昨今、『食』に関する関心がとても高くなってきている関係で、
健康茶と呼ばれる様々なお茶をよく見かけ、
「○○茶ありますか~?」と「△△茶ってどんな効能があるんですか?」とよく聞かれます。
植物を乾燥させてお湯で浸出して飲むものを「~茶」と言ったりしますが、
小さな意味?本来の意味?では、紅茶や烏龍茶、そして煎茶のように、
「ツバキ科ツバキ属」のチャノキ(茶の木)から採れる葉を加工したのが茶です。
そんな中に「三年番茶」なる商品名のお茶をよく聞かれます。
これは、マクロビオティックや様々な健康法などでよく飲まれるお茶です。
マクロビオティックやその他の健康法の考え方を見ていると、
「なるほど!」や「そういうことか!」と納得したり、一部自分の生活に取り入れてみよう
と、思ったり、実際に実践したりしますが、この「お茶」のくだりだけがいつも
理解できず、よくわかりません。
「お茶は陰性の飲み物である」・・・なるほど。
「なので体を冷やす」・・・なるほど、確かに飲み過ぎると冷える。
「利尿作用がある」・・・確かに。
だから、玄米菜食を実践してるひとは、
水や三年番茶を飲むといい。三年番茶は「陽」の飲み物なので。
ここです。水が冷える冷えないはおいておいて、三年番茶とはなにか?ということです。
なぜ?ほうじ茶ではいけないのでしょうか?再度火を加えて加工する(陽になる)なら
ほうじ茶も最適では?焙じることにより、胃腸などへの負担も緑茶よりは軽減されます。
また三年番茶の、三年もネット上でも解釈がいろいろあり、
「焙煎後、3年寝かせて熟成させて・・・」とあるものや、
「3年寝かせてから、焙煎して・・・」、
「三年間日光にあてて葉を大きくして・・」など。
そして、三年番茶の茶畑と呼ばれる畑の写真を見ると、茶の木がぼうぼうに生い茂っているかと思えば、
普通の茶畑のようにかまぼこ状になっていて、比較的お茶の芽が揃っていますし。
また、なかには「煎茶はカフェインやタンニンが刺激が強いので、寝かせることによりこれがなくなります。しかも自然な形でビタミンCを取れ、カテキンも豊富。」などとうたわれています。
ほうじ茶は、煎茶に比べるとカフェインやタンニンの量は少ないです。(もともと使用するお茶の葉、(通常ほうじ茶は、番茶を使いますので)も違いますが)
ビタミンCは、ほうじ茶は、煎茶の10分の1もありません。また番茶と比較しても番茶の10%程度しかないので、
なので、ほうじ茶にするとビタミンCの量は減少すると思います。
タンニンがなくなって、カテキンが豊富ということも考えられません。
なぜならタンニンの大部分はカテキンだからです。
人もあげあしを取るつもりはなく、要するにこのお茶が、
どういうものなのか?(ただいま勉強中)、普通のお茶をやめてまで
体に有効なものなか、よくわからないので、もしご存知の方は是非とも教えて下さい。
確かに、煎茶などは体にすごくいい分、空きっ腹に濃いものを飲むと
刺激が強いですし、私も新茶の時期に「荒茶」と呼ばれるものをひたすら
飲んで審査をしたりすると、胃がムカムカしますが、毎年・・・
なにはともあれ、いろいろなお茶を選択肢のひとつとして、
自分がおいしいと思ったお茶をおいしく飲むことが一番いいですね
おっしゃるとおり、ビタミンCが煎茶に比べて豊富ということは考えにくいですね。
タンニンが減ってカテキンが増えるということはありえませんよね。水に比べてカテキンが豊富というなら分かります。
すいません、ご返信が遅くなってしまいましてm--m
利尿作用がある成分は、緑茶の「カフェイン」に由来するものだと思います。カフェインは、茶の芽の若い方(一般的に早い時期に摘まれた高級茶)ほど多い傾向にあり、番茶など葉を成長させてから摘んだお茶は、比較すると少なくなります。ですので、茶はほとんどが水分ということもありますので、まったくないとは言えませんが、気にされるほどの効果はないかと思います。もちろん個人差もあり、数字の上でのことですので、実際にその数字が体内でどう作用するかは、厳密にはわかりませんが。