『私は晴れ女』だと言う女性。
そんなの私は本気にしませんから。
「雨が降っていても私がいれば晴れる」
ハイハイ・・・。
じゃあそれを商売にすればいいわ。
需要はあると思うよ。
本当に晴天にする能力があればね。
日本ってさ、雨の日の方が少ないじゃん?
だから出かけるときも晴れの確率が高いっての!
梅雨に入ってからずっと梅雨だけど、
自称「晴れ女」の方、なんとかしてね。
そして「私は雨女だから・・・」もね、思い込みだから!
さて話は変わって。
先日、私とカッパさんは恐怖体験をする。
仕事が終わって夕飯も食べ終わったころだ。
コロナと梅雨のせいで商売あがったり。なので仕事も早く終わる。
突然、固定電話が鳴る。
車検が近いので車屋さんだろうと思った。
近くにいたカッパさんが電話を取る。
無言。
カッパさん受話器置く。
また鳴る。
カッパさんが取る。
ずっと受話器に聞き入っている。
・・・。
カッパさんの顔が引きつった。
どしたん?って私が聞くと
「『カッパさん、大好き』って言って切った・・・」と泣きそうな顔をしている。
その後も無言電話が鳴り続ける。
「Tさんと違うかな、声が似ていた」
Tさんは最近ご主人を亡くして寂しそうにしている老婦人だ。
「え?もしかして辞世のあいさつ・・・?」
「・・・・」
心配になって、かかってきた電話番号の履歴を確認した。
(うちは発信者番号通知でないと拒否するからね)
調べたところTさんではなかった。
誰やーーー!!とお客さんの名簿を調べてようやく判明した。
Eさん!
あの明るいEさん!
そう言えば検診の結果が良くなかったようで元気なかったな。
私は心配になってEさんに電話をかけた。
すると知らない人が出た。
話をしてみると知らない人ではなくて、
酔っぱらって呂律が回らないEさんだった。
まるで別人。
「大丈夫ですか?」
「なんやーーだいりょうう・・?」
「Eさんですよね?フクです」
「わりゃぁ・・※*#$%&@?・・・」
「お酒飲んでいるんですよね?もう飲まない方がいいですよ」
「なんで私ってわかるん?なんでお酒飲んでるってわかるん?」
「あの、それはわかります」
「何――全部筒抜けかぁーーー?○◆*@※△×◎※*#$%&■???・・・」
「じゃあお酒ほどほどでねーー」と切った。
その後は留守電に切り替えたが、留守電に何度も暴言を残しているので、
怖くなって電話線を抜いた。
どうせ固定電話に緊急の用件などかかってこない。
私とカッパさんは複雑な思いだった。
あの明るく良識のあるEさんが、酔って不満をさらけ出すなんて・・・。
よっぽどストレスが溜まってたんだなぁ。
一人暮らしの老人って、やっぱ寂しい。
私の対応が間違っていたのは否めない。電話をかけ直したのがいけなかった。
何度目かの電話でさっさと電話線を引っこ抜いておけばよかった。
そうすればEさんも暴言を残さなかったし、
私たちに身元がバレていることを知らずにすんだ。
恥をかかさずにすんだ。
でもねぇ~心配だったんだよね~。
変な気を起してないかとかね。
翌日に事件を風の噂とかで知ったりしたら、
めっちゃ私ら責任感じるしね・・・。
コロナ禍で孤立したさみしい老人が増えているんだろうな。
そんなこんなで切なくもやるせない気持ちになった1日である。
そんなの私は本気にしませんから。
「雨が降っていても私がいれば晴れる」
ハイハイ・・・。
じゃあそれを商売にすればいいわ。
需要はあると思うよ。
本当に晴天にする能力があればね。
日本ってさ、雨の日の方が少ないじゃん?
だから出かけるときも晴れの確率が高いっての!
梅雨に入ってからずっと梅雨だけど、
自称「晴れ女」の方、なんとかしてね。
そして「私は雨女だから・・・」もね、思い込みだから!
さて話は変わって。
先日、私とカッパさんは恐怖体験をする。
仕事が終わって夕飯も食べ終わったころだ。
コロナと梅雨のせいで商売あがったり。なので仕事も早く終わる。
突然、固定電話が鳴る。
車検が近いので車屋さんだろうと思った。
近くにいたカッパさんが電話を取る。
無言。
カッパさん受話器置く。
また鳴る。
カッパさんが取る。
ずっと受話器に聞き入っている。
・・・。
カッパさんの顔が引きつった。
どしたん?って私が聞くと
「『カッパさん、大好き』って言って切った・・・」と泣きそうな顔をしている。
その後も無言電話が鳴り続ける。
「Tさんと違うかな、声が似ていた」
Tさんは最近ご主人を亡くして寂しそうにしている老婦人だ。
「え?もしかして辞世のあいさつ・・・?」
「・・・・」
心配になって、かかってきた電話番号の履歴を確認した。
(うちは発信者番号通知でないと拒否するからね)
調べたところTさんではなかった。
誰やーーー!!とお客さんの名簿を調べてようやく判明した。
Eさん!
あの明るいEさん!
そう言えば検診の結果が良くなかったようで元気なかったな。
私は心配になってEさんに電話をかけた。
すると知らない人が出た。
話をしてみると知らない人ではなくて、
酔っぱらって呂律が回らないEさんだった。
まるで別人。
「大丈夫ですか?」
「なんやーーだいりょうう・・?」
「Eさんですよね?フクです」
「わりゃぁ・・※*#$%&@?・・・」
「お酒飲んでいるんですよね?もう飲まない方がいいですよ」
「なんで私ってわかるん?なんでお酒飲んでるってわかるん?」
「あの、それはわかります」
「何――全部筒抜けかぁーーー?○◆*@※△×◎※*#$%&■???・・・」
「じゃあお酒ほどほどでねーー」と切った。
その後は留守電に切り替えたが、留守電に何度も暴言を残しているので、
怖くなって電話線を抜いた。
どうせ固定電話に緊急の用件などかかってこない。
私とカッパさんは複雑な思いだった。
あの明るく良識のあるEさんが、酔って不満をさらけ出すなんて・・・。
よっぽどストレスが溜まってたんだなぁ。
一人暮らしの老人って、やっぱ寂しい。
私の対応が間違っていたのは否めない。電話をかけ直したのがいけなかった。
何度目かの電話でさっさと電話線を引っこ抜いておけばよかった。
そうすればEさんも暴言を残さなかったし、
私たちに身元がバレていることを知らずにすんだ。
恥をかかさずにすんだ。
でもねぇ~心配だったんだよね~。
変な気を起してないかとかね。
翌日に事件を風の噂とかで知ったりしたら、
めっちゃ私ら責任感じるしね・・・。
コロナ禍で孤立したさみしい老人が増えているんだろうな。
そんなこんなで切なくもやるせない気持ちになった1日である。