ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街

テーマは「No bike no life」ということで、自転車を巡って過ぎゆく日常を書き綴っていくブログです。

大野川自転車歩行者専用道

2012-09-28 01:29:12 | 自転車道(サイクリングロード)
大野川自転車歩行者専用道

このMAP ↓ 阪神間在住のロード乗りならご存知の方も多いと思われますが、神崎川の河川敷を走る「なにわ自転車道」や「北大阪周遊自転車道」を記したMAPです。淀川や神崎川、大川を走る自転車道はよく走る機会がありますが、 このMAPを見る度に、気になっていた箇所があります。



  MAPの右下の部分を拡大してみました。



それは・・・このMAPの右下にある 「大野川自転車歩行者専用道」   

えっ、大野川って? 地図上に川なんてないし、道は街中を走っている感じだし、この自転車道は一体??

と思いながら行けずにいたこの道ですが、先日ようやく訪れることができました。




ここがどうやら「大野川自転車歩行者専用道」の入口のようです。大野川と言いながら、川沿いの道でもなく、車道を走る自転車レーンや自転車道でもなく、木々が植えられた公園の中を走る自転車道といった雰囲気です。




これが、大野川自転車歩行者専用道のMAP。上の入口の写真は、MAPの右側、淀川近くのポイントです。それにしても、左下が北を向いているなんてMAPは方向感覚が掴めないからやめて欲しいですね。

余談ですけど、私は地図は北を常に上に固定しておいてほしい派です。

カーナビなどで、自分の進行方向が常に上を向く設定にすると、自分がどっち方向に走っているのか分からなくなって気持ちが悪くなります。常に自分が東西南北のどちらを向いているか、対象となる地点からどちらの方角に自分がいるか、逆に対象となる地点が自分からどちらの方角にあるか、を把握しておきたいという気持ちが妙に強いのです。

なので、地図を見る時に方向の基準となる北を固定してくれていると、位置関係がとても分かりやすい。逆に、自分の向いている方向が常に上を向くという基準でカーナビを見る人の感覚ってどんなんだろうと興味を持ってしまいます。閑話休題ということで本題に戻ります。


      

公園の中に敷かれた青い道が自転車道のようです。細かいカーブを曲がりながら進んで行きます。途中、道路を下を潜ったりしながら、ノンストップで走る事ができます。


         

水道局の建物を走る辺りは住宅街っぽい雰囲気。それでも青い道は続きます。道が二股になっている箇所もあって、この自転車道、不完全ながらもループ状になっている様子。


          

手前から、阪神高速3号神戸線、阪神電車本線です。右の写真は、国道2号線の歌島橋。阪神間を横断する重要な線路や国道の下を次々に潜っていきます。この自転車道が凄いのは、信号機がまったくなく完全ノンストップなところ。


      

道が一面真っ青でちょっとびっくり。左右に分かれた道が合流している様子。そしてまた中央の植木を挟んで分かれていきます。




阪神高速11号池田線手前で終点。


おまけ。途中に設置されていました。これをゆっくりと進んでい1周するのはなかなか苦しいですよ。。。




コース概況

なぜ、川もないのに「大野川」自転車歩行者専用道なのか。それは、大野川は日本の高度成長期、1970年代初頭に大野川は工場排水なので汚染がひどく、環境改善として埋め立てられ、1979年にその跡地に造られたのが、この大野川自転車歩行者専用道路だからです。

しかし、短い区間とはいえ、川が1本まるまる埋め立てられ、その跡地の大部分が工業用地にも商業用地にもならず、公園になったというのは、当時としては画期的な出来事だったのでは。JR大坂駅北側の北ヤードも、全面緑地公園にするとかいうプランもあったそうですが、その後、どうなったのでしょうか。しょうもない商業施設や国際会議場、学術施設(なんじゃそら)そんなものが出来た日には目も当てられません。私個人の意見としては、東京の明治神宮や代々木公園のように、都市部にぽっかりと出現する市民の憩いの場としての深い森と何かしらの霊性を醸成できるような場を今後長い年月をかけて作っていく方が、大阪の街にとっては遙かに意味深いことだったと思いますが。

