季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

五條天神社 大祭 2017 @上野

2017-05-31 17:20:16 | Weblog

上野公園の中に、知る人ぞ知るパワースポットと呼ばれるところがあります。

 

パワースポットとは、何か目に見えない力が出ているというより、大地の流れ、気の流れ、エネルギーが集まるところなのだとか。

 

神様が鎮座する場所は、神様がいるからパワースポットとというより、パワースポットだから神様が鎮座しているのだと思うと同時に、

 

 

境内は何とも清々しい気持ちになる場所です。

 

 

そう、その場所が上野地区の鎮守の神様「五條天神」です。1900年の由緒があり、横にある「花園稲荷神社」は、縁結びの神様として人気があります。

 

 

この「五條天神」で5月27日、28日と、3年に一度「大祭」が行われました。大祭には本社神輿がでます。このお神輿は「千貫神輿」とも言われ、

 

大祭の日の日曜日、一日かけて各町会を回ります。

 

 

我々は「三橋五條町」という町会名で、他に、黒門町、元黒門町や上野町などなどあります。

 

(お神輿の様子は、youtubeにたくさんアップされておりますので、ご興味のある方は検索してみてください。)

 

 

ちなみに、お神輿を担ぐのにはルールがありまして、宮出し(神社から三橋五條町会脇まで)と宮入(三橋五條町から神社まで)は、

 

(鳳輦(ほうれん)の陣立てをしている様子。各担当の名前を読み上げています。

例えば山田太郎さんは・・・「やまだの~たろう~」と呼ばれます。返事は「おお~~」です。

女性も男性も「おお~~」です。

 

白い半纏を着た「氏子(うじこ)」でないと担げません。その他の各町会は、各町会の半纏を着た人が担いでいます。

 

 

気持ちが盛り上がって、飛び込んで担ごうとする見物客の方がいますが、基本それはNGで担げません。

 

 

と、お神輿を町会ごとに渡しますが、町会の駅、詰所が「神酒所(みきしょ)」です。

 

 

鳶の頭などにご協力頂きながら、町会の役員さん達で作っていきます。

 

 

 

出来上がったら、祢宜(ねぎ)さんがいらっしゃり、「みたま入れ」を行い、神酒所に神様に来て頂きます。

 

 

三橋五條町会は、上野公園の入り口・はかま越しに神酒所があります。

 

神酒所前には、休憩スペースが作られ、氏子の方々は「三橋カフェ」と呼び、色々な方が集まってきます。(写真は子供たち)

 

各町会の総代(責任者)や、様々な団体、お店の方々などがお祝いを述べに、またお神酒などを持参され、

 

旧友と語ったり、新しい方とも昵懇の間柄になっていったりされる場所になっています。

 

はたから見ると、「お酒を飲んでる町の人」という風にしか見えませんでしたが、その実、江戸時代から続く、

 

下町のサロンのような役割があるんだなと感じました。仕事や年齢関係なく、お祭りを通して同じ地区の方々と

 

心を通わせていく、そんな文化があるのが「神酒所」だと感じました。

 

 

上野公園で神輿を担ぎながら、木々を眺めて、桜の頃と違う深い緑に、やっぱりこの時期の上野公園は気持ちがいいな~と感じました。

 

是非とも、初夏の上野公園も味わって頂ければ、パワースポットならぬ、大自然のパワーをチャージして頂けると思います!

 

お祭りも終わり神様も元気でしょうから、ご利益もたくさんあると思いますので!

 

是非、お待ちしております

 

 

 

 

 


今日5月2日は『八十八夜』です。

2017-05-02 15:30:49 | Weblog

今日5月2日は立春から数えて八十八夜(立春を1日として)



「茶摘み」の歌のように初夏の陽気になりました。



今年は、気温の立ち上がりが遅かったので、生育は遅れましたが、八十八夜の別れ霜という、急に気温が下がり霜が発生して、



新茶をダメにしてしまうこともなく、静岡県のお茶も概ね良い仕上がりです。



本年も、おいしい新茶で、素敵な季節をお過ごしください。