「モンタナの風に抱かれて」
ロバート・レッドフォード監督・主演 1998年アメリカ映画
・・・この映画は、
芹沢俊介さんの著書「引きこもるという情熱」という本の中で紹介されていて、興味が湧いたので観てみました。
母親がバリバリのキャリアウーマンで、両親の不仲もあって、
孤独な日々を過ごしていた娘は、乗馬で孤独を癒していました。
そんなある日、友人と乗馬中に瀕死の事故に遭い、友人と片足を失います。
もちろん馬も重傷を負います。
でも、体の怪我よりも心の痛手の方が深刻でした。
馬も死ぬような目にあい人間不信となり、一切人を受け入れられなくなってしまいます。
そういう馬は安楽死させるしかない…というのです。
少女も少女で、愛馬を傷つけてしまった負い目もあり、事故のショックから引きこもりになってしまいます。
そこで困ったっは親は、偶然知った「Horse Whisperer」の元に少女と馬を伴い会いに行くのです。
「Horse Whisperer」ウィスパラーは囁きかけるという意味で、文字通り「馬に囁きかける人」でした。。
ひょっとしてお馬さんともお話が出来るんじゃないの?というくらいの熟練した調教師さん
(それがカッコ良すぎるロバート・レッドフォード!)だったのです。
お馬さんのカウンセラーとでもいうんでしょうか?
人に懐かなくなった愛馬を復活させることで、少女の心も癒されるのではないかという試みがなされます。
その調教師は傷ついた馬の気持ちに寄り添って時間をかけて調教していくのです。
とにかく時間との勝負です。
鳴かぬなら、殺してしまえホトトギス。
鳴かぬなら、鳴かせて見せようホトトギス。
鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス・・・ですね。
ちなみに、織田信長の末裔フィギュアスケートの織田信成は、
「鳴かぬなら、それでいいじゃんホトトギス」と詠んだそうです。