大野川埋め立て跡も高速道路用地と化す予定だったところ、地域住民たちの運動によって公園化される事になったとか。裏返すと、当時の地域の人たちが公園や緑の区域を切望し、その願いが成就するほどまでに、当時この周辺の地区の環境問題が深刻化していたという事かなと思ったりします。


コース名   : 大野川自転車歩行者専用道
始点     : 西島川河口付近
終点     : 阪神高速11号池田線下
距離     : 3.7㌔
獲得標高  : 0㍍
平均勾配  : 0%


コースの評価



交通量 [S]

自転車専用道のため、自動車の交通は皆無です。

路面状況 [A]

青くペイントされた自転車専用道なので、奇麗な路面で走り易いですが、公園内を走る時は落ち葉があったり、砂が浮いている箇所もあるのでスリップに注意。

安全性 [A]

自転車道と並走している歩道も色分けされているために歩道と自転車道の区別が明確で、自転車専用道を堂々と歩いている人やランニングをしている人は基本的にいません。自転車専用道なのに、そうとは知らず多くの歩行者が歩いている武庫川サイクリングロードとは大違い。

信号機 [S]

皆無。素晴らしいの一言。

エイド [A]

終点の阪神高速下付近にはコンビニがありました。街中を走っているのでどこででも補給可能な感じです。

景観 [C]

雑然とした地域の中で、緑の公園を走る自転車道や歩道は一服の清涼剤となっているでしょう。とはいえ、他のサイクリングロードや道と比べて景観が優れているとは言えません。

用途 [通行・ポタリング] 

信号機や車の往来を気にすることなく走れる道なので、通行にはもってこいの道です。また、軽く運動をするサイクリングやポタリングにも良いでしょう。スピードを出してのトレーニングは無理ですよ。細かいカーブもあるし、ゆっくりと自転車で走っている人も多いので危険です。まぁこの地域に寄る機会があればこの道を一度走ってみて損はないと思います。とは言え、実用的な用事がなければ、そう何度も走りに来るようなコースではない事も確かですけど。



ブログランキングに参加しています。

こちらのバナーにもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村



第9回山岳グランフォンドin吉野に参加してきます!

2012-09-27 05:13:04 | 雑記
第9回山岳グランフォンドin吉野に参加してきます!



きたる、10月6日・7日に、奈良県の吉野を中心に山岳コースを走る、「山岳グランフォンドin吉野」に自転車仲間のおしょうさんと一緒に参戦してきます!

「山岳グランフォンドin吉野」は、スーパーロングコース(距離195.2㌔、積算高低差4036㍍、制限時間10時間)、ロングコース(距離159㌔、積算高低差2880㍍、制限時間10時間)、ショートコース(距離84.3㌔、積算高低差1142㍍、制限時間7.5時間)の3つのコースに分かれています。

このイベントは、完走率がきわめて低い、ハードなコースとして有名です。ロングコースで8割の完走率。スーパーロングコースに至っては僅か6割程度の完走率しかありません。国内のロードバイクイベントの中でも驚異的な難易度の高さを誇るものでしょう。

ですが、今回、私たちが参加するのは完走率9割を超えるショートコースです。本来であれば、ロングコースくらいは狙いたかったのですが、初参加のためにショートコースしか選択できません。ショートコースを完走して初めて次のロングコースに挑戦できます。という事は、スーパーロングコースはロングコースを完走した者でないと走れないのです。それでいての完走率6割は凄するの一言。

エイドステーションでは、柿の葉寿司を初め、地元の特産品がこれでもか、というくらい用意されているらしいので、それも楽しみです。運動した量以上にカロリーを摂取して帰ってくることになりそうですが(・_・;)

これから3年かけて、スーパーロングコースを完走するというのが、毎年の秋の一つの目標となりそうです。


第9回山岳グランフォンドin吉野 ショートコース

千丈寺湖・高平地域LSDトレ プロテイン君とともに

2012-09-25 01:50:45 | トレーニング記録
千丈寺湖・高平地域LSDトレ プロテイン君とともに



先週の土曜日(9/22)、職場の後輩プロテイン君を連れて、fumitaroのホームタウンである千丈寺湖と高平地域を中心にLSDトレ実施しました。プロテイン君は「風を感じるためにロードバイクに乗りたい」と言い放ったロマンティスト。かつ結婚を約束した彼女にロードバイクという物入りな世界に突入した事をとても言い出せないでいる心優しき男なのです。

