に出会いました。阪急神戸線です。橋のすぐ左手に神崎川駅があります。伊丹空港が近くなってきたので、飛行機の姿が大きく見え始めました。


    

今度はJRの鉄橋です。神崎川がだんだんと河口に近づいています。JRの鉄橋の下を潜ると、川の横から外れて、堤防傍を走る車道の横を走る自転車道みなります。


       

国道2号線の交差点。この辺りまで来ると、神崎川沿いに広がる工業地域に入ります。堤防が高くなって対岸がほとんど見えません。


     

いよいよ、なにわ自転車道の終点が近づいてきました。自転車道も下流の工業地域の中を走るので、無愛想といか、コンクリート感いっぱいの殺風景な景観になってしまいます。


    

左写真の高架は阪神高速3号神戸線です。この橋の交差点を越えて、西淀川区の出来島橋のふもとが「なにわ自転車道」の終点です。神崎川に入ってからはずっと追い風だったので、楽に走ってここまで来れました。


今回のツーリングは、自転車で長い距離を走るのが初めてというジミー君の練習会として設定しました。都市部ですと、信号や車に邪魔されずにゆったりと走れる道は少ないので、「北大阪周遊自転車道」と「なにわ自転車道」という川沿いのコースを走りました。

両者とも大阪府下の大規模な自転車道なので、時間があれば後日にしっかりと取り上げてみたいとも思いますが、正直あんまり気乗りしませんね。淀川の堤防を走る道は、自転車専用道としてしっかりと整備されれば、西日本を代表するような素晴らしいサイクリングロードとなる可能性があるだけに、なんかもったいないなぁという感じです。特にあの「車止め」の執拗な数の多さ。堤防の道に原付やオートバイが入られないように設置されているのは分かりますが、どこか執念めいたものが感じられます。


万博公園から淀川にかけての中央環状線沿いに走る区間は、あれを「自転車道」と言ってはいけない道です。区間によっては、ただの歩道ですし、線路や大きな道路と交差する度にクルクル陸橋を上がらないと先に進めません。中央環状線は車にとっては便利な良い道ですが、自転車にとっては、障害物だらけで排気ガスを吸い込むだけの道です。自転車でこの道を走るのは今回を最後にしたいですね。




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エンペラージミー君ので初ツーリング その①北大阪周遊自転車道 万博公園から大阪、中之島へ。

2012-05-09 22:22:42 | ツーリング


この日は、新たに丸石エンペラーに乗る後輩ジミー君を加えて初ツーリングに出掛けました。集合場所はいつもの「アップル自転車商会」。集合は朝7時ということで、もちろん開店前でした。





来春日本一周の旅を企むジミー君が、この春にアップル自転車商会で購入したランドナー 「丸石エンペラー ツーリングマスター」です。もともと、キャリアは標準装備ではありませんが、アップルの倉庫の奥に眠っていた、日東「キャンピー」を見切り価格で譲ってもらったようです。古い型なので、規格が合わなかったようですが、アップルのおっちゃんの苦心でなんとか装着することができたとか。

ランドナーを目近に見る機会はそうありませんが、ロードバイクとは違った味わいの良さがありますね。

今日は、ジミー君の初ロングライドという事で、自転車に慣れるために平坦路を時間をかけてゆっくり走ろうという企画です。


     

尼崎市武庫町にあるアップル自転車商会から西へ進み、伊丹の町中を通過します。伊丹は江戸時代は清酒の生産地として有名でしたが、そこに因んで町興しの一環としてJR伊丹駅前が整備されていました。





伊丹から更に西に進み、豊中市の服部緑地公園までやって来ました。車通りの多い道ばかりを走らざるを得ないので、服部緑地公園のような大きな公園の中を走るとほっと落ち着きますね。



    

阪急千里山駅付近。そして、南千里の丘陵地帯のアップダウンを行きます。重量の重いエンペラーは登坂が少し苦しそうでした。日本一周するなら登り坂にも慣れないとね。ジミー君。





そして、万博記念公園に到着。中央ゲート前の太陽の塔が見える橋の上で記念写真。




さぁ、いよいよ「北大阪周遊自転車道」のスタートです。万博公園の野球場の傍、中央環状線付近からのスタートです。明確な表示は無かったのでだいたいの所から出発です。中央環状線に沿って走り、まずは淀川を目指します。



    

大阪空港と門真市を結ぶモノレールの下を走って行きます。写真の様な、自転車道が続けば、まだマシですが、実際のところは、中央環状線の脇を通る歩道の上を走る道という感じで、決して快適な道とは言えないですねぇ。



    

そして、自転車道を行く我々を度々に渡って阻む「くるくる陸橋」。中央環状線は大きな道路や、線路などと交差する時は高架道路があって立体交差となって越えて行きますが、自転車と歩行者は写真のような面倒臭い陸橋を何度も渡らないといけないのです。


    

もうはっきり言って、同じような場所を進むだけなので、この辺りの土地勘のあまりない私はどこら辺りを走っているのか全く分かりません。というか、この道を走っている限り、現在地がどこかなんてことはどうでもいいや、という感じです。しっかり、こんな道でも何度か走り込んでみると、この道の良さとか、面白味とかが見えてくるのかな。

今回、初めて走っただけの感想を言うと、「この道を通るようなコース取りは避けましょう」という事だけです。

頼むから、早く淀川に着いてぇ~~とひたすらに念じて走っていました。



    

やっとこさ、淀川を渡る鳥飼大橋まで辿り着きました。橋の上の歩道を走りって対岸まで渡り、そこから川原の道に下りました。サヨナラ、中央環状線!



   

鳥飼大橋の下を潜って、ついに淀川サイクリングロードに出ました。これで、中央環状線の横を走るよりかは快適に走れます。





 
川原の下では、少年野球などのスポーツが盛んに行われています。堤防の上にも舗装があって、そこを行く走るのが景色も見渡すことができてとても快適です。

  しかし・・・そうは問屋が卸してはくれないのが淀川サイクリングロード。知っている方は知っての通り、やっかいな障害物が我々の行く手を阻みます。  





「あんたたち、この道をそう簡単には行かしゃあしないよ!」 とばかりに、幾度となく我々の行く先に現れる、「車止め」の存在です。一箇所や二箇所くらいなら、まぁしゃないか、と大目に見てやることができますが、もう何個こいつらを越えていかないといけないのか、数えるのが面倒な程設置されています。

上の写真のやつは、まだレベルが低く、心眼を開き、呼吸を整え「セイッ」とばかりに気合いで立ち向かえば、ロードバイクのビンディングペダルからシューズを外ずすことなく越えて行くことができます。下手をすると、左右から出ている突起にペダルをコツーンと打ち付けてしまいますが。

しかーし、敵もさるもの。突起2本の低レベルのヤツだけではなく、上下2本突起が付いた進化バージョンまでいる始末。そいつをペダルから足を離さずに通行することは困難になります。

さらに・・・





ジャジャーン!! 

突起4本バーションの大ボス登場です!!

バイクから降りてヒョイと持ち上げて通れば、どうという事はない。どうという事はないけど、なんか悔しいじゃないですか。

しかし、いくら心眼を開こうが、気息を整えようが、バイクに乗って、ペダルから足を外さずにこいつを通過するのは難しい・・・。

手前の突起をクリアしても、奥の突起でバイクを打ち付ける事になりそうな気配がムンムンとします。



    

さて、気を取り直して、堤防の上の道路を西へ進んで行きます。あの厄介な関所を除いて、道は良いのですが、割と単調な景色が続きます。視界の左右に色々な建物が見えるのですが、土地に不案内なもので、何の建物か知る由もなく、ただ何の感慨もなく通り過ぎていくだけという感じです。

