With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

George Harrison / ONCE IN A LIFETIME 1991

2018年12月22日 | 西新宿系


丁度ポールが来日したころにリリースされ、その後の日本公演Bootlegリリースラッシュにやや隠れてしまった印象があるものの、久しぶりにジョージの素晴らしいライブ・アルバムが登場。

「George Harrison / ONCE IN A LIFETIME 1991 by Valkyrie Records」
1991年12月12日、計5回行われた大阪城ホールでの公演、最終日を完全収録したタイトル。



自分は何とか世代的に間に合って、当時は東京ドーム最終日12月17日だけを見る事ができた。
そう、日本だけで実現したジョージとクラプトンの「ROCK LEGENDS JAPAN TOUR」。
同じアーティストの公演を複数回観るという考えが当時の自分にはなくて、1回しか足を運ばなかったのが今となっては悔やまれるところ。
少しでも追体験しようとこの20数年(笑)、新しいタイトルが出る度に購入。もちろん全部じゃないけど。

もう出尽くした感がある中でのリリース、どれほどの音源が今回発掘されたのだろうかと期待を持って盤をプレイヤーに載せたところ・・・
結論はレーベルのインフォに偽りない、おすすめの一枚。

カセットではなくDATにて録音された音質は、最近の綺麗なオーディエンス録音にまったくひけをとらないクリアさ。
それでいて中~低域もしっかり収録されていて、91年のデジタル録音とは思えないほどアナログライクな質感。

録音ポジションについての情報がないのでわからないけれど、これはかなりステージに近い位置から録音されたものじゃないだろうか。
ジョージ含めたバンドの音がとても近い。


残響が少ない大阪城ホール(ウィキ調べ(笑))だからこそ、とかいうレベルではなく、単純にステージに近いから残響がない、という・・・。
1万人規模の会場とは思えないライブハウス感覚で全編を愉しめる。
たまに前の人?に遮られるのか音質の変化を感じられる箇所はあるも、なんのなんのそれも臨場感。自分はまったく気にならない。
当時、東京ドームのアリーナFブロックというステージから遥か後方で見てた身としては信じられない様な迫力のある音。

他のタイトルからも感じられたリラックスしたジョージの溌剌とした演奏が超高音質で楽しめます。

もしかしたらまだまだ国内にはこんな優良音源が眠っているのかも知れない。
どういう経緯でこういう音源が陽の目を見ることになったのかは知る由もないけれど
録音者から持ち込まれた音源だとすれば、長く続くレーベル、店舗なりの信頼性に拠るところが大きいんだろう。「ここに託しておけば安心」というような(笑)

‪Paul McCartney RYOGOKU KOKUGIKAN 2018 ORIGINAL IN-EAR MONITOR RECORDING‬

2018年12月22日 | 西新宿系


ポール・マッカートニー、今回のジャパン・ツアー各公演を収録したBootlegも‬
‪ほぼほぼ出揃った感のある中、西新宿より驚くべきタイトルがリリース。‬

‪「Paul McCartney RYOGOKU KOKUGIKAN 2018 ORIGINAL IN-EAR MONITOR RECORDING」‬

‪複数のイヤモニ音源で11月5日の両国国技館を完全収録したライブアルバム。‬


‪これがなんとも不思議な音。‬
‪不思議な音という表現もおかしいけれど、イヤモニ音源にありがちな、イヤモニ使用者の音だけが突出して大きいというバランスの悪さがなく、‬
‪オーディエンスの歓声も程よく入っていてオフィシャル盤のような耳触り。‬
‪とにかくポールのボーカルを中心に据えて各パートのバランスがよくて聞きやすい。‬
‪バランスの良さからなのか、イヤモニならではの音の薄っぺらさもほとんど気にならない(イヤモニ音声はそもそも鑑賞用の音声じゃないもんね)。‬

‪オーディエンス録音の音声とのマトリクスでなくイヤモニ音声のみでここまでできるとは・・・、すごいものです。‬


‪個人的には、当日自分の席に届いていた音声をうまくパッケージした、臨場感たっぷりのオーディエンス録音が好きで、それが「こちら側」の音だとすると、このイヤモニ音声のアルバムはオフィシャル側=内側の奮闘を収録して見せた「あちら側」の音とも言えるわけで・・・、‬
‪いやあ、色んな意味でやっぱり不思議な音だ。‬