そんな彼が選んだバイクはドイツの自転車メーカー「センチュリオン」の「ハイパードライブ2000」。白地に水色の差し色がとても爽やかなアルミバイクです。

ロードバイクにまだまだ乗り慣れないプロテイン君には、なにはともあれ、LSD(ロング・スロー・ディスタンス)トレが一番。ロードバイクの世界に誘った者の責任として、一緒に走ることになりました。







千丈寺湖(青野ダム)に行くと、時間がゆるやかに流れるようです。




千丈寺湖や高平地域をゆったり、時速25㎞/h以下で巡ります。写真は高平の高売布神社にて。ここの狛犬が得も言われぬ良い顔をしてるんです。この世ならざるものといった風情を醸し出しています。




ありゃりゃ、道端にヤギが繋がれていました。ヤギさんたちも驚いてこちらをガン見ですが、びっくりしたのはこちらも同じ。




高平地域から千丈寺湖に戻る途上の激坂を登るプロテイン君。まだフラットペダルなので、ひたすら踏むべし。ジグザグ走行でもいいので、足を決して着かないこと。それが次への自信につながります。そして、プロテイン君、見事に足を着くことなく登り切りました。今日、平地メインとはいえ70㎞を走る事ができたので、次の目標は100㎞やね。木津川サイクリングロード往復か、淡路島ショートカットコースかな。


今回の走行記録


走行距離 : 72.32㎞
走行時間 : 3時間31分
平均時速 : 20.5㎞/h
最高時速 : 42.8㎞/h


ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村







尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング4日目 雨中の関ヶ原ポタ

2012-09-22 19:24:02 | ツーリング
尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング4日目 雨中の関ヶ原ポタ



大垣市内の旅館を朝5時に出発して12㌔西方の関ヶ原に向かいます。気になる天気は曇りのち雨という事で、何とか保つかな、というところですが、未明の空は重い紫色で怪しい雰囲気。




雨に降られる事なく、なんとか関ヶ原町に到着。雨が降った直後の様で路面は濡れていました。西の空が明るいので大丈夫かと思った瞬間に豪雨襲来。まさに関ヶ原に入った途端の雨という感じ。バケツをひっくり返したようなと表現されるような大雨で、とてもこのまま走っていられる状況ではなく、雨宿りできそうな場所を必死で探して逃げ込みました。




沿道の工場のひさしの下に逃げ込んで大きな被害を受けずに助かったぁ。これだけ大きなひさしの下でも雨が入りこんで来るような風雨でした。大雨は30分は降り続いていました。ちょっと小降になってきた所で記念撮影。

小雨になってきたところで西に向かって出発しましたが、またすぐに豪雨襲来。2度目の雨宿りを余儀なくされました。




そんなこんなで何とか関ヶ原駅に到着。雨がずっとこんな感じなら、もう輪行で帰ろうかなと思っていたら雨が止んで小康状態を得ました。関ヶ原の雨は大雨が集中的に降っては小康状態を得るような感じなので、雨の合間に散策できるかなと思い、せっかく来たのでポタリングを開始しました。




まずは駅前の関ヶ原地図看板の前で記念撮影。中央の盆地が関ヶ原で、向かって左が西、右が東。駅からやや西方に向かった山の麓に関ヶ原の戦いで散った西軍の陣屋跡がある様子。駅周辺の平野部には東軍の武将の陣屋跡があるようです。




まず向かったのは、西軍の実質的な指導者であった石田三成の陣屋跡。関ヶ原の北西奥にある笹尾山という小高い丘の上に陣があり、関ヶ原が一望できる場所でした。石田三成陣屋跡は、笹尾山のふもとに侍大将の島左近や蒲生郷舎の陣もあり旗指物や馬防柵が備え付けられていて見応えがありました。




