新日曜美術館で、「エミリー・ウングワレー」さんを紹介してました。
・・・オーストラリアの中央部に広がる赤い大地で生涯を過ごしたアボリジニの画家(1910頃?-1996没)、
古来から変わらぬ伝統的な暮らしを営んでいましたが、80歳を目前にしてキャンバスに絵を描き始めた・・・。
アトリエは大地の上、ブッシュに画材を広げて描いていたそうです。
アボリジニの人たちは文字を持たなかった代わりに、絵で文化を継承していたそうです。そういう伝統もあったのでしょうが、
大地に根ざした文化というか、絵を描くということは神様と対話をするための方法だったのかも知れません。
「ドリーミング」という言葉を使ってましたが、アボリジニ独自の自然崇拝神話を総称している言葉のようです。
どんなに絵が評価されても、彼女はアボリジニとしての誇りを忘れず、
荒涼とした砂漠の上でアボリジニとして生活していたそうです。
エミリーさんの絵はもちろん素晴らしいのですが、やはり その陰には白人による植民地政策とか先住民同化政策とか、そういった悲しみが裏打ちされていることも決して無視できません。
皮肉にも、文明に溺れ行き詰った人類は、今まで略奪し迫害してきた先住民族の人たちに、今度はすり寄って媚びているという印象です。
でもエミリーさんの絵を見てると、そんな悲しみさえ跳ね返すくらい生命力に溢れています。
エミリーさんの絵はアボリジニの誇りだと思います。
やっぱり表現することは素晴らしいです。
美を追求することに人種はないです。
エミリー・ウングワレー展覧会:国立新美術館
・・・オーストラリアの中央部に広がる赤い大地で生涯を過ごしたアボリジニの画家(1910頃?-1996没)、
古来から変わらぬ伝統的な暮らしを営んでいましたが、80歳を目前にしてキャンバスに絵を描き始めた・・・。
アトリエは大地の上、ブッシュに画材を広げて描いていたそうです。
アボリジニの人たちは文字を持たなかった代わりに、絵で文化を継承していたそうです。そういう伝統もあったのでしょうが、
大地に根ざした文化というか、絵を描くということは神様と対話をするための方法だったのかも知れません。
「ドリーミング」という言葉を使ってましたが、アボリジニ独自の自然崇拝神話を総称している言葉のようです。
どんなに絵が評価されても、彼女はアボリジニとしての誇りを忘れず、
荒涼とした砂漠の上でアボリジニとして生活していたそうです。
エミリーさんの絵はもちろん素晴らしいのですが、やはり その陰には白人による植民地政策とか先住民同化政策とか、そういった悲しみが裏打ちされていることも決して無視できません。
皮肉にも、文明に溺れ行き詰った人類は、今まで略奪し迫害してきた先住民族の人たちに、今度はすり寄って媚びているという印象です。
でもエミリーさんの絵を見てると、そんな悲しみさえ跳ね返すくらい生命力に溢れています。
エミリーさんの絵はアボリジニの誇りだと思います。
やっぱり表現することは素晴らしいです。
美を追求することに人種はないです。
エミリー・ウングワレー展覧会:国立新美術館
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます