季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

マルコメ味噌の坊やと当店の茶坊主は別人です^-^

2015-06-08 11:51:09 | Weblog

お茶と禅はとても深い繋がりがあります。

 

 

本日は禅語をおひとつ

 

「味噌の 味噌臭きは 上味噌に非ず」

 

不肖茶坊主が解説するほどの境地に至っておりませんので、見識あるご覧になられた方が味わって頂ければと思いますが、

 

私たちが仕事をさせて頂く上でもやはり言い換えることが出来ます。

 

「おもてなしの おもてなし臭さは 上おもてなしに非ず」

 

 

「お・も・て・な・し」は、どちらというと、された側、受け手が「いや~いいおもてなしだったね♪」と思うもので、

 

もてなす側が「最上のおもてなしを致します」というキャッチコピーは、

 

「それを言っちゃおしめ~だよ」という世界ではないかと思います。

 

 

秀吉と三成の出会い「三献茶」のような心遣いが出来た時、

 

後の人や周囲の人が「これぞおもてなし!」というのでしょうが、

 

当の秀吉は「(温度や湯量など全部含めて)うまいな~」と思ったでしょうし、

 

三成も「おいしく飲んで頂こう」という一心だったのではないかと思います。

 

当店の社長の座右の銘「茶心不二」もこんなところを目指しているのではないかと思いますが、

 

我々お客様に接客させて頂く者が「イマヒトツ」なため、お客様にはご迷惑をお掛けしております。

 

まだまだ「おもてなし臭い」むしろその域にも達していないかも知れませんが、

 

東京砂漠の暑い日ざしに天日干しされ、臭さが抜けて、お茶の楽しみを味わって頂けるように精進致します。

 

いやしかし、上味噌の味噌汁、おいしんでしょうね~

 

 

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