季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

本日、5月2日は八十八夜

2015-05-02 18:28:16 | Weblog

2月4日、立春から数えて八十八日目、今日5月2日は「八十八夜」です。

 

このブログも前回より八十八夜くらい経ってしまっておりご無礼しております。

 

よろしければ「茶摘み」の歌を下記のサイトよりお聞きいただくと雰囲気が出ます

文部省唱歌「茶摘み」の動画サイト(*歌が聴けます/音が流れます)

 

さて、よく「今日お茶を飲まなくては!」と焦られる方がいらっしゃいますが、

八十八夜は「恵方巻き」や「土用の丑」「クリスマス」など「その日」イベントではありません。

この頃に摘まれたお茶が味も香りもよくおいしいですよ、という目安の日ですので、

まだ新茶をお召し上がりでない方は、まだ間に合いますので、むしろこれから良いお茶が店頭に並び始める時期ですので、是非とも今年の味をご堪能ください。

ここで「君野園流!科学的なおいしい新茶の飲み方」をご紹介いたします。

(先日、「科学的に」料理する番組を観て影響されていますが・・・)

 

まずは、 ①水をよく沸かし、沸騰したら蓋を取って2~3分ほど煮立たせます。

やけどに気を付け、 ②お湯をちょっとさまし(やかんの取っ手が湯気で熱いのでさめるくらい)湯呑みに入れます。

③新茶を急須にいつもより多め(カレースプーン一杯半くらい)入れ、②のお湯を急須に入れます。

(熱いのでくれぐれもご注意ください。取っ手付きの湯冷ましがあれば便利)

④お湯を急須に入れたら「茶摘み」歌を2番まで歌いましょう! (2番まで歌うと約1分弱です)

⑤ゆっくり湯呑みにお茶を注ぎます。この時「ししおどし」のように、注いで戻し、注いでも戻しを何度かするとおいしくなります。

⑥香りを楽しみ、そして味わってください。

 

『ここが科学的!(自称)』

①で沸騰させるのは、沸騰させることにより、水の分子が細かくなり、お茶の葉に浸透しやすくなります。

②渋み・苦み成分「カテキン・カフェイン」は、80度以上の温度で一気に浸出しますが、
  うま味成分「テアニン」は温度に関係なく、浸出時間の長さによって味がよく出ます。

③うま味成分は味が弱いため、お茶の葉の量を多めにして、うま味を多く浸出させます。

通常の高級煎茶の淹れ方でしたら、もっとお湯の温度を低くして淹れるのが、

日本茶インストラクター的ですが、新茶は旬の香りが何ともいえず清々しく心地良いので、

お湯の温度を高くして、香りを立たせます。

 

2015年春、大地の恵み、エネルギーをたくさん吸収した「新茶」お飲みいただき、

是非、皆様もみなぎる大自然のエネルギーをチャージして頂き、健康で無病息災な一年に

なりますことをご祈念しております。

 

今年の新茶が、皆様の幸せにつながりますように・・・

 

 

 

 

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