同行のおしょうさんとジミー君とで、トレインを組む練習をしてみました。精度の高いトレインが組めれば、これから楽に走れるのでね。




風が追い風という事もあって、スムーズに毛馬水門まで到着しました。背景は淀川大堰です。バイクのカラーが赤・青・緑と妙にバランス良く揃っていますね。



    

毛馬水門からは大川沿いのサイクリングロードに入ります。大川沿いの道は、あの憎っくき車止めもなく、快適に走れます。



    

桜ノ宮公園に至る途中ですが、桜の新緑がとても爽やかな道でした。道は広くはないですが、ゆったりと気持ち良く走れます。


    

毛馬桜ノ宮公園内に入ると散歩している人も多く見られます。サイクリングロードは緑色に着色されて分かりやすくなっています。大川は、大阪市立大学の漕艇部の拠点となっているようで、川をカヌーで走っていたり、倉庫の近くで筋トレに励んでいる姿を見かけました。





大川と寝屋川との合流地点で川崎橋を渡って大川右岸に出ます。川向こうに日本経済新聞社の建物が見えます。fumitaroが大学生時代に毎日通っていた場所なので、つい懐かしくて写真を取りました。





大川右岸、南天満公園内の道を行きます。前方に見えるのは天満橋。



    

天満橋を越え、天神橋の真ん中から中之島に下ります。





中之島も整備されて、ずいぶんと様変わりしましたね。





川沿いのにレストランが出来ています。大阪市は水の都という事で、河川の観光開発に力を入れていますが、他の大都市に比べて緑地面積が少なく、これからも大きな公園など建設しにくい状況を考えると、川沿いのサイクリングロードや公園を整備するのは良い方向だと思いますね。

都心部のゴミゴミとした中で大川沿いの桜の新緑の道は一服の清涼剤でした。こんな良い場所があると大阪市民もあまり知らないのではないかなぁ。



    

公会堂の横の走って、御堂筋との合流地点の手前で、北大阪周遊自転車道は終了となります。




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FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Editionで走ってみました

2012-05-08 05:41:42 | パーツ
カンパニョーロ・シャマルウルトラ2WayFit との比較

新しいホイール購入の目的は “ヒルクライムのため” という大前提があったので、ヒルクライムの重要な要素
である「重さ」をこれまでメインで使用してきた「シャマルウルトラ2Wayfit」と比較してみました。


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シャマルウルトラ2Wayfitフュージョン3チューブレスタイヤシーラント30mml  
フロント:948g リア:1403g 合計:2351g(クイック含まず)
*フュージョン3は8000㌔程は走行したモノなので、新品当時より薄まって若干軽くなっていると思われます。




レーシングゼロ コンプ パナレーサーRace Type LパナレーサーRAIR(チューブ)  
フロント:876g リア:1336g 合計:2212g(クイック含まず)

シャマル 2351g-レーシングゼロコンプ 2212g=  139g

という事で、いちおう両輪で合わせて139gの軽量化を達成しました。手で持って比較してみたところ、フロントで70g程違い
があると、はっきりとその軽さを感じる事はできますが、はたしてヒルクライムのペースアップにどれくらい貢献するのか?

同じコースをホイールを換えて何度か計測してみて、ある程度客観的なデータを検出してみないとホイール交換の効果の
程が実際どうなのかは分からないですね。せっかくなので、今後、検証してみることにします。



ですが、その前に一応、FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Editionで走ってみての感想

FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Editionのウリは2つ




メーカーの売り口上によると、リアハブに“メガドライブサイド・ハブフランジを採用し、横方向に9%の強度向上を実現し、高いパワー伝達効率を誇り、重量は前後セットで1435gと従来モデルよりも軽量化に成功している”
とのこと。

→例えば、シャマルと比較して剛性が上がったかどうかは、走ってみてもあまり分かりません。ただ、シマノWH-6700と比較すると、リムのカッチリとした感じは明らかで、グイグイとペダルを踏み込んでいくと、しっかりと推進力に変換してくれる頼もしさは十分なものです。

