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ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

イスラエル派遣が近づいて、思い出すこと

2016年10月19日 | 派遣
 イスラエルへの出発日が、もうすぐになって来た。単独でなく、ドルカスと一緒のケースを数えても、ちょうど十回目になる。こんなに毎年のように行けるようになるとは、正直、夢にも思わなかったことだ。何しろ54歳になるまで一度も行ったことがない。その一年前、どうしても行きたくて行きたくて、職場の上司に長期海外旅行の申請を提出。ついで申請の理由を説明している内にどういう訳か不覚にも、大の男が涙ぐんでしまったことを忘れることができない。(中東で咲く花)
「海外でも特に危険な所」、「そんな所に2週間も休暇を取ることなど問題外」と指摘する上司に、「一生に一度でいいから、クリスチャンがどうしても行きたい聖地」であることを、丁寧に説明していた時だった。結局この時はダメで申込金を流したが、「周囲が納得する時期を選べば」と配慮を得て、翌年の夏、現職でありながらイスラエルへ行くことができた。(私たちが行き始めた初期の頃は、カイロからシナイ山を経由してのルートだった。写真はシナイ山)
 初めてのイスラエル。飛行機がベングリオン空港に降り立った時、感動で涙が出た。聖地をツアーで巡ったのだが、日本でなら二千年前の遺跡を巡っても、おそらく何も残ってはいまい。温帯の湿潤な気候で、構造物も木であるからだ。ところがイスラエルには驚いた。聖書から想い描いていた地は、二千年ほぼ変わらずに、眼前に横たわっていたのだ。半乾燥地帯で石の文化だとはいえ、「これは奇蹟だ!」「神が私たちクリスチャンのために、聖書の歴史性を実際に証明する強大な証拠として、保存していてくださったのだ」とそう感じた。訪れた場所場所で聖書を開き、み言葉の風景を眼前に彷彿とさせ、結果、自分の信仰が非常に強まり、揺るぎなくなった。聖書の世界がVision(夢に描いたもの)ではなくRealize(現実)となったのだから。(夕日に沈むガリラヤ湖)
 ドルカスとはイスラエルの二回目に同行したのだが、実姉の陰に隠れて、目立たない人だった。まさか、翌年以降、二人で毎年のように来るようになるとは、またまたさらに思いも及ばないことだった。
ケパ
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