
少し前に音が出なくなったJBL4312。
あてにしてた、地元のシャッター商店街にある老舗っぽいオーディオ屋さんに連絡とってみると
「色々やってるけど、スピーカーの修理だけはやってない!」とまさかの拒否。
単純に接触不良かも、とターミナル部分に接点復活剤を吹いてみると何とか復活。でも暫く様子を見てみるとまた不安定な感じに。
それでも何となく原因はターミナルの腐食かなと思えてきたので(何せ30年もののビンテージ(笑)だし)、思い切って交換してみることに。

オクでお安く新しいターミナルを入手して、早速ウーファー部分をパックりと外してみるとものすごくシンプルな箱の中身が…。

肝心の接触部分をドライバーで外してみると、案の定真っ黒に腐食してた。
こりゃ綺麗に磨けば音出るようになるんじゃないかな、と思い研磨剤でピカピカにネジまで念入りに磨きあげ、組み直してケーブルを繋いでみるとバッチリ音が出た!(新しいターミナルを付けるには少し加工が必要だから助かった)

さらに音質も改善!。
明らかに音圧が高くなって、音のエッジがシャキッとして、かと言って耳が疲れる様な感じでもなく低音もふくよかに鳴ってくれる様に!。
こんな事でここまで劇的に変わるか、とちょっと感動するほど。
これこそプア・オーディオの醍醐味。

泣き別れミックスのステレオ・リマスターで聴くジョンの声がめちゃくちゃ艶めかしくてたまらない。
雨の休日の午後はひきこもって、色んなディスクを取っ替え引っ替え楽しみましたとさ…。
つまり、「修理しても営利がない」ものは受け付けないと…。
小生も先日、16年物のCDプレーヤーが故障したのでサービス・センターに修理の問い合わせをしたところ、「年代が古いので受付不可」ですって!
酷いですよね、「修理不可」じゃなく「受付」すらしてくれないという有り様。
現状では、新しい製品ばかり宣伝し売りつけるだけ売りつけて、アフター・サービスは「無視」とばかりのメーカーの態度である。
こんな、オーディオ(家電)業界には未来はない。
グチばっかりで、すみませんm(_ _)m
そりゃまた世知辛い…。
パーツがないにしろ、代替パーツ使用でよければ、初期性能は保証できませんが受付けますよ、ぐらいの体制は欲しいもんですよね。
長い目で見ればユーザー離れに繋がっちゃいますよね。