一方、こちらは東軍の将、徳川家康の陣屋跡。三つ葉葵と「厭離穢土欣求浄土」の旗指物がありますね。家康陣は当初もっと東の桃配山にありましたが、開戦当初は状況利ならずという事で前線近くまで陣を移動してきました。この陣は戦も大詰めとなり東軍側の諸軍が石田三成軍を包囲攻撃する時により前線まで押し出してきた時の陣屋跡です。




石田三成陣屋跡付近で雨宿り。時折こうした豪雨が襲ってくるのでその都度雨宿りです。




旗がたなびいて風の強さが分かります。小早川秀秋の裏切りによる側面攻撃によって西軍は総崩れとなり、最後に残った石田三成軍と東軍の諸軍との戦いとなった地点です。関ヶ原には、その他に東軍や西軍に参加した諸将の陣屋跡があり、小雨の降る中を色々な陣屋巡りをして楽しみました。




関ヶ原町歴史民俗資料館です。ずっと小雨に降られていたので、館内に入った時にその様子を見かねた職員の方から粗品のタオルを戴いて濡れた体や頭を拭くことができて助かりました。資料館は関ヶ原に関する様々な資料が展示されていましたが、関ヶ原の戦いの経過を説明する3D映像は詳細に合戦の状況を示してくれたので見ていて楽しかったです。思わず2回も見てしまいました。館内は撮影禁止との事で写真を撮れず残念。




資料館の壁に描かれた絵巻風の合戦図です。大きく迫力があったので思わず撮影しました。




天気さえ良ければ、関ヶ原から琵琶湖へ抜けて自転車で三田の家まで帰ってくる予定でしたが、関ヶ原で雨に長い時間打たれた中でのポタリングということもあって、体力と気力の消耗激しく、輪行に切り替えました。米原駅までは鈍行で、米原からは新快速で大阪方面に。わずか3時間で三田市まで帰ってくることが出来ました。

今回の尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリングは、ここ関ヶ原で終了となりました。今回の旅行の計画があった時から一番行ってみたい場所だったので、雨中ながらも散策ができて楽しかったです。ただし、西軍の武将の陣屋は山の奥だったり、山上にあったりするので、マウンテンバイクで散策できるともっと面白いですよ。


ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村





青野ダム・千丈寺湖周回トレーニング

2012-09-21 02:43:02 | トレーニング記録
青野ダム・千丈寺湖周回トレーニング




ここしばらくはツーリングやショップ走行会の機会が多く、本格的にトレーニングとして乗り込んでいなかったな、という思いのもと、今日は仕事が半休だっとという事もあって、いつもの青野ダム・千丈寺湖周回トレーニングをしてきました。

千丈寺湖周回コースを走る時はLSDトレーニングが多く、ほどほどの運動強度で2、3時間走る事が多いのですが。今日のトレはもう1段階、2段階と強度を上げて、高速巡航維持を意識して走り込みました。

自分の中での縛りは平均時速31㎞/h以上のスピードを維持すること。周回コースのラップタイムは26分台のタイムで走ること。


千丈寺湖8の字周回コース


距離:14.1㌔
上り;100㍍
下り:100㍍

コース概要としては、1周14㌔でほぼフラットなコース。ただしL字型の湖の底辺にあたる部分(南湖南岸)の道はブラインドコーナーが多く、道も細いのでスピードが制限されてしまいます。私の感覚では時速31㎞/hを超えるスピードでこの区間を走るとカーブでの対向車が怖い。


トレーニング結果 


3周目まではこのペースをずっと続けて維持できるくらいの感じで。おそらく100㎞はこのペースで走れるかな。
4周目はタイムトライアル的な感じで走ったので、このペースを長く維持し続けるのは辛い。2、3周も走ったらヘロヘロになります。

目標は35㎞/hの平均速度で単独巡航が維持できるようになること。

目標到達にはまだまだ遠いですね。今のところレースに積極的に参加している訳ではないので何のための目標か分かりませんが、こういう走りのできる自分になりたい!というのが動機ですね。

自分を励ます意味でこうしたトレーニング記録もブログ記事として今後もアップしていこうと思います。


ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村





尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング 名古屋から岐阜・大垣へ

2012-09-20 06:53:43 | ツーリング
尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング 名古屋から岐阜・大垣へ




