前から見たかった「館林美術館」へ行ってきました。
何しろデカイです。
敷地面積:7万4918㎡
建築面積:5742㎡( 建ペイ率 7.65%・・・・笑)
延べ面積:6854.47㎡
設計:第一工房 高橋靗一氏
アプローチから堀(池)を渡って見るデザインが
一言 水平にとことん こだわった と感じました。
関東平野に鶴がすーと舞いおりた感じです。
軽く シャープなのに面積が6千㎡のボリュームがすごいです。
なにが すごいかというと外壁が花崗岩とアルミ そしてガラスこの3種の仕上げ
片や重たい代表と軽い素材の組み合わせの納まり(ディテール)が目立たないけど
こだわりの趣旨が強く伝わりました。
本体の長い展示棟はグランドラインをさらに下げて
設定されてます。
基礎や土台の存在を感じさせない(見せない)デザインも新鮮です
また 屋根の雨水処理を一見解らないようになってます。
ヘリコプターから見ると きっと奇麗だろうなと想像しました。
ちなみに設計者の高橋さんは正直 年齢が若い(50代ぐらい)と
おもいきや・・・・80歳を超えるとの記事を読んだ事があります。
おまけに マツダRX-7に乗って夜の六本木にしばしば登場とのこと・・・・
かっこいいナイスガイ建築家ですね!!
高橋さんは日本のモダニズム(鉄 ガラス コンクリート)を徹底しての設計
を一貫されてます。
若いころ 航空関係の設計をされていたと本で読んだことがあります。
戦後建築に転向したとこです。
この美術館もその飛行機の雰囲気がないこともないです。
別館のフランスの彫刻家のアトリエ棟が建っています。
単独で見ると雰囲気がいいのですが
全 体的に見て浮いている感じがしました。(ここに必要なのかな?)
ところで 群馬県の一県民として工事費が気になりました。
どのくらいと想像しますか?
工事費 45億円(建築≒32.8億+≒空調4.4億+衛生≒3億+電気≒3憶)
設計 監理 約2億
算用数字表現だと桁が間違えそうです。