ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

椋鳥(ムクドリ)

2016年09月07日 | 自然
船橋駅の北口にあるこの通り、教会のすぐ近くなのだが、例年時ならぬ大騒音に驚かされる。都会の街路樹に大集団で住むムクドリの、寝ぐら取り騒ぎなのだ。そのうるさいことうるさいこと、何dBかわからないが、下を歩く人間には大迷惑である。
そんなムクドリはもともとは、農作物に害を及ぼす虫を食べる、益鳥とされていた。以下はウィキペディアによる。
平均的なムクドリの家族(親2羽、雛6羽)が1年間に捕食する虫の数は百万匹以上と研究されている。当時害虫を1匹駆除するのに1円かかるといわれていたため、ムクドリ1家族で年間に百万円以上の利益を国家にもたらす「農林鳥」とたたえられたほどである。その後、生息環境の破壊により都市に適応して大量に増殖すると、鳴き声による騒音や糞害などが、しばしば問題になる。日本国内では1994年からは狩猟鳥に指定されている。(下写真は葉っぱの数より多そうなムクドリ)

つまり元々の住まいは里山のような農村であり、ツバメ並の超益鳥たったとは恐れ入る。その上、都会に住むようになった理由が環境破壊のためで、田舎を追われて都市住まいをするようになったとは、まるで貧困者が都会に流れて来て、しかたなくスラム街に住むようになったのと同じである。

船橋のこのムクドリたち、そういうことなら仕方ない、「ムクドリの 群れなす音に 言うことなし」 ケパ



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