9月10日(土)、東京都江東区にあります、Hotel East21Tokyoで、
第58回全国茶審査技術競技大会が行われました。
茶審査技術競技大会とは、茶産地・消費地にある各県茶業青年団加盟の団体
12都府県(静岡県・静岡市・福岡・大阪・宮崎・鹿児島・京都・岐阜
三重・滋賀・神奈川・東京)各団からの代表者約130名(各団10名+オブザーバー選手)が
出場する、全国規模の「利き茶」の大会です。
茶坊主の会社も東京都茶業組合に加盟しておりますが、その下部団体である
東京茶業青年団の所属、推薦を受けた人のみが参加できる、まさにプロの大会です
(45歳までの年齢制限あり)
東京都でも、厳しい予選が行われ選手が10名選出されました。
今回は、茶の君野園より2名が代表に選ばれ、いざ決戦の地へ行ってまりました。
競技種目は、
第一審査は「品種の審査」で、7つの茶品種から5つが出題されそれを判別する競技です。
出題品種「やぶきた」「あさのか」「さえみどり」「はるみどり」「おくゆたか」「おくみどり」「りょうふう」
第二審査は「荒茶茶期別判定」で、5種類のお茶を審査し、それがそれぞれいつ生産されたお茶か審査します。
「1番茶(5月頃)」「2番茶(6月頃)」「3番茶(7月頃)」
第三審査は「外観産地別判定」で、12種類の産地より10種が出題され、お茶の葉を審査して、それがどこのお茶か審査します。
「狭山」(埼玉)・「本山」「川根」(静岡)・「土山」(滋賀)・「宇治」(京都)・「大和」(奈良)・「揖斐」(岐阜)・「八女」(福岡)・「南勢」(三重)・「高知」「鹿児島」「宮崎」
第四審査は、「茶歌舞伎」で、お茶を飲んで、どこの産地か判別します。
その判別した結果をもとに同じことを、もうあと3回行います。
そして、上記の審査の総合得点で順位を決めて雌雄を決するのが全国大会です。
当社参加の1名は、まだ茶業2年目の新人でありながら、才能と努力で選手に選ばれ、
今回はなんと獲得点数により『弐段位』を獲得することが出来ました。
もう1名は、お茶を飲まずに涙を飲んで帰ってきました・・・
この茶審査技術を生かし、またお客様においしいお茶をご紹介する
お手伝いが出来ればと思っております。
また今後とも、一歩一歩を頑張りたいと思います。