スコール前はモノクロ世界

＜gremz　word　京都議定書＞




一瞬　空が掻き曇り　黒い雲におおわれて　光が後光の如く　海を照らす

辺りは　すっかり　色を無くし　墨絵のような世界が広がる。

水蒸気をたっぷり含んだ黒雲　今にも耐えきれなくなって　ぼとっと

大きな水滴の雨粒が　降ってきそうである。



凪いでいた風が　海上をうなるように　吹き始める

むっとした空気が　さわやかな涼風を呼び　それは始まる。

降ればどしゃ降り、内地とは一味違う雨嵐

あわてて開けていた窓を閉める、少しでもすき間があれば　ずぶぬれになるし、

外にいて　雨宿りなんて　とんでもない。



家でじっとしてる方がいい、が、

あっという間に　止む。　長々、待たされることはない。

しかも　止んだと思ったら　降る、その繰り返し。

うまく付き合えば、過ごしやすいし、雨だからと　一日中、外出をあきらめることはない。

それが、今までの感覚と違うなぁと実感するところ・・・



お魚は　釣れそうだよ






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