二晩お世話になった旅館、名古屋市守山区の松泉郷を出て一路岐阜を目指します。第1の目的地は、木曽川河畔の国宝犬山城。今朝と同じく矢田川河川敷を東へ向かいます。空には湿った感じの厚ぼったい雲が低く流れていて不穏な気配。こんな雲が集まって雷雨を呼ぶ積乱雲ができるのでしょうね。先を急がねば。




今朝訪れた小牧市を通過。犬山城がある犬山市はこの先20㎞の地点です。




犬山城付近は流石に国宝だけあって観光地化されていて、観光客も大勢で賑やかな雰囲気でした。


       

石畳の坂道を10分ほど登って行くと、本丸へと続く門があって料金所になっていました。周囲を木々に遮られてて本丸に入らない限り天守閣は全く見えません。ですが、料金を支払ってのんびりとお城見物できるような時間の余裕もなく、即断で下山することに。


       

城の前には土産物売場や広場があって、ご当地ゆるキャラのわん丸君がゆる~い踊りを踊っていました。踊りの後写真撮影会が催されていたので、いぬ丸君にケルビムを持ってもらった姿を写真に撮ろうかと思いましたが、周囲の目もあり恥ずかしかったので断念しました。




本丸近くからは天守閣も全然見えないし、鬱蒼と茂ったこんもりとした低い山でしかありませんでしたが、木曽川を渡って対岸から見ると犬山城の優雅な姿が見られました。木曽川河畔に突き出た小山の上に立つ天守閣の見事さに何度も立ち止まってひとり写真撮影大会でした。




大阪城や姫路城といった巨大な城郭とは比べるべくもない小規模なお城ですが、こんなに見事な水辺の城を初めて見ました。木曽川に突き出た岬状の高台に聳え立つ姿が存在感抜群です。




犬山城を過ぎ、木曽川右岸(岐阜県側)の道を東へ進みます。木曽川が大きすぎて川原の道まで行けません。写真左の森の向こうに木曽川の流れがあるのでしょう。




木曽川河畔から南方面に小牧山城の姿を遠望することができます。すぐ近くに見えますがデジカメのズームアップ最大倍率で撮影しているので実際は直線距離で10㎞の距離があります。標高が100㍍も満たない小さな丘のような山が10㎞先から同じ高さで見られるのですね。先の記事でも紹介した「小牧長久手の戦い」では、秀吉軍が犬山城に、家康軍が小牧山城に陣を構えて対峙しました。当時の合戦の距離感を感じる一幕でした。




いよいよ岐阜市内に入り、北に金華山上の岐阜城天守閣(ケルビムのステムの上の方に微かに映る建造物)を望む。金華山は標高329㍍なので、これまで見てきた城よりも遙かに高い場所に天守閣が見えます。


      

岐阜城のふもと、金華山頂へのロープウェイ乗り場近くの公園にある岐阜市立歴史博物館に立ち寄りました。時間に余裕もできたので今回は入館料を支払って見学することに。

信長や織田家に関わる様々な物が展示されてありましたが、ゲームや小説の中でしか見聞きしたことがない当時の名物の茶器(1ヵ国にも値する価値があったとされる)が展示されてあったのに驚きました。写真撮影は出来ないとの事で残念。よほど興味があるか、時間に余裕がないと本丸や天守閣には行けそうもないな。観光的にはマイナス要素の大きい本格的山城。




岐阜城のすぐ北を流れる長良川。長良川と言えば有名なのが鵜飼いですね。今晩イベントが用意されているようで鵜匠さん達が準備に余念のない様子。




鵜飼が名物という事ですから、鮎が生息しているという事です。都市部を流れる川に鮎がいるなんて阪神間では思いも寄りませんね。大雨の影響で流れも急なのにそれを厭わず鮎を釣る釣り人たち。結構命がけ!?