「シャマル+フュージョン3」の組み合わせと比較すると、踏み出しの軽さや、加速性能は向上していると思いますが、「フュージョン3チューブレス」と「パナレーサーRACE Type L」というタイヤの特性の違いも大きいでしょうね。




また“フルクラムのアルミホイールで初めてCULTベアリングを採用し、回転性能の向上に努めている”とのこと。
CULTは、精度の高いセラミックベアリングと特別に開発されたベアリングレースの組み合わせにより、非常に軽い回転を
実現しているとのことで、ネット情報を色々と調べてみても軒並みの高評価を得ている模様。グリスが不要なためにハブ内
の抵抗が激減し、回転性能が著しく向上するのだとか。

→このCULTベアリングによる回転性能の違いは、ちょっと乗ってみただけでも明らかです。こいつは凄げぇや!の世界です。

 


CAAD10にこのホイールを装着して、400㌔強ほど走ってみた感想。ホイールを履き替えてのタイム測定など、ある程度客観的
なデータはまだまだ揃わないので、乗ってみての印象だけで言うと、これまでのホイールと大きく違う点が一つ。

それは、 「下りでの加速性能」

これは、凄いの一言。坂道を下っていくと、ハブがシューーンと滑らかに回転して、まるで坂の下にバイクが吸い込まれていくような加速感を覚えます。fumitaroの場合、下りは落車したり、コースアウトしたり、対向車に衝突したりは嫌なので(誰でもそうだろうけど)、無茶なスピードは出しません。下りで40㎞/h以上出ていたら、ペダルを踏むこともあまりありませんが、このホイールの場合、脚を止めても勝手にグイグイと加速していってしまいます。

そんなホイールを履いて、もし下りで脚をブン回してペダルを踏むとどうなるのか・・・ツールドフランスを走るプロレーサーの特級山岳からの下りの世界が一瞬だけでも垣間見えてしまいそうです。もちろん、プロレーサーのような制動力を持ちえない我々にはその直後に天国への扉が開かれることでしょうが。

一方で、このホイールの登坂性能の方は、下りでの加速性能のような著しい違いではありませんが、シャマル+フュージョン3の組み合わせに比べると、シャキシャキと前に進んでくれるような気がします。しかし、あくまでそんな気がするという程度で、劇的な軽やかさを得られるという訳ではないですね。タイム計測をしたら、「シャマル+フュージョン3」よりは速くなっているとは思いますが、タイム的に大きな差は出ないのではないかと思います。ホイールの違いよりも、その日の体調や気合いの違いの方がタイムに反映しそうな感じです。

平地での加速や踏み出しの良さ、高速巡航性能は、CULTベアリングとホイールの高剛性をもちまして、非常にハイレベルなものだと思います。圧倒的なハブの回転の良さで、速度をグイグイグイーっと上げていってくれます。試しに平地で思いっきりもがいてみましたが、これまでの最高時速をあっさりと更新することができました。

全力でもがいている乗り手に対し、ホイールが「もっとスピード上げれるだろ?頑張って上げろや」と冷ややかな目線で呟きかけてくる感じがします。「申し訳ない・・・これ以上無理です・・・」とホイールに思わず降参してしまいました。ペダリングやフォームが上達したらもっと速度が出そうな気配だけはひしひしと感じます。


 400㎞ しか乗ってないけど、ここで、あえて結論!! 

 FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Editionはとんでもなく素晴らしいホイール。こんなのが12万で買えちゃっていいの??という感じ。

もちろん、カーボンリム&チューブラーのホイールには、それぞれの特性にマッチした場面での走りの速さ的には敵わないでしょうが、コスト面や、取扱い易さを考えると、普段使いや遊びで色々と走るのに、これ以上にあらゆる面で優れているホイールはないのではないかと、根拠なく思えてしまいます。

このホイールが一つあれば、他のメーカーのハイグレードアルミリム完組ホイールは一切不要の万能ホイールです。

登りだけに特化するなら、R-シスSLの方が軽くて良いのだろうけど、他の面でのアドバンテージは、レーシングゼロコンプにあるのではないかと思います。


FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Edition
価格:\12万程(wiggle価格) 
重量:フロント・リア合計 1410g

おすすめ度:★★★★★★★ 満点

寸評:おそらくアルミリム完組ホイールでは最高級品ではないかと。
   高剛性とCULTの回転性能は抜群です。





















FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Edition を購入しました

2012-05-07 05:45:26 | パーツ
新しいホイールに「FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Edition」を購入しました!


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現在のメインホイールは、シャマルウルトラ 2Wayfitにチューブレスタイヤを履いて使用しています。もともとのシャマルの剛性の高さ(バイクをしっかりと前方へと推進させてくれる安定感)とハブの回転性能に加え、チューブレスタイヤの乗り味の良さ、パンク耐性の高さを加えたこのホイールは、ロングライドや通勤には最高のホイールだと思います。

しかし、チューブレスタイヤの唯一の欠点である“重さ”のために、ヒルクライムには向かない、だからといって、チューブレスタイヤとクリンチャータイヤを用途毎に入れ替えるのも・・・あのチューブレスタイヤを嵌め込む苦労を思うと、あり得ない選択なのです。

そこで、シャマルはチューブレス専用ホイールと割り切り、思い切ってヒルクライム用に新たなホイールを買うことを決めました。そして色々とネットを見ながら検討した結果・・・

「カーボンリムホイールにチューブラー」 長所: “ずば抜けて軽い”  短所:購入費用とランニングコストの負担が “極めて重い” 今後に購入する可能性は残ってはいるが、まだそこまでの覚悟はないかな。値段の高さはともかく、取扱いがシビアな事と、ヒルクライムレースにバリバリと出場する訳でもないので、そこまでの装備は要らないかなと選択肢から脱落。

となると、アルミリムホイールと重量の点からクリンチャータイヤという選択肢に絞られまして、有力候補は、マヴィックのR-シスか、R-シスSLとなり、特にSLの方はアルミリム最軽量という事で食指が動いたのですが、ハブの回転がいまいちというネット情報と、カーボンスポークは取扱いがシビアで、しかも5000㌔走ったら要交換(本当に!?)という事、価格がネット販売でもチトお高い事で、いまいち気乗りがせず暗礁に乗り上げていました。

そんな折に飛び込んできたのが、フルクラムが新しいホイールをリリースするという情報。アルミリムフレームのトップグレード、レーシングゼロにCULTベアリングを組み込んだ限定販売のホイールが販売されるとか。

もともとのレーシングゼロもヒルクライム用ホイールの候補として挙がりましたが、シャマルウルトラと値段も性能も被る部分が大きいので、あえて買わなくても・・・という思いから候補から外れていましたが、カンパの最高級ベアリング「CULT」が組みこまれているという事を知り、購入候補に急浮上。しかも、Wiggleで比較的安価で購入可能(R-シスSLより3万程安い)ということで、これは、絶対すぐに品切れになる!と判断してポチッと「購入」をクリックしました。

そして10日後に我が家に到着!開封して製品確認(以前にネット通販で購入した際、カンパ用なのにシマノのカセット対応のホイールが届き、それに気付かず日数が経ってしまって無料交換できなかったという苦い体験があり)。製品に異常なし、早速重量計測

    

重量:カタログ値=フロント610g・リア800gのところ、実測(付属品は10g)はフロント609gとリア810gとリアがややカタログ値オーバーだが、ギリギリ許容範囲かな。


タイヤ、チューブを含めた重量、シャマルウルトラとの比較、FULCRUM Racing ZERO Comp Limited Editionのインプレは、また「続き」で。