JRAの平地競争の中で2番目に長い距離で行われるダイヤモンドSだが、そのスタミナの要求値は、都合8回コーナーを周るため息の入り易い中山の3600mで行なわれるステイヤーズSの比ではない。長い直線のダラダラ坂を息もつかせず2回も上らなければならない大箱の東京。二度目のホームストレッチは、勾配は中山ほど急ではないが、まさに心臓破りの坂と化す。それをこなすには、スピード不要、ただただ愚直にスタミナだけを追求した血統が求められる。
というわけで、新装・東京となり距離が3400mに延長された04年以降のダイヤモンドSの血統傾向過去6年↓

見事なまでにも、重厚な血統がズラリと顔を揃えているものの、これといった傾向は掴めないが、2勝2着2回のダンスインザダークには注目しておきたい。
☆ エーシンダードマン…ダンスインザダーク×ウッドマン
☆ フォゲッタブル…ダンスインザダーク×トニービン
実績なら断然フォゲッタブルだが、いずれの母父もスタミナ豊富な血統なので、血統構成的には甲乙付けがたい。
ところで、上の表では字面では出てこないが、ある隠れキャラが存在する。
そう、長距離戦ではお馴染みのリボー系である。

昨年こそ1着~3着をリボー系の血が流れていない馬が独占したが、過去6年で3着以内に入った18頭のうち12頭がリボー系を内包しているのである。
もちろん上記2頭も該当する。(ダンスの母母父がリボー系キートゥザミント)
ハンデ戦にもかかわらず、単勝1倍代もありうるフォゲッタブル。血統傾向的にも合致し実績も断然なら、それも頷ける。
ただ、どうもこの馬は昨年1番人気でありながら、まさかまさかの大暴走で波乱を巻き起こした張本人フローテーションのイメージにかぶってしょうがない。菊花賞2着の後のローテが、着順こそ違えど同じなのが気になる。鞍上は父ダンスにも母エアグルーヴにも縁のある武豊。今年はこの馬で期するところがあると聞く。まさか、昨年のルメールのような真似はすまい。まあ、二走前に超スローペースをピタリと折り合っていたので、それも杞憂に終ると思うのだが。
しかし、競馬には絶対はないことを忘れてはいけない―
=つづく=
というわけで、新装・東京となり距離が3400mに延長された04年以降のダイヤモンドSの血統傾向過去6年↓

見事なまでにも、重厚な血統がズラリと顔を揃えているものの、これといった傾向は掴めないが、2勝2着2回のダンスインザダークには注目しておきたい。
☆ エーシンダードマン…ダンスインザダーク×ウッドマン
☆ フォゲッタブル…ダンスインザダーク×トニービン
実績なら断然フォゲッタブルだが、いずれの母父もスタミナ豊富な血統なので、血統構成的には甲乙付けがたい。
ところで、上の表では字面では出てこないが、ある隠れキャラが存在する。
そう、長距離戦ではお馴染みのリボー系である。

昨年こそ1着~3着をリボー系の血が流れていない馬が独占したが、過去6年で3着以内に入った18頭のうち12頭がリボー系を内包しているのである。
もちろん上記2頭も該当する。(ダンスの母母父がリボー系キートゥザミント)
ハンデ戦にもかかわらず、単勝1倍代もありうるフォゲッタブル。血統傾向的にも合致し実績も断然なら、それも頷ける。
ただ、どうもこの馬は昨年1番人気でありながら、まさかまさかの大暴走で波乱を巻き起こした張本人フローテーションのイメージにかぶってしょうがない。菊花賞2着の後のローテが、着順こそ違えど同じなのが気になる。鞍上は父ダンスにも母エアグルーヴにも縁のある武豊。今年はこの馬で期するところがあると聞く。まさか、昨年のルメールのような真似はすまい。まあ、二走前に超スローペースをピタリと折り合っていたので、それも杞憂に終ると思うのだが。
しかし、競馬には絶対はないことを忘れてはいけない―
=つづく=