上野からみる受験事情（それって私の感想です）

 

こんにちは。受験シーズンも中学校・高校はひと段落、大学受験は後期日程直前といったシーズンでしょうか？

 

 

受験は、何よりも体力勝負・体調管理が肝でもありますので、緑茶を飲んで「カテキン。勝て菌！」と乗り切って頂きたいと願います。

 

 

さてさて、先日も商店街で「合格祈願」をさせて頂きましたが、なかなか神頼みだけで届かない部分もあるかと思います。

 

 

子供の受験にチャレンジした方が、摩利支天さま、五条天神さま、湯島天神さま、合格大仏に、幸田露伴のご遺徳、鉄パンダのお力添えで

 

合格までの道を辿ったかの事情をお聞きし興味深かったので、一筆啓上させて頂きます。

 

 

私は上野界隈の小学校に通学していました。当時（３０年以上も前）、クラスの大半は中学受験をしていました。２月になるとクラスはさながら学級閉鎖状態にガラガラ、

 

給食の牛乳飲み放題、余った給食は下級生とシェアして、さながら食べ放題バイキングのような楽しい思い出があります。

 

実は、さらにさかのぼること６０年以上前、当店の社長も上野界隈の小学校に通っておりましたが、当時からいわゆる「教育ママ」が多く、

 

受験する子が多かった申しておりました。つまり、上野界隈の小学校は、戦後から『教育』に力が入っている親御さんが多かったようです。（データがないので感覚値ですが）

 

2月1日の開成中学校（西日暮里）の写真

「何かのお寺ですか？」というくらい、祈っている方も　

 

今の子供たちは、受験する子は、早い子は１年生から、遅くとも４年生からは進学塾に通い、遅くまで勉強しています。（大変頭が下がります）

 

塾では、厳格にクラス分けがあり、様々なテストで頻繁に入れ替わり、きっとストレスもかかることでしょう。

 

そんなハードワークの末、最終的には本番・受験があるわけですが、我々は一口に「偏差値」で学校を評価しがちですが、その実、教育内容は個性的で全然違い、

 

難関大学を目指してバリバリ勉強する学校、英語に力を入れる学校、のびのび面倒見のいい学校など本当に様々です。

 

そして、入学の難易度は低いが、高校時や進学実績が良い学校、海外に拓けている学校もあり、子供にあった学校選びは結構大変だとか。

 

本年度の、受験をして気がついたこととしては、☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

最上位校、例えば偏差値で言うと６５以上などを目指すなら、４教科（算国理社）で頑張るしかありません。

上位校では、英語が科目に入っていたり、一科受験（算数や国語など）なども採用する学校も増えてきたようです。

中堅校では、適性検査型試験を採用する学校も多くなり、受験の形式がかなり幅広くなっています。

（適性検査型試験とは、主に都立中高一貫校の試験形式で、中学受験定番のつるかめ算などの特殊算などを駆使して適切に素早く回答していくことが求められましたが、

「適性」は、一般的に文系理系などに分かれた問題から思考力などを問われ、その解法を説明していく作文力なども試される試験です。今まではほとんど公立校だけでしたが、本年は私立でもこの形式の試験が選択肢として増えた印象です。）

 

中学受験は必須ではない為、母数が高校受験より少ないので、偏差値が低いと言われる学校でも「受験勉強ゼロ」ではなかなか通用はしないかと思います。

 

そして、今年度目立ったのは「英検」です。英検を取得している子は、結構加点が大きかったり、有利な条件の学校が多い気がしたそうです。

 

もし、「受験勉強はさせたくない！役立つ勉強をさせたい」というのであれば、英検取得を目指した勉強を一生懸命しておけば、一気に中堅校以上の私立への門戸が広がるかることもあるようです。

 

 

「中学受験は親の受験」と言われますが、塾に通えば費用も掛かり、遊ぶ時間も減りますし、子供のストレスをケアしてあげること、スケジュール管理、

 

小学生には出来ない部分も多いのが現状です。ご家庭の方針、子供のやる気、やりたいことなどを見ながら、何が子供にとって、ご家庭にとって最善の道なのか、試験科目も含めて、それに合う学校を選んで決めていくことが大切だと思います。

 

どちらにしても、親子でよく話し合うこと、色々と話し合うことが重要です。公立だから関係ないと言っても、小学校卒業後、３年後にはすぐ高校受験と続きます。

 

とあるデータでは、子供といられる時間は、お父さんは３年４か月（29,200時間）で、小学校卒業時点でその大半５５％使ってしまっているそうです。

 

受験するにせよ、しないにせよ、一番大切なのは親子で話す貴重な時間ではないかと思います。

 

是非とも、お茶でも飲みながらゆっくりと子供の将来について、親として経験を話し、導いてあげてはいかがでしょうか。

 

お父さん方、お酒ではなく『お茶』ですよ！

 

 

 

（＊もちろん、すべてが上記に当てはまるわけではなく、色々とお聞きした概要ですので、個別は塾の先生はじめ各学校要項をご覧ください）

 

 

「三橋」遺構完成 令和５年１月＠上野公園 不忍池

去年の３月に当ブログで紹介させて頂きました、「三橋」の遺構が完成しました。

 

こんな写真を貼ってしまっては、お楽しみが減ってしまうかと思いますが、（申し訳ございません）

 

こんな感じです。

 

下町風俗資料館（不忍池）の横です。

 

案内看板も

 

 

 

この中（川が流れていた部分）にも遺構の一部が。そちらは現地でお楽しみください。

 

光の加減あまり良くないですが。。。↓

 

もうすぐ、あたたかくなり桜の時期にもなります。上野にお越しの際は、是非とも

 

往時の上野の街を思い浮かべて、遺構を見に来くのも一興かと思います。

 

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