岐阜市を東西に流れる長良川の土手の道路に乗って大垣市を目指します。時折晴れ間も差しますが、いよいよ雲が厚くなっていつ豪雨が降り出してもおかしくない状況です。


       

南の空に巨大な積乱雲発生。空のあちこちにこんな積乱雲が見られます。後ろを降り向くと、長良川対岸に間違いなくゲリラ豪雨襲来中。その地点だけ靄がかって視界が効きません。まるで絨毯爆撃のよう。幸い行き先の東の空は明るいので急ぎこの危険地帯を突破します。




岐阜市を過ぎ90度に折れ曲がって南へ流れる長良川を渡ります。この橋を渡ると秀吉の一夜城で有名な墨俣の地があります。ここに来るまでに雨に少々降られましたが運良く豪雨の直撃を避ける事ができました。




墨俣城。信長の美濃攻略の際に秀吉が築いたとされる一夜城。こんな天守閣のあるような城であるはずもなく観光地化するために近年に建てられたのでしょう。もうすぐ日が落ちようをしています。写真だけ撮って先を急ぐ事にしましょう。




ようやく大垣市に入った頃には日も落ちていました。大垣城は見たかったのですが、暗くなっては仕方がないのでパスしました。




やっとの事で今日の宿「ビジネスホテル静里館」に到着です。雨が心配されましたが、大きな被害を受けることなく今日の旅程を無事に終えることができました。毎日自転車に乗っている疲れもあってか、この晩はビールを1.5ℓも飲んでしまいました。普段はそんなに飲まないので、やはり体が水分を求めているのでしょう。

明日はいよいよ今回のツーリングの目玉の関ヶ原です。けどやはり天気が心配。明日こそは本格的に雨に降られそうな予感が。


今回の走行記録


走行距離 : 80㎞
走行時間 : 4時間
平均時速 : 20㎞/h
最高時速 : 37.1㎞/h


ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村




尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング3日目

2012-09-19 06:57:28 | ツーリング
尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング3日目




愛知入りして3日目の朝。

仕事は今日の午前中に全ての予定を終え、昼からはフリータイムです。そこで、昼からは兵庫県への帰宅も兼ねて岐阜県へ向けて走り出す予定ですが、その前に2回目を迎えた愛知県早朝ツーリングに出発です!

写真は名古屋市の北側を流れる矢田川の土手の道。今朝の目的地は名古屋市の北北東に位置する小牧市の小牧山城。




愛知県北部の住宅地が広がる平野部にぼっこりとお椀をひっくり返したような小牧山(標高86メートル)上に聳え立つ小牧山城。桶狭間の戦いで今川義元を打ち取った織田信長が美濃征服を試み、清洲よりも美濃に近い小牧山に築城して居城を移したお城です。




小牧山全体が公園になっていて、地域の住民の方の朝の散歩コースとして人気があるようです。




ずっとアスファルトの道が続く訳ではなく、登山道のような道をバイクを押したり担いだりしながら・・・・




小牧山の道を登って行くと天守閣のある頂上に辿り着きます。山の標高も低いので、登り始めてから30分(大回りで迂回しながら登ると)くらいで山頂に着いてしまうので散歩にはもってこいな訳ですね。




例によって天守閣は歴史資料館になっていて9時から入館可能。残念ながら今日も天守閣の中に入る事はできません。

小牧山城は住宅街の中に突然現れる平城の清洲城よりも、「お城」という雰囲気が濃厚でした。小牧山は標高は僅かの低い山なのですが、周囲が広範囲で平野部であり、かつ高い建物もあまりないので、遠くからもよく目立ちます。逆に周辺の平地にいる限り、お城から見られているという感じもあって良い感じはしませんが、支配者のお城というのはそういう威圧感も必要という事だったのでしょう。




時間も押し迫ってきたので、宿へ戻って仕事先へ出掛けなければいけません。帰りのコースも矢田川経由で。空は快晴ですが、夕方から荒れ模様の天気になるとか。今日の午後から仕事も終わって、宿を引き払い岐阜県大垣市に向かう予定です。悪天候になるまでに宿に入れるかどうか、時間との争いという感じになりそうです。


今回の走行記録


走行距離 : 54.06㎞
走行時間 : 1時間58分
平均時速 : 18.1㎞/h
最高時速 : 42.4㎞/h


ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村



尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング2日目

2012-09-18 21:43:30 | ツーリング
尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング2日目



やはり名古屋に来たからには、「名古屋城」を見ずには帰れまいという事で、早朝5時に宿を出発して名古屋市中心部に出掛けてきました。

名古屋城は、織田信長が若かりし頃(父親信秀が存命中)の居城でした。その頃は「那古屋城」と呼ばれていました。信長が尾張国を統一して居城を清州城に移したので那古屋城は廃城となってしまいました。その後、徳川江戸時代に入り、御三家の一つ尾張徳川家の居城として那古屋城が改築され、名古屋と名を変え城下町の整備が行われました。それが今日の名古屋の起源です。




名古屋城天守閣を間近で見るために、お城の周りをぐるぐる回って確かめて見たところ、入場料を払って二の丸へ入らないといけない事が分かりました。え~~~天守閣や本丸に入るのに入場料を取るのは分かりますが、二の丸や西の丸に入るのも有料なんですか!?((+_+)) 

お金はともかく、朝の6時前なのでゲートが閉まっていて入場したくても出来ないよ~~(>_

止む無しという事で、二の丸入場ゲートにある格子門の隙間から隠し撮りをするかのように名古屋城天守閣の写真を撮りました。名古屋名物の金の鯱が朝日に照らされて輝いております。




名古屋城を離れ、名古屋都心部を散策しました。どこでもそうですが、都心部散策には早朝に限りますね。それにしても道幅が広い。まさか、広い道なので「広小路通り」??そんな単純なことはないでしょうが、ここが名古屋の目抜き通りなのかなぁ。




名古屋都心部から北へ進むこと40分あまり。清洲市にやって来ました。清洲と言えば、信長が尾張国を統一して首府と定めた清洲城が有名ですよね。




大手門越しに見える清州城天守閣。信長の居城として有名ですが、羽柴秀吉が信長を倒した明智光秀を討った後、織田家の跡目を決めるために織田家一族や信長を支えた重臣たちが織田家隆盛の原点とも言える清洲城に集まって話し合いをした、いわゆる「清洲会議」の舞台としても有名です。




天守閣のふもとにて。清洲城天守閣は徳川時代に名古屋城建設にあたって解体され、名古屋城の用材として使用されてしまいました。現在の清洲城は平成元年に往時の天守閣の姿を再現して建てられたものだそうです。

本丸や天守閣に入れるのは9時からという事で、今回も城の外側から眺めるだけで終了ということになりました。ま。仕方ないか。今日は仕事が遅くまであるので、自転車散策はこれで終了です。朝ごはんを食べるために宿へと戻りました。

→3日目へと続きます。


2日目の走行記録


走行距離 : 66.99㎞
走行時間 : 3時間55分
平均時速 : 17㎞/h
最高時速 : 43.3㎞/h


ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村

尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング1日目

2012-09-17 15:00:38 | ツーリング
尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング1日目

2012年9月の3連休は、仕事の都合で愛知県に行くことになりました。

ならば!とこの機会を利用して、名古屋周辺をツーリングすることにしました。そして名古屋での仕事が終われば、そのまま自転車を走らせて岐阜県を横切り、天下分け目の決戦の地、関ヶ原まで行ってみようと思い立しました。関ヶ原はこれまで車や電車で通過する事はあっても、現地に降り立ったことはこれまで1回もないので、どんな場所なのかとても楽しみです。

今回のツーリングのテーマは、「歴史遺産巡り」です。愛知県・岐阜県といえば、尾張、美濃ということで戦国時代から織豊時代にかけて歴史の表舞台となった地域です。信長や秀吉ゆかりの名所旧跡がいたる所にあります。それを自転車で時間の許す限り訪ねていこうというのが今回のツーリングの趣旨です。

ということで、大河ドラマや歴史小説で頻繁に登場する古戦場やお城を次々と巡ってきました! 


