フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

ファルキート公演、涙涙の遅刻の巻

2016-09-25 | スペイン2016
滞在先から、公演のあるマエストランサ劇場は遠かった。そこでバスで向かう事にしたのだが、いま思えばもう少し下調べして早くに出れば良かったのだ。
夕方、セニョーラがカルメン・アマジャの映画を観ていたのに興味が湧き、少しご一緒して まったり過ごした。開演1時間前にピソを出て、バス停がある大通りを目指し、劇場まで行くであろうバスを待つこと、まさかの30分経過 どれだけ歩いて会場に向かおうかと迷ったことかっ!でも私より早く待っている人もいて、だんだん人数が膨らんできて、いま歩いて行ったら入れ違いでバスが来ちゃうんじゃないかと思って、辛抱強く待った。それなのに、ようやく来たバスは、まさかの超満員で誰一人乗れなかった。(みんなファルキートに行くのか?!)この時点で既に20時を過ぎていた。タクシーを呼び留める人もいたけど、殆どの人が溜息と共に辛抱強く待ち続けた。判断に迷ったが、バスカードがあるし、きっとすぐに来る!と信じて運に任せた。
公演開始時間の20:30が過ぎ、絶望的な気分になった。20:40頃、2台続けてきたバス(!)にようやく乗り込んだ。この時点でマエストランサ劇場に一番近いバス停がわからなくて、乗り合わせた人に聞くと、バス停名はわからないけど近くに来たら教えるわ!と親切。良かったぁ・・・そして、とても歩いて行ける距離ではなかったと気付き、ホッとしたような微妙な気持ち。
その人が降りる直前に、もうじきマエストランサ闘牛場が見えるから、そこで降りて道なりに歩いて行くのよ!と教えてくれた。でも、私の頭の中の位置関係では、闘牛場と劇場は少し離れていて、バス停はもう一つ先かもしれない気がしたので、こりゃもう運転手さんの横に張り付いて確認するしかない!と、ゴソゴソ移動。すると、チケット用紙を握りしめた女の子が先に、運転手さんに質問していた。良かったー、ついていこう闘牛場前に来たところで女の子が降りるのか?と聞いたら、次だよ、って。
劇場に駆け込んだのは、涙涙の21時過ぎ。
ショックで気持ちが騒ついたままで、楽しみにしていた舞台に集中できるまで少し時間を要した。
公演は、期待を遥かに超えた、夢のような時間を与えてくれた。本当に夢のような、めくるめく展開。彼らのフラメンコが、前より好きになった。(失敗話が長く、公演の感想が短くてすみません。なんと言葉にしてよいものか、書き出すと長くなりそうで)
帰りはあっさりバスに乗れ、iphoneの地図のGPS機能が恐ろしく役に立つ事に気付き(←Wi-Fi繋がってなくても見れるんやぁ 知るの遅い?)ピソの近くまで来たところで降りた。
セニョーラが「その路線のバスはいつも遅れるのよ」って
土曜夜、日本を出てからようやくゆっくり眠れる時がきた。



バスのカード。カード代が1.5Euroで、7Euroチャージして10Euro分乗れる。
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