OM既存研究会と住宅医スクールの講義を受けました。
その中で
京都大学 生存菌研究所 居住圏環境共生分野の吉村剛先生の白アリの関しての
話しは興味深いです。
日本国内での白アリの種類は22種でそのうち害虫の種は4種のみ
世界的では2600種 害虫は100種程度で
96%は森林生態系で重要な役目をしている とのことです。
最近の日本ではアメリカからやって来た(アメリカ軍から)
アメリカカンザイ白アりが猛威をふるってます。
Bがヤマトシロアリ
Cがイエシロアリ
小さくて見にくいですね
教室ではルーペで観察しました。
横浜のある団地一体が最初数件からだんだん
被害が増えて30数軒までになり まだ拡大すらしい
・イエシロアリは巣を作り、そこを拠点に
食べ物の木(家)まで通ってくる
100mぐらいは平気で通う
2階までどんどん行く
乾燥材が好き
・ヤトシロアリは巣を持たず
湿ったところが好きで
住宅の風呂場や台所 トイレなどの被害が見られます
分布は北海道を除いて全国にいる
・アメリカカンザイアリは
材木内部深く入り込み駆除が難しとのこと
(アメリカ本国では建物の54%の被害ある)
短い時間でたくさんのことを聞きましたが
シロアリは一旦発生すると大変ですね。
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先生のご意見として
・・・・・・・・・長期優良住宅で今までの在来木造から
建物本来の強さや温熱などから
長持ちする家だが
冬に本来絶えていた生物がずっと生き残るため
サイクル的にも本来の考えとは変わってきたり
想定外のことも起きている・起こるのでは ・・・・・・
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