季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

八ヶ所めぐり~第六番札~

2006-04-13 18:16:54 | Weblog
上野公園の奥の方、そのお寺はあります。

「上野輪王寺 両大師堂」



慈恵大師と慈眼大師をおまつりするので両大師と言われます。慈恵大師は天台宗の座主であった良源大僧正(912~985)勅し号で、
また、慈眼大師は天海僧正(1536~1643)の勅し号です。
天界僧正は、福島は会津高田に生まれ、108歳まで生きました。
寛永寺の開山、上野・日光両山の山主を兼ね、日光・比叡山の再興者でも
あります。勅し号とは、朝廷から送られる送り名のことです。



境内には、花が美しいことで知られる、「御車返しの桜」があります。

御車返しの桜越しに見る境内



「御車返しの桜」

一本の木に一重と八重の両方が咲くように見えます。
御水尾天皇が花見をした後、あまりの綺麗さにもう一度
花を見るために車で戻ってきたことからこの名前が付いたそうです。
今年はもう満開の頃を終え、桜の絨毯が、参拝者の足を返しています。



両大師の隣にある「旧寛永寺 本坊表門」です。


そして、この両大師から次の「清水観音堂」までは、ほぼ一直線の道ですが、
これが結構見所があります。

最初の建物は、国立科学博物館。大規模な新館が完成し、大人から子供まで一日
たっぷり楽しめる博物館に生まれ変わりました。
目印は、ビルの4階建てくらいあるクジラの等身大?模型。

科学博物館の前の林の中には、野口英世博士の銅像があります。

国立西洋博物館、ル・コルビジュ、東京文化会館は前川國男の設計です。
西洋博物館の前は、無料開放しており、ロダンの「考える人」や「地獄門」も
楽しめます。

俳人正岡子規は、野球の普及にも功績がありベースボールを「野球」と訳しました。
東京での住まいは、すぐそばの根岸にあり、上野公園でもよく野球をしたそうです。それにちなんで、今改修中の球場は「正岡子規記念球場」と命名予定です。

ぜひぜひ、一度歩かれるとおもしろい道です。
犬も歩けば芸術にあたる、まさに右脳ストリートです。

球場の先には、すり鉢山古墳という前方後円墳もあり、
たった5分の徒歩で約3000年の歴史を渡り歩けます。

つづく・・・

次は「清水観音堂」です。

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