季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

うえの駅伝。

2007-01-31 17:29:22 | Weblog
うえの de 駅伝??

駅伝と言えば、毎年感動を与えてくれる「箱根駅伝」や、ニューイヤー駅伝、

また各種実業団駅伝などなど、みんなでひとつのたすきを繋いで、

協力して成し遂げていくというところが

日本人の大和魂を熱くするところではないでしょうか?

その今や国民的な人気のスポーツとなった「駅伝」ですが、

この駅伝の歴史に上野がちょっと関係があるんです。


日本で初めて駅伝が行われたのは、大正6年。

4月27日から3日間かけて行われたそうです。

「東海道駅伝徒歩競争」と言われた、日本初の駅伝は

京都・三条大橋をスタートして、約500キロ走りに走って

ゴールが、上野・不忍池でした。

そんな駅伝発祥を記念して、不忍池には記念の碑が建てられています。




そして、先週土曜日には「しのばずの池・子供駅伝」と題して、

不忍池を駅伝で回るというイベントも行われました。

子供達が一生懸命走る姿に声援を送る親たち。

冬らしくない暖かい気候の中でも、白い息が、まるで雲のようにふわふわと

飛んでいました。


一週約800mくらいの短いコースですが、池と池に浮かぶ弁天堂、蓮の葉を

めでながら走るのも一興かと思います。

たまにはランニングウェアーで走りに来ては如何でしょう

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節分は恵方巻き◎

2007-01-29 18:35:01 | Weblog
節分とは、<2月3日>の立春の前日、その名の通り季節を分ける節目の日です。

昔から、この日に豆をまいたり、鰯の頭を差した物で魔よけをするなど、

邪気を払い、無病息災を祈願するそんな日です。

この日になると「鬼は~外、福わ~内」なんて声があちらこちらで聞かれ、

年の数だけ豆を食べたものですね(最近ではあまりしないのかな?)

よく子供の頃は、「おじいさんはいくつ食べるんだろう?」と

じっと見ていたのを思い出しました。

さてさて、この節分の行事に今では恒例となった?恵方巻きがあります。

これは江戸時代から関西の方で行われてきた風習のようで、全国的に広まったのは

やはり、コンビニがイベントとして初めてからではないでしょうか。

では、ここで恵方巻きのやり方をご紹介致します。

重要なのは方角!!!今年の恵方は・・・


「北北西」


「北北西に進路を取れ」という、おじさん達の声が聞こえて来そうですが

夜、この「北北西」に向かって、巻きずし(のり巻き)を無言で

願い事をしながら食べると、

必ずその年に幸運が巡ってくるというロマンチック行事です。

好きな具をのりに巻き、丸かぶりします。ガブッと

最近は「無言で!」が主流ですが、地方によっては「笑って!」というのも

あるそうです。肝心なのは方角です。

上野はご存じのように「乾しのり」がある海苔の商店街でもあります。

スーパーではほとんど焼き海苔ですが、乾し海苔で食べると、実は

格別おいしく食べられます。(焼き海苔でも出来ますが)

是非、今年は乾し海苔で食べてみてください。だまされたと思って!

思わず食べてる最中に「うまい!」と言ってしまうかも知れませんYO
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「あゝ上野駅」

2007-01-20 17:31:38 | Weblog
「集団就職」という言葉は、何か聞き慣れません。

上野に生まれた茶坊主でも、上野が「ああ上野」だった頃はよく知りませんでした。


<今も変わらぬ駅外観>




しかし、大ヒットした映画「always~三丁目の夕日~」を観て、「あゝ上野駅」の

「あゝ」の部分がおぼろげながら理解することが出来ました。

カバン一つで北の玄関口「上野駅」に降り立ち、帰れない気持ちを夢に詰めこんで

一生懸命働いて働いて、働き通した方々。

きっと、辛い時、苦しい時、負けそうな時にこの歌を友にして、がんばって

きたんだろうな~と、感じます。

よく聞く言葉「2007年問題」

集団就職で都会に就職された世代の方々も、もう定年です。

この節目の年に、先日歌手の「井沢八郎」さんがお亡くなりになりました。





4年目に、上野駅中央口前に建てられた「あゝ上野駅」の歌碑には、

今日もたくさんのお花が捧げられていました。

「はっちゃん、ありがとう」というコメントと一緒に・・・

誰が置いたかは分かりませんが、その置いたであろう方を、方々の世代を

総称して歌碑にはこのようにも記されていました。



「戦後、日本経済大繁栄の原動力となったのがこの集団就職者と言っても過言でない」


井沢さんのご冥福をお祈りすると共に、

ひとつの時代の変革にあたって、あらためて頭が下がる思いがします。


<今も賑わう駅舎内>



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「オルセー美術館展」~19世紀の芸術家たち~

2007-01-14 15:00:00 | Weblog
場所:東京都美術館@上野公園

日時:2007/1月27日~4月8日


ついにやってきました!印象派の殿堂、パリ「オルセー美術館」展が

この展覧会にひときわ思いを寄せる、茶坊主の友達「茶短髪」くんに今日はバトンをタッチします。

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皆様はじめまして、僭越ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。

僕が「オルセー美術館」展と出会ったのは、今から11年前に同じく上野の

東京都美術館に来た時でした。

もともと、茶坊主と同じく上野に生まれ育った僕でしたが、芸術には全く

ご縁がなく過ごしていた日のこと・・・

そんな時、たまには地元だし、暇だから芸術に触れてみよう!

