話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

研修

2012-06-27 12:44:32 | インポート

OM既存研究会と住宅医スクールの講義を受けました。

 

その中で

京都大学 生存菌研究所 居住圏環境共生分野の吉村剛先生の白アリの関しての

話しは興味深いです。

日本国内での白アリの種類は22種でそのうち害虫の種は4種のみ

世界的では2600種 害虫は100種程度で

96%は森林生態系で重要な役目をしている とのことです。

最近の日本ではアメリカからやって来た(アメリカ軍から)

アメリカカンザイ白アりが猛威をふるってます。

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右上Aがアメリカカンザイアリ

   Bがヤマトシロアリ

   Cがイエシロアリ

小さくて見にくいですね

教室ではルーペで観察しました。

横浜のある団地一体が最初数件からだんだん

被害が増えて30数軒までになり まだ拡大すらしい

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食べつくされた材木辺

・イエシロアリは巣を作り、そこを拠点に

食べ物の木(家)まで通ってくる

100mぐらいは平気で通う

2階までどんどん行く

乾燥材が好き

・ヤトシロアリは巣を持たず

湿ったところが好きで

住宅の風呂場や台所 トイレなどの被害が見られます

分布は北海道を除いて全国にいる

・アメリカカンザイアリは

材木内部深く入り込み駆除が難しとのこと

(アメリカ本国では建物の54%の被害ある)

短い時間でたくさんのことを聞きましたが

シロアリは一旦発生すると大変ですね。

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先生のご意見として

・・・・・・・・・長期優良住宅で今までの在来木造から

建物本来の強さや温熱などから

長持ちする家だが

冬に本来絶えていた生物がずっと生き残るため

サイクル的にも本来の考えとは変わってきたり

想定外のことも起きている・起こるのでは ・・・・・・

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