~「…臆病で神経質なくせに、何をやりだすか見当もつかんとこもある。
あれもどっか“かたわ”よ」
そこだけわしに似とるがやと重竜は笑った。~
これは宮本輝の小説「蛍川」の中の、主人公の父親のセリフです。
息子の事を「かたわ」と言い切りますが、また自分と同じだ…とも言うのです。
この場合の「かたわ」とは、精神的な「かたわ」という意味です。
だけど…
自称「かたわ」にとって文学・芸術は、この上なく豊穣なモノです。
…また、宮本輝の原作ですが、映画 「幻の光」 も良かったです。
理由も解らず突然夫が自殺を図り、その後の妻の心模様を描いた作品です。
人の死は、身近な人間を袋小路へと追いやります。
画面も内容も暗い映画でしたが、心に染み入った作品です。
あれもどっか“かたわ”よ」
そこだけわしに似とるがやと重竜は笑った。~
これは宮本輝の小説「蛍川」の中の、主人公の父親のセリフです。
息子の事を「かたわ」と言い切りますが、また自分と同じだ…とも言うのです。
この場合の「かたわ」とは、精神的な「かたわ」という意味です。
だけど…
自称「かたわ」にとって文学・芸術は、この上なく豊穣なモノです。
…また、宮本輝の原作ですが、映画 「幻の光」 も良かったです。
理由も解らず突然夫が自殺を図り、その後の妻の心模様を描いた作品です。
人の死は、身近な人間を袋小路へと追いやります。
画面も内容も暗い映画でしたが、心に染み入った作品です。