フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

いにしえのフラメンコ

2010-05-30 | 日記
図書館でこんな本を見つけた。パラパラめくってみると、思わず釘付けになるような写真や文章が目に飛び込んできて、これは腰をすえて確かめてみなければ!?と思い、借りてきた。1992年発行だから、まだフラメンコを知らなかった頃。釘付けの一部を紹介すると
「後ろのアチチュードは、バレエの感覚からするときわめてあいまいな角度です。フラメンコの場合は後ろと横の間、つまり、犬が電信柱におしっこをひっかけているようなアチチュードでも立派にまかりとおる」・・・犬が?・・・図を想像してみて、やっと腑に落ちた。心強い文章ですなぁ。
手と腕の使い方の解説の後は「以上は、秘めた思いに身を焦がしながら、しかし、あくまでも気高く、あるときは苦悩に満ちて、あるときは恍惚とした表情で行います」と締めくくられていた。わぁーお!
ファルダの使い方の後は「裾をひるがえして孔雀のように後ろを向くと迫力があります。ショート・ヘアは不可です」「あとは、もう貴方の気分次第。美しく狂うこと、それが貴方の美学」・・・違う世界へ連れていかれそうだな、こりゃ。
ほかにも、ハイレグ・レオタード姿のストレッチ写真などツッコミ所満載。
でも、フラメンコのバックグラウンドについても解説されているので、この本だったら読みやすいから読んでみよう!という気になった。スペイン史とか、今まで敬遠してたし、この機会にね。
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