よし行ってみるか!と何気なく入ったのがこの展覧会でした。

その頃はまだ学生で、絵の意味も分からずに裸婦の絵に赤面するくらいでした。

しかし、そこに飾られていた「印象派」の作品に文字通り強い印象を受けました。

モネやミレー、ルノワールなど柔らかい色合いに、何とも言えないあたたかさを

感じました。

キャンパスに描かれたどこまでも吸い込まれそうな「あお」色、

新緑の匂いがする「みどり」色、女性をより女性らしく感じさせる肌色・・・

僕は、見終わると財布を確認して、小銭を集めてポスターを買えるだけ買いました。

それは、いまだに僕の部屋に飾られています。

結局、今まで「芸術」とは無縁に生きてしまってますが、この出会いが、僕に

絵を見る楽しさを教えてくれたことは間違いのないことです。

同じく上野の「国立西洋美術館」には、印象派の巨匠・クロードモネの

「睡蓮」が常設されています。この絵を見るといつも思います。

いつか、「花の都・パリ」で見てみたい!

そんなちょっとした夢の始まりが、この「オルセー」でした。

*************************************

茶短髪くんありがとう。

というように、非常に素敵な展示であることは確かであります。

また、他の絵画や芸術に比べて、印象派は比較的、茶短髪くんのような

素人が見ても楽しんで頂けると思います。

始まる前から人気なだけに、会期中はたぶん混雑することが予想されます。

そして会期終盤は「お花見」桜のシーズンとも重なりますので、館内も

「アメ横状態」になること必至!?です。

是非、早い時期にご覧になることをおすすめします。

きっと絵と皆さんとの素敵な出会いがあると確信しております。
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閑散とする時期

2007-01-12 17:53:18 | Weblog
新年が本格的にスタートした今週は、上野の山も街も、閑散としております。

とはいうもののアジアからの外国人旅行者が多くなるこの時期は、ある意味

「アジア」な賑わいも見せております。

上野の山のイベントや展覧会も今月の後半より本格スタート。

今のおすすめは「不忍池」です。あまりヒトケのない池畔を散歩すると

非常に気持ちがいいです。空も広く感じ、都会にいながら、山の中に来たような

あの何とも言えない、癒される「さみしさ」を感じることが出来ます。

心が、す~~とするようです。

そして、この時期は、むしろショッピングするには意外といい頃かも知れません。

まだまだ下町人情が残るこの場所では、こんな時期だからこそ、

お店の人とちょっと顔見知りになって、この町の素顔を知るのも

上野を楽しむ一つの秘訣かも知れませんね☆


混んでる時は混んでる時の、空いてる時は空いてる時の、それぞれの

楽しさ、心地よさがあるのが上野の魅力の一つではないでしょうか☆
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季節の催し【初釜】

2007-01-06 17:17:04 | Weblog


初詣、初顔合わせや初仕事など、この時期にはやはり「初」という言葉が冠に付き、

なにか心新たな感じを受けます。

季節感を大切にする「茶の湯」の世界においても、この1月中旬頃に

「初釜~はつがま~」というイベントがあるそうです。

普段時間が違うなどで会うことがないお稽古仲間が一同に会し、お互いご挨拶をする行事です。

この席で、主役になる和菓子がこの時期よく見かける「花びら餅」です。

はなびら餅とは、京都の方でお正月にだけ食べる伝統の御菓子で、
柔らかいお餅に京都のお雑煮に見立てた白味噌のあんこにゴボウを包んであるのが特徴のお菓子です。


毎年花びら餅を見かけると、なにか新年をあらためて感じます。

何気ないお菓子でも、季節を感じらるこのような伝統って、本当に素敵ですね☆

皆さんも、普段なかなか会えないお友達を誘って「初釜」なんかは如何がでしょうか?

簡単に抹茶を点てたり、お煎茶でもいいかも知れません。


上野公園は桜の酒席で有名ですが、ちょっとゴザを引いて、国立博物館を見ながらの

野点(のだて)もおすすめですよ。

是非上野で季節の寒さを感じるのもたまにはいいかも知れませんね。
(くれぐれも風邪にはお気をつけて)


また今年の「猪突猛進」をいいスタートを!!

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亥年◎ちょとづつ、猛進。【季節のうえの】

2007-01-04 18:29:04 | Weblog
新年、明けましておめでとうございます。
今年も一年、「季節のうえの」をよろしくお願い致します。

さてさて、明けるとすぐあるイベントが、毎年恒例「ぼたん園」です。

雪の降った次の日は、行列ができるほど、美しいぼたんが見れる名所です。

「立てば芍薬 座れば牡丹」

などと昔から言われるほど、身近な存在の美しい花。

仕事が始まりまた忙しくなりますが、ちょっとのぞいてみては如何でしょうか?




また、今年は「ぼたん園」のポスターが変わりました。

ぼたんをモチーフにデザインされた洗練されたデザインも是非お楽しみください。


そして、イノシシと言えば「上野動物園」

動物園は2日から開園しており、今年はイノシシグッズが先着でもらえると

あって、たくさんの人で賑わっていました。

イノシシの仲間、<クビワペッカリー>の3姉妹のアイ・マイ・ミイも

お出迎えしてくれます。

こちらもこの時期オススメの一つです。


今年も新年早々、上野は皆様のお越しをお待ちしております
また、今年もよろしくお願いします。
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