1日目



まずは輪行で名古屋まで向かう事になったので、三田市から国道176号線を南下し大阪難波まで向かいます。自宅の最寄駅からすぐに輪行してしまうのは味気ないので、朝早く出発して自転車でひとっ走りして来ました。


       

武庫川サイクリングロードから国道2号線に入って大阪に向かおうと思っていたのですが、走る事に夢中になっていて2号線をオーバー、気付けば阪神武庫川駅まで来てしまいました。時間も押し気味になっていたので、43号線を走ろうか、2号線まで戻るべきかと迷っていました。

すると、そういえば、阪神電車で大阪難波まで行けたよな!?そんな新線が最近、開通してたよな?という事をハッと思い出しました。阪神電車に普段乗る事がないので、その行き方は全くのノーマークでした。武庫川駅の路線図を確認した所、近鉄難波駅と繋がっているという事が分かったのでここから輪行開始です。ひさしぶりの袋詰め作業もスムーズに出来ました(*^_^*)


       

近鉄のアーバンライナーで輪行です。名古屋までちょうど2時間の電車旅。新幹線や特急列車の車両最後尾の座席後ろには輪行の自転車を置いておくのにぴったしなスペースがあるので気兼ねなく電車に乗り込めます。

撮影した日にちは違うのですが、名古屋郊外にある今回の出張先の大学です。名古屋駅から自転車で1時間の距離です。名古屋市の北東方面の郊外は丘陵地なので軽く登ったり下ったり、しかも交通量が多く信号機もたくさんあるので走る場所としては良い感じはしませんね~。

この大学から自転車で30分程の距離に今回の出張の宿を取りました。仕事は金曜日から日曜日にかけてあるので、早朝の時間帯や仕事終わりの時間に自転車でぶらぶらと巡ることができます。




早速、初日の仕事終わりに立ち寄ったのは「小牧・長久手の戦い」のうち、主戦場となった「長久手古戦場」です。

小牧・長久手の戦いと言えば、明智光秀を山崎の戦いで破った秀吉が、織田家家中のライバルであった柴田勝家をも破り天下制覇に向けて突き進んでいた時代、信長の三男信雄と手を結んだ徳川家康との連合軍を相手に尾張美濃国境付近で対峙した戦いです。

秀吉軍、家康軍ともに互いに堅固な陣を構築し長期戦の模様になっていましたが、長期戦に焦れた秀吉軍が家康の本拠地である三河岡崎を奇襲しようと別働隊を向かわせたところ、家康軍にその動きを察知され別動隊は撃破されたあげくに有力武将を何人も戦死させられた、そんな戦いの舞台です。


       

こういう歴史舞台には「歴史資料館」なるものが併設されています。規模も小さく展示物も少ないですが無料なので肩肘を張らずに気安く入れるのがいいですね。


       

長久手の戦いの絵巻や、戦いに参加した部将の具足などが展示されていました。華美な装飾はなく実用的で無骨な感じが職業軍人用っぽいですね。


       

今回お世話になる民宿「松泉郷」さんです。料理旅館というだけあって、新鮮な魚料理が美味しかったです。美味しいおかずが何品も出てくるのでご飯を3杯もおかわりをしてしまいました。これでヒルクライマーへの道がまた遠のいてしまいました(・_・;)

→尾張・美濃 歴史遺産巡りツーリング2日目へと続きます。

1日目の走行データ

走行距離 :  66.19㎞
走行時間 : 3時間22分
平均時速 : 15.1㎞/h
最高時速 : 47.6㎞/h



ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村






通勤時の風景その2 ~三田市高平の里から~

2012-09-13 06:51:35 | 雑記
通勤時の風景その2 ~三田市高平の里から~



通勤路とは大きく外れる高平地区ですが、ちょっと立ち寄ってみました。

秋の初め、高平の里は黄金色の田園風景に染まっていました。大船山(左手前)と羽束山(右奥)を背景に、野を埋め尽くすような金色の稲穂たち。農家から立ち昇る煙とともに、我が国のお馴染みの風景ですね。

通勤前にちょっことリフレッシュ♪ 自転車はふらりとこんな所に立ち寄ったりできるので素敵です。車で通勤していたら、わざわざ立ち寄ったりしないでしょうね。

ブログランキングに参加しています。

こちらもポチリとクリックよろしくお願いします。m(_